11話＞＞400

400 ：既にその名前は使われています：2009/08/04(火) 10:47:50 ID:dHIJlP86
携帯から書かせてもらいます。
俺 人♂トラブルwelcomeな恋愛脳　LSリーダー
彼　ガル LSメン　後でタル♂に転生する
彼女　ガル　後で人♀に転生する　中身アレ
白姫　人♀　ちょい役

俺独りから始まったLS。賑やかな時代は20人くらいの規模だった。
鯖板で晒される姫キャラが数名いたり、突然切れるネカマがいたり、地味だけど毎日がカオスなLSだった。
ただ時代の流れと供に人は減っていき、最後は4人くらいになった。
そこで彼が言いました「俺さん、メンバー増やそう。また姫キャラがいいな」
なぜ？と問うと「だってワガママな子がいると活気が出るよ」
俺は「もう振り回されるのはごめんだよ」と答えたが彼は「じゃあ白姫が姫キャラになれよ」
白姫は「きゅん。白姫は姫キャラじゃないです」
ガルは「あーあ、つまんない」と漏らし、FFを引退した。そして一年が経った。
続く

401 ：既にその名前は使われています：2009/08/04(火) 11:10:35 ID:dHIJlP86
ガルの彼とはメールで時々近況を聞いてた。FF辞めて他のネトゲしてるとか、親しいネトゲフレが出来たと
か、かなりの充実ぶりが想像できる内容だった。FFを一緒にプレイしてるときも色々な話しをした。ウ゛ァナ
恋愛についても語ったり、お互いのフェチについても暴露しあった。彼とはそんな仲だった。
そして近況報告メールは次第にネット恋愛相談メールに変わっていった。

続きはお昼過ぎになります

404 ：既にその名前は使われています：2009/08/04(火) 12:47:04 ID:dHIJlP86
両刀使いではないですｗ説明文が下手ですいません。
＞＞401の続きです。
彼からのメールは、
「違うネトゲで年下の女性と知り合った。凄く楽しい。」から始まって
「彼女と喧嘩しちゃって全然メール返ってこない。ワガママな子なんだよ。振り回される」
など日を変わるごと、ラブリーな内容と喧嘩の2パターンのメールが代わる代わる届いた。
最初は微笑ましいなぁと思ってたけど「いい加減にしてほしい。ワガママな子が好きなんだろ？」と
言いたくなるほどうざかった。実際は言えなかったけど。

そして彼を励まし続けたある日の返信メールに
「彼女とFFに戻ります。その鯖に。そして最初の運転資金に30万ギル貸してください」
とんでもないメールだなと思ったが、これがきっかけでLSに活気が戻るかも、と期待した。

続く

408 ：既にその名前は使われています：2009/08/04(火) 14:52:21 ID:dHIJlP86
＞＞404の続き
復帰した彼にｳﾞｧﾅで会うとタルになってた。タルの彼女はガルだった。
ガルは「初めまして。俺さん、タルの友達のガルです。これからよろしくお願いしますっ」
爽やかな感じのガルだった。中身は女子大生だという。他人の彼女だけど興奮したｗなんでガル？と聞くと
〈彼〉が〈彼女〉に粘着してしまうとギクシャクするので♂キャラ同士なら爽やかに遊べると判断した、とい
うものだった。

さっそくLSパールを渡して、〈俺〉と〈彼〉と〈彼女〉は3人PTを組んだ。
俺は〈彼女〉にFF歴を聞いた。彼女は
「前の鯖で30くらいあげました。腐女子なのでチャットも得意ですっ」
と言うので移動狩りしながらチャットをした。
ふと辺りを見るとガルが居ない。するとLSチャットで
「こっちは初心者なんだよ。移動しながらチャットできないんだよ」
と流れた。そしてパールを捨てた。パールを渡して30分で捨てる人は初めてだった。俺は絶句した。

続く

412 ：既にその名前は使われています：2009/08/04(火) 15:23:43 ID:dHIJlP86
＞＞408の続き
ワガママってレベルじゃねーぞー！とタルに言ってやりたかった。でも
「気を悪くしたようだね」と大人の発言をしてみた。タルがガルを一生懸命なだめた。そしてまた30分後LSに
戻ってきた。その日は彼らに30万ギル渡して解散した。
それから数日間、気に入らないとパールを捨てたり、急な回線切断をしたり彼女には手を焼いた。
しかし俺が一番鼻についたのがガルとタル友情RPGだった。タル君危ないっ！とか　ガル助けてっ！あああっ
とか・・・・。時折「ｗ」をうって間を繋げることが俺の精一杯だった。
そして〈彼女〉はタルガル友情冒険記のブログを書き始めた。
〈彼〉は「〈俺〉が作ったHPに〈彼女〉のブログのリンクを貼ってくれ」と依頼してきた。
「ああ、やっておく」と返事をしたがその日は作業せず寝た。
次の日、タルからメールがきてリンクを貼る作業を促された。その日も仕事がきつかったのでFFをせずに寝
た。。またタルからメールがきてた
「リンクを貼る作業がそんなに大変か？彼女楽しみにしてるんだぞ」
正直、このメールには頭にきた。他人に頼む態度じゃない。でもすぐその日に作業した。
お礼メールがきた次の日、彼女と彼が喧嘩してブログが消えてた。
こいつら頭おかしいんじゃないか、と思った。

