ポケットモンスターシリーズにおいて、使われる用語の一つ。
概要
- ポケモンに定められた固有のステータスパラメータである『種族値』の合計が600であるポケモンは600族と呼ばれる。最終進化系のドラゴンタイプがそうであることが多い。
主なポケモンと種族値
名前 | HP | こうげき | ぼうぎょ | とくこう | とくぼう | すばやさ |
カイリュー | 91 | 134 | 95 | 100 | 100 | 80 |
バンギラス | 100 | 134 | 110 | 95 | 100 | 61 |
メタグロス | 80 | 135 | 130 | 95 | 90 | 70 |
ボーマンダ | 95 | 135 | 80 | 110 | 80 | 100 |
ガブリアス | 108 | 130 | 95 | 80 | 85 | 102 |
サザンドラ | 92 | 105 | 90 | 125 | 90 | 98 |
ヌメルゴン | 90 | 100 | 70 | 110 | 150 | 80 |
ジャラランガ | 75 | 110 | 125 | 105 | 105 | 85 |
進化の早さは
メタグロス=ジャラランガ>ガブリアス>ボーマンダ=ヌメルゴン(条件あり)>カイリュー=バンギラス>サザンドラ
となっている。サザンドラはLv64にする必要があり、1体作るのも大変な部類である。
強み
- 高い種族値を所有するため、他のポケモンを圧倒しやすい点にある。600族に大きなスポットが当たり始めたのは第四世代~だろうか。火力インフレ、技属性の仕様変更、技の追加と相まっていまいち噛み合わなかった600族が技を振るい、対戦環境を震えさせた。
- やはり、600族と言えばガブリアスやメタグロス、ボーマンダあたりが有名なのではないだろうか。
大雑把に解説するならば…
採用率が他の600族と比べるとずば抜けて高いことにある。
メタグロス
- メタクロスは2匹が苦手とするフェアリータイプにも強く出ることが可能であるため人気が高い。メガシンカするとAは160にもなり、彼の得物『コメットパンチ』、『バレットパンチ』が特性『かたいツメ』と相まってとても強力になる。バレットパンチの場合サイコメイカー等の対策は必須だが、それでも強力な存在であることに間違いないだろう。Sはなんと110。あのお兄ちゃんとか催眠野郎と同じ値。
ガブリアス
- ガブリアスはプレイヤーから「仕組まれたすばやさ種族値」と言われる102の値を有し、100族を抜き、スカーフ持ちなら無補正の130族にも肉薄するほどである。(50基準の最速実数値は253)その素早さから繰り出される『げきりん』『じしん』は多くのプレイヤーを苦しめた。
ドラゴンダイブ?幻覚だよ
シングルでは強力だが、ダブルだと技を制限されがちなのでやや立場が厳しい。
メガガブリアスは音速で飛ぶことのできる羽が鎌になってしまったので、彼の自慢のスピードが没収されてしまった。Sは90にまで落ち込んでしまうという悲劇に見舞われる。そんなことをされたらガブリアスも激怒するはずである。A170、C120と攻撃特化になったものの、素早さゲーでもあるポケモンでは、あまり喜ばしく思われない。『トリックルーム』等を使ってかく乱するという戦法もできなくはないが、90という値もそれなりにあるものなので、仇ともなりえやすい。スカイスキンが強すぎるメガボーマンダと比べても、メガガブリアスの活躍は乏しい…。そっとスカーフを巻いてあげよう。
ボーマンダ
- ボーマンダはORASでメガシンカを取得。『メガボーマンダ』は特性『スカイスキン』を持ち、ノーマル技がひこう技となり、威力補正が第六では1.3倍、第七では1.2倍となる。そこから繰り出される『すてみタックル』『あばれる』は強烈の一言であり、フェアリーを力でねじ伏せている。それゆえにフェアリータイプのポケモンが多くなった第七世代では、ガブリアスよりボーマンダの方が採用率としては高めである。ダブルバトルでは『おいかぜ』も使用できるので、戦略の幅も広い。Cも110(120)と両刀できるので、りゅうせいぐんやだいもんじ、ピンポイントメタであるめざめるパワー、ハイドロポンプ等も強力。メガボーマンダならハイパーボイスもありだろう。カイロスェ…
ボーマンダが場に出た際、メガボーマンダを警戒した方がいいだろう。- まさか採用率でカイロスに劣る日が来ようとはスカイスキンの王者たるボーマンダも
予想していなかっただろう…。
- まさか採用率でカイロスに劣る日が来ようとはスカイスキンの王者たるボーマンダも
余談
- 幻のポケモンはALL100だったり、合計値が600であることが多い。しかし、出場が縛られるために600族と呼ばれることはまずない。幻のポケモンが全て合計600とも限らないので…。