8話>>489

Last-modified: 2009-07-07 (火) 12:32:58

489 名前:既にその名前は使われています :2009/06/30(火) 15:04:21 ID:0AAsnM+m
笑い話にしたいんだけど笑えない話を投下しようと思う
■登場人物
ピッコロ : 俺
ベジーター: 凝り性
ゴクウ  : 真面目 優秀
先生   : 文字通り先生
*名前は鬱展開を紛らわすために付けてみた。後、数人のLSメン

 

俺ら3人は専門学校に行ってて同じクラスでした。
仲が良くパチンコが趣味のいわゆるDQN、だけどさすがに金が無くなってきた
ため別の趣味を見つけようってことで、クラスの奴から勧められたFFを
始めることにしました。

 

 

491 名前:既にその名前は使われています :2009/06/30(火) 15:11:37 ID:0AAsnM+m
三人でFFのパッケージを買ってきて始めたFFはグラフィックがきれいでこれは
ハマるかもしれんとおもった。ただ、最初のキャラ作成画面とデザインが違い
すぎるのは詐欺だと感じた。
ピッコロ>>キャラどうする。
ゴクウ>>オラ、ヒューム
ベジーター>>この首が長いの

 

結局俺はタルタルを選んだ、三人でいろいろと出来るようにとジョブは上から
白・モ・戦 となった。

 

 

492 名前:既にその名前は使われています :2009/06/30(火) 15:15:45 ID:0AAsnM+m
そこからちょっと話を飛ばすと、三人で素材狩りをしてパールを作ったり
サポジョブクエをしたりして、楽しかった。
各々のlvが上がり学校にも当然普通に行っていた。
LVが75になってからは三人でやるにはバランスが悪いというこで違うジョブを
上げ始めたりしていた、
そしてベジータが学校に徐々にこなくなった。

 

 

494 名前:既にその名前は使われています :2009/06/30(火) 15:24:34 ID:0AAsnM+m
先生>>最近ベジータが学校に来ないけど、あいつどうした。
先生>>連絡はとれるのか。

 

ヴァナでは普通に会ってたが、学校で会う機会はなくなっていた。
インすればチャットで話せるから当然メールもしなくなっていた。
試しにメールしてみた。
「先生が学校に来ないけどどうしたって聞いてたぞ」
ベ「今NMの時間取ってるから無理」
FFでもそういえば別々の行動最近してたなぁと思ったけどNMを中心に活動
していたのは知らなかった。
ベ「カメ沸いた!人足りないからきて!まにあわんくなってもしらんぞぉおおおお!」
ベジータは知らないうちにHNMLSに在籍していた。

 

 

495 名前:既にその名前は使われています :2009/06/30(火) 15:34:26 ID:0AAsnM+m
このころのプレイ環境は全員バラバラで俺とゴクウは素材集めたり、合成
スキルを上げたりしていた。ベジータはHNMLSに在籍中。
学校にはメール以降たまに来るようになっていたけど、ほとんどきていないのと
同じだった。専門学校のために代返なんて無理だったし単位もどんどん足りなく
なっていった。

 

先生>>ベジータこのままじゃ卒業できないぞ。
俺・ゴクウ>>ナ、ナンダッテー!

 

単位が足りないのは分かってたし、家に行って説得しようとも思ったことが
あったけどベジータが学校にこなくなっていらい一度も家にいってなかった。
相手はHNMLS在籍 あっちのが上の立場だと思ってた。俺もすでにFF脳だった

 

 

496 名前:既にその名前は使われています :2009/06/30(火) 15:44:16 ID:0AAsnM+m
ゴクウといっしょにその日の学校帰りよる事にした。
部屋をノックしたらベジータが出てきた。
ベ>>何?
俺>>先生が学校来いって言ってたぞ。卒業できないかもしれないって。
ゴ>>お前ずっとFFしてたんか。
ベ>>ああ、今pop時間外れてるから@20分で抽選

 

