ポケットモンスターシリーズに登場するアイテム。
概要
- 歩き・ランニングシューズより速く移動できるので、大抵の移動がコレとなることが多いだろう。
ランニングシューズが登場する前はじてんしゃが無いとテンポの悪さが目立つと言えるものだった。
第一世代
- クチバシティのポケモンだいすきクラブの会長に話しかけ、ながーい話を聞くとお礼としてじてんしゃの「ひきかえけん」が貰え、それをハナダシティの「ミラクル・サイクル」の店員に渡すことで初めてじてんしゃを入手できる。
ひきかえけんは約100万円の価値があると言えよう…
会長お前…
- 赤・緑・青ではじてんしゃに乗っている限り、じてんしゃ専用のBGMが流れる故に中毒性が強い。
ピカチュウ版では特定の場所にてじてんしゃに乗ってもBGMが変わらない。しかしながら、他が変わらないので結局同じである。
第二世代
- コガネシティのサイクルショップに行き、店員に話しかけると「じてんしゃが売れないから乗って宣伝してほしい」と言われ、じてんしゃを貸してもらえる。
100万円の表示が出ると思った人が多そう
その後、「じてんしゃが売れたからお礼としてそのじてんしゃをあげよう」ということで、正式に入手したことになる。
返せと言われたところで返すプレイヤーなど一握り居るか居ないかである。
- 第一世代からBGMの仕様が変わり、マップが変化するとBGMが元に戻るようになった。
- とうろくボタンが追加されたので、
いちいちメニューを開かなくてもじてんしゃに乗れるようになったなどの進化もある。
第三世代
- マッハじてんしゃとダートじてんしゃが登場。
マッハじてんしゃはランニングシューズの約2倍の速さで移動できるが、曲がりにくい癖があるというもので、ダートじてんしゃはランニングシューズとあまり変わらないが、曲がりやすく、固有のアクションにより足場を渡ったり、石を乗り越えたりできる。要所に応じて使い分けよう。
しかし、変えるには一回一回キンセツシティに戻らなければならず、面倒である。しかもダートじてんしゃはそこまで必要ないという面が強い上に、レックウザのいるそらのはしらではマッハじてんしゃが必須である。
ダートじてんしゃはサファリゾーン等で役立てよう。
- リメイク作品である「オメガルビー・アルファサファイア」では条件を満たすと両方を所持できるようになる。
- マッハじてんしゃは男の子、ダートじてんしゃは女の子という設定があるのか、オープニングやエンディングでは必ずこのようになっている。
しかし、リメイク版はどちらもダートじてんしゃになっているのだが。
- ファイアレッド・リーフグリーンは赤・緑のリメイクであるため、例の表示も拝める。
速度的にはダートじてんしゃと同じ。アイテムデータ上にはマッハじてんしゃとダートじてんしゃがあるが、速度が変わったりジャンプできたりする訳ではない。ただの流用データである。
第四世代
- 3ギアと4ギアに分かれるようになった。乗車中にBボタンを押すことで変更できる。速度感覚は概ねマッハじてんしゃとダートじてんしゃと同じであるが、3ギアにする利点はほぼ無い。砂の坂を登れるのは4ギアであり、じてんしゃの操作性も上がったことで、速いじてんしゃが扱いづらいということもないからである。
人による話でもあるが…。
- ハートゴールド・ソウルシルバーでは4ギアの速さで固定されている。やはり必要なかったのだろうか…
- 余談ではあるが、プラチナのみじてんしゃを漕ぐアニメーションが激しい。
ハートゴールド・ソウルシルバーでダイヤモンド・パール仕様に戻ったのは、プラチナのものが不評だったのか、そんなにアニメーションを速く動かす必要がないと判断されたからなのか…。
第五・第六世代(ORASを除く)
- じてんしゃの速度が一定になった。マッハじてんしゃ、4ギアがデフォルトになったと言えば話が早いだろうか。
移動ツールとしてはご健在である。
X・Yではローラースケートが登場したものの、あまり問題となってないし、禁止される時も両方である。
第七世代
- なんと廃止。
その代わりにケンタロスラッシュがじてんしゃの役割を果たすこととなった。
特定の岩も破壊できるので、「じてんしゃ+いわくだき」といったところか。
Let's GO ピカチュウ/イーブイ
- スピンオフ作品という立ち位置でピカチュウバージョンのリメイクであるが、復活せず。
特定のポケモンに乗れるという機能もあり、不必要となったのだろう。じてんしゃ並の速さで動くポケモンはあまり居ないが…
しかしながら、BGMだけは元サイクリングロードの17番道路にて聴くことができる。
第八世代(ソード・シールド)
- ポケモンライドも連れ歩き*1も廃止されたため、漸く帰ってきた。
ロトムじてんしゃが手に入るタイミングは少し遠いが。
モーターにロトムが入ったという体。
走行中にBボタンを押すことで一時的にブーストをかけることが可能。
一度使うとリチャージするまで(ビリリッという効果音が鳴る)使うことができないが、
このリチャージまでの時間はワットショップで強化することができる。
10000W以上を消費する割には大して便利にもなっていないが。
そらをとぶが廃止され、そらとぶタクシーが追加されたが、なんとじてんしゃに乗ったまま移動するようになった。
更には水上も移動できるなど、進化を遂げている。
別にじてんしゃで飛んでいるわけではないが、陸海空すべてを移動できるようになったといえるだろう。
第九世代(スカーレット・バイオレット)
- 第七世代に続き、またもや廃止。今作では伝説のポケモンであるコライドン・ミライドンにライドして
広大なパルデア地方を移動するという趣になっており、じてんしゃはお役御免となってしまった。
コライドンやミライドンはストーリー中に力を取り戻してゆくという形でパワーアップし、
LEGENDSアルセウスのライドポケモンのような役割*2を担うようになる。
ただし、いかんせんコライドン・ミライドンの大きさがアダとなって、
小さなポケモンと不意にエンカウントしてしまうという地味なストレスを抱えているという
側面がある。こういう時に主人公の状態でも高速で移動したいという気持ちが生まれる…かもしれない。