書きながら思いだしてきて乱文になってきました。すいません。でも続きます

413 ：既にその名前は使われています：2009/08/04(火) 15:44:16 ID:dHIJlP86
腐女子＝チャット得意ってのは当てはまらないかもですが、〈彼女〉の自信満々な発言とコントローラ＋キー
ボード操作の下手さのギャップが印象的でした。

＞＞412の続きです。
タルに「なぜブログ消した？」と問い詰めても理由は教えて貰えなかった。ただ新しいLSパールを渡された。
「〈俺〉も時々遊びに来てくれ」と。
しかし時々そのLSパールをつけても会話が流れることは無かった。ガルとタルはtellで話してばかりでLSチャ
ットは皆無だった。何回つけてもLSチャットがないので自分のLSパールを着けて、はたと気が付いた。
誰も居ない
メンバーが居なくなってた。白姫にtellをしたが返事はなかった。
しばらく一人の時間を過ごしたのち、知らないキャラからtellがきた。
彼女だった。〈彼女〉ガルは転生して人♀になった。

416 ：既にその名前は使われています：2009/08/04(火) 16:09:43 ID:dHIJlP86
＞＞413の続き
〈彼女〉に元気かと聞かれたので「元気なわけない」と伝えた。
他人を振り回しすぎだし後先考えなさすぎと注意した。
彼女は急にしおらしくなり謝りはじめた。そしてタルとの仲について相談をしてきた。
びっくりしたのがタルからくる相談と〈彼女〉からくる相談は互いに違っていて、どっちが本当のことを言っ
てるなか解らなくなってくるほどチグハグだった。
色々性的な話題もあったけどFFから離れるので割愛するが恋愛脳の俺が聞いても気持ち悪い内容だった。
チャＨとか引いた。ていうか驚いた。
タルからもtellがあったので
「〈彼女〉は辞めたほうがいいんじゃない？お互いによくないよ」と伝えた。
タルは「最近〈彼女〉が優しいんだ。今度リアルであってＨする」と嬉しそうに言っていた。
そぅ、頑張ってね。というだけが精一杯だった。
もうどうでも良かった。
それから数日たってタルからメールがきた。
「彼女に逃げられました。もうこの鯖にいません。やっぱり〈俺〉の言う通り危ない女だったよ。でもFFを辞
めてないはず。きっと探しだしてみせる。全鯖に倉庫キャラ作ったから。」と。
「もう辞めなよ。無理だよ。見つからないよ」と送った。俺はタルにも危ない空気を感じた。

続く

422 ：既にその名前は使われています：2009/08/04(火) 17:33:27 ID:dHIJlP86
＞＞416の続き
全鯖にキャラ作るって信じられなかった。そしてタルからtellがきた「見つけたよ」と。
正直、彼が怖かった。粘着が並じゃない。
彼は言葉を続けた。「他の鯖ならみつからかったかもしれないけど前鯖にいたよ。
キャラ名も変わってたけど彼女の好きそうな名前だし、前鯖のときの彼女と
フレだったやつもそこに居たし問い詰めたら認めたよ」
軽い恐怖を感じたけど何時もの反射で「うん」とだけ返事をした。
そして彼が言葉を続けた。「何故居なくなったか聞きたかっただけなのに、
なんか暴言ばかりで会話にならなかったよ。GMも呼んだしね。
まあ冷めたのでFFを引退する。さよなら親友」
こうしてタルは居なくなった。簡単に吐く親友のフレーズに笑った。30万ギルは
戻ってきたけど、メンバーは誰も居なくなった。活性化の起爆剤だった彼らは逆にLSを沈静化させたｗ
LSにこだわってきたけど再会したかった人とは無事コンシュで会えた。
その人はフリートライアルの一時復帰だった。もうFFには戻らないと
意思は固かったし最後にお別れも出来た。そして誰も居なくなったLSをみて
｢もうLSを盛り上げる必要もない。｣俺はパールを割った。なんだか全てがスッキリした瞬間だった。
ずっとプレイしてきて溜め込んだ感情もあるけど、でも凄い嬉しいこともあった。
人間関係に振り回され困惑もしたけど色んな出会いに感謝もしてる。
ネ実は書くのは初めてだったけどこのスレのおかげですっとした。まじありがとう。みなさん本当にありがとうございました。