7話>>532

Last-modified: 2009-07-11 (土) 15:46:15

532 名前:既にその名前は使われています :2009/06/25(木) 02:49:16 ID:/1scsMW5
俺は時間の無駄、飽きた、大学受験等々の理由で何度かキャラを消してる初期組みで、
今は就活が終わってダラダラとヴァナで遊んでる身だ。
ヴァナに入るたびにいつも思い出すからちょっと吐き出させてくれ。

 

登場人物
Aさん 白 社会人
俺   戦士 当時リアル工房
友人  戦士 同上

 

サービス開始当初はPTが大前提だった。だからレベル上げもPT必須。
そんときはPT組むのに白がいないと普通に狩れなかったから
野良で組むときはとにかく白を探して探して・・・
そのせいで組むのにも1~2時間かかるのは当たり前だった。

 

 

533 名前:既にその名前は使われています :2009/06/25(木) 02:51:47 ID:/1scsMW5
サポジョブを無事ゲットしてジュノを拠点としたときに
友人がこの厳しい状況を打破すべく、固定PTを組もうと提案してきた。
野良PTを組むめんどくささを考えると、そのほうが明らかに効率がいい
だから俺はすぐに「やろうぜ!」と返事をした。

とにかく白が必要だった。
だからまずは「白とフレンドになろう」ってことで
とりあえずPTを組んで、そこで白と仲良くなろうと考えた。

そしてそこで、仲良くなったのがAさんだった。

 

 

534 名前:既にその名前は使われています :2009/06/25(木) 02:54:25 ID:/1scsMW5
そのときのPTは俺と友人が盛り上げて、楽しいPTとなった。
勿論それに乗ってくれたPTメンツもいたからだけども。
だからフレンド登録もAさんだけでなくて全員でできた。

そしてPTが終わった後、俺と友人は
Aさんを固定PTに誘った。
そしたらAさんは快く、快諾してくれた。

だいたい、白が1人いれば後の構成は楽だったから、30分ぐらいで狩場に到着できた。
そんなこんなで、Aさんと俺、友人とほぼ毎日固定PTでじわじわとレベルを上げていった。
レベル24~30ぐらいまで、20時ぐらいから初めて
22時過ぎに解散って感じで毎日遊んでた。
PTは「経験値が絆wwwww」なんて思ったこともなかったぐらい
雑談も楽しくて、固定PTはすごくうまくいっていた。

 

 

535 名前:既にその名前は使われています :2009/06/25(木) 02:55:17 ID:/1scsMW5
でも、PTを組むにつれて、自分の中に何かが新しい感情が生まれていることに気付いた。
当初の俺は「ヴァナ恋愛なんてねーよww」なんて思ってたし
「むしろちょっと引くしなんかキモイ」みたいなことも思ってた
まぁ若かったし、なんかやだったからそれを必死に否定していた。
それに、なんだか胸が重苦しかった。考えると気分もあまりよくなかった。

でも毎日Aさんと会って、楽しく雑談するにつれて
その気持ちがだんだん大きくなってきた。

 

 

536 名前:既にその名前は使われています :2009/06/25(木) 02:56:03 ID:/1scsMW5
気持ちが大きくなってくると同時に、俺はFFにインしなくなった。
理由はそのことに対する否定の意味(気持ちが重くなるし)もあったかもしれないけど
一番大きな要因としてはPTプレイに疲れてきたからだ。
もちろん組めば楽しかったし、20時に入ればAさんと友人がいてすぐ組めた。
でも長い時間を拘束されることになんか嫌気がさしていたんだな。

それもあって、固定PTはほぼなくなり、それぞれやりたいことをやるようになった。
そうこうしているうちに、Aさんとも疎遠になった。

 

 

539 名前:既にその名前は使われています :2009/06/25(木) 02:58:22 ID:/1scsMW5
そんな時、Aさんが月いっぱいで引退することになった。
理由としては、FFのギスギスした雰囲気(当時)とリアルの都合だそうだ。
俺は正直ショックだった。
フレンドがいなくなる、そうじゃなくて、何か別の理由でショックだった。
このとき俺は確信できた。

「ああ、俺はこの人が好きなんだ」

今まで否定した気持ちすべてを肯定して、何か吹っ切れたように
すがすがしいまでに気分もよくなった。
でも、せっかくすべて吹っ切れて確信も出来たのに
そんなときにいなくなってしまうのはすごく切なくてなんだかやるせなかった。
だから最後になにか、せめて思い出でも作れたらなと思い、
一緒にウィンダスで遊ばないかと提案した。