久々にみたベジータは明らかに太っていた。ちょうどフュージョン失敗した
ゴジットみたいな感じ、そして玄関から見えた台所にはカップメンがやまずみ
になってた。

 

 

497 名前:既にその名前は使われています :2009/06/30(火) 15:50:46 ID:0AAsnM+m
それからもベジータは学校に来なかった。
すでにネトゲ廃人状態だったためリアルで説得も無理。
ゴクウと相談した結果、ベジータのLSのリーダーに行って蹴ってもらおうぜ
ってことになってテルをしたが、「素行もいいし、本人に落ち度がないのに
蹴る事は出来ないと言われた。」
そして俺とゴクウがネ実で晒されることになった。
内容は今回のことと関係なかったが、ベジータがすでにあっちの人になってる
のがよくわかった。
二人で何かできることを探したけど、コレといった解決策が見つからない
うちに時間だけたっていった。

 

 

499 名前:既にその名前は使われています :2009/06/30(火) 16:02:01 ID:0AAsnM+m
卒業が近づき論文を書いたりでFFにインする時間が減っていった。
久々にインするとベジータからテルがきた。
「最近インしてないけどどうした。引退するなら装備あずかるぞ。」
言葉上はあずかるぞ、だけどもう、寄こせとしか見えなかった。
「いや、引退はしないよ。今卒論書いてる。」

 

このときにはベジータの留年は確定していました。
本人も分かってるだろうが試しに聞いてみた。

 

 

504 名前:既にその名前は使われています :2009/06/30(火) 16:10:47 ID:0AAsnM+m

「お前これからどうするん。今のままじゃどうせ留年しても学校いかないだろ」
「留年しても席残してるのは親が卒業ぐらいしろっていうから」
「だけど、学校行ってもつまんねーし行かないだろうな」
「まぁ元々つまんなかったけど。」

確かに元々つまんねーとは言ってたけど、それでもFFを始めるまではしっかり通ってた。
遅刻を繰り返してたけどまだしっかり通ってたのを壊したのはFFだ。
俺がFFなんてやろうなんて言わなかったら今頃いっしょに卒論書いてたかも
知れないと思ったら泣きたくなってきた。

 

 

506 名前:既にその名前は使われています :2009/06/30(火) 16:22:52 ID:0AAsnM+m
それから卒業を迎え、元々違う県出身の俺とゴクウは地元に就職しました。
就職してからFFにはインする機会が減り、一時期やめようかとも
思ったけど、辞められなかった。俺もすでに中毒だと悟った。
そして鯖移動ができるようになり、おれは自然とベジータから離れていった
自分の犯したことに目をつぶりたかったんだと思う。
時は立ち

俺は今、自宅警備員として順風満帆な生活を送っています。先の不況で会社が倒産した
先月久々にベジータからメッセが届いていました。

「FF14でるらしいからいっしょにやろうぜ!」
と・・ 

 

 

508 名前:既にその名前は使われています :2009/06/30(火) 16:28:57 ID:0AAsnM+m
ゴクウから聞いた話では結局ベジータは留年したものの、学校には行かずに
地元に帰って精神と時の部屋に入ってるらしい。
ゴクウは給料が減ったけどまだ元気に現役中。

就職してから色々考えさせられたけど、勝ち組負け組なんて実際は些細な
問題を大きくしているだけで失礼な話ベジータが一番の勝ち組な気がした。

人生では負けているかもしれないけど、自分のやりたい事に打ち込めてる
彼がうらやましいと思う今日この頃です。 

終わり

 

 

513 名前:既にその名前は使われています :2009/06/30(火) 16:48:31 ID:0AAsnM+m
最近、自宅警備員が天職なんじゃないかと思ってきた。
不審者から家を守り!家の主の愚痴を聞き!(主に俺のこと
じいさんが倒れた時には即出勤!家の掃除は任せてくれ!
転職を考えハロワへ行くが職がない!(職選ばなくてもひどい状態!

笑い話になったかな?