 

 

540 名前:既にその名前は使われています :2009/06/25(木) 02:59:52 ID:/1scsMW5
Aさんはウィンダスが好きで、よく一人でそこにいた。
いや、一人かはわからないけれども、何もないときは
いつもそこにいた気がする。
だから思い切って誘ってみた。返事はOKだった。
二人きりでPTを組むのは初めてだった。
少しだけ緊張したけど、いつもの雰囲気で楽しく雑談した。
ダラダラとウィンダス観光でもないけど、そんなことしながら。
でも雑談内容が「あの時楽しかったね」的な感じの内容で
「ああ、これで本当に会えないんだな」と切なくなった。

ウィンダス観光を一通り終える頃、時刻は夜23時手前とかだったかな
ちょうどヴァナも夜になる時間で、俺はサルタバルタの丘に行こうと提案した。

 

 

541 名前:既にその名前は使われています :2009/06/25(木) 03:00:57 ID:/1scsMW5
正直サルタバルタにあまりいったことが無かった俺は
ちょっと感動してしまった。星がさ。
FFってそういうところがいいっていうか
自然みたいなのが各地域ちがってて
グスタベルグ(当時バス所属だった)とは違った夜の風景がそこにはあった。

多分、丘で俺らは「星がきれいだね」的な話をしていたと思う。
それで12時ぐらいまでダラダラと雑談をしてその日はそれで終わった。
ほんとただダラダラした感じだったけど、Aさんも楽しんでくれたみたいだった。

 

 

542 名前:既にその名前は使われています :2009/06/25(木) 03:01:48 ID:/1scsMW5
引退の日、Aさんはジュノ上層の教会にいた。
何でも思い出深い場所だからここで落ちる、といっていた。

俺はうれしかった。

Aさんと初めて出会ったのはジュノ上層の教会だった。
友人が固定PTをはじめようと俺を誘い、そこで誘った白がAさん。
その後、固定PTで集まるときはいつも教会を待ち合わせ場所にしていた。
何かしようってときは、必ず教会に集まっていたんだ。

勿論、思い出深いっていうのが俺らのとは限らない。
でも、俺はうれしかったんだ。

 

 

544 名前:既にその名前は使われています :2009/06/25(木) 03:03:29 ID:/1scsMW5
教会には俺らとAさんのフレがいて
皆Aさんとの別れを惜しんでいた。

俺はどうしようか迷っていた。
「告白、気持ちを伝えたい」
でも最後の最後でいうのもアレだしなとか悩んでいるうちに
Aさんが落ちる時間になってしまった。

 

 

545 名前:既にその名前は使われています :2009/06/25(木) 03:04:13 ID:/1scsMW5
結局俺は告白できなかった。
なんでかって、勇気が無かったのと今更感があったからだ。

でも、Aさんとのつながりをたちたくなかった俺は
テルで携帯のメールアドレスを教えた。
「もし、よかったら送ってよ」的なこといったのかな

だけども、当時そんなことをする奴はなかなかいなかったし
すんごい付き合いが深いわけでもない。
さらに俺は高校生、相手は社会人。
そんなのでメール続くはずが無い。

だから俺は相手のアドレスは聞けなかった。
拒否されるのが怖かったてのが大きかったけども

 

 

546 名前:既にその名前は使われています :2009/06/25(木) 03:06:18 ID:/1scsMW5
その後、Aさんからのメールは来なかった。
勿論期待してなかったから対してダメージは受けなかった。

むしろ、そのことを友人に話したら
「え!お前もかよ!」
と言っていて、同じことをしてたので
ダメージよりも面白さのほうが大きかった。

でもやっぱせつねぇんだな!!!

 

 

549 名前:既にその名前は使われています :2009/06/25(木) 03:08:34 ID:/1scsMW5
俺はホントに恋をしていたんだよ
ホントにきれいな感じの恋でさ

正直に言うと、今でも好きなのかもしれない。

インしてないときでも、時たま思い出すことがあって
何か胸が苦しくなることがよくあった。

リアルで付き合っても、心のどこかにAさんがいた。
そのことを誰かに理解して欲しくて付き合ってるときの
元カノに話して「キモイ」って言われたこともあった。

かもしれないじゃなくて、そうなんだよね。多分。

 

 

550 名前:既にその名前は使われています :2009/06/25(木) 03:11:59 ID:/1scsMW5
読みづらくて申し訳ない。
まぁもっと書きたいことがあんだけど
こっからは現実の俺になるからキリのいいところで終わりにしておきます。