ゲッターロボ+あずまんが大王 クリスマス

Last-modified: 2010-12-22 (水) 20:56:50

竜馬「・・・どこだここ。なんだ、このでけぇテーブルは」
???「ハローゥ、エヴリニャァァンン」
竜馬「!?」
???「チィィイイイョェェエィインジファァァザァアアアアアスゥイッチォオオオオオオ」
竜馬「うるせぇ!!!!」
???「ぬぅん!!」
竜馬「何っ!?」
???「大丈夫!跳ね返した!!」ビキッ
竜馬「おい、ヒビ入ったぞ」
???「むぅん!!」ビキビキ
竜馬「余計広がったぞ」
???「始めまして。父です」
竜馬「親父!?」
お父さん「娘の眷属が、お世話になっております」
竜馬「けんぞく?奴隷のことか?」

 
 

お父さん「奴隷とは失礼な。ただ、娘に暴力を振るう上に、
      精神面で多大な悪影響を与えかねない危険極まる迷惑な存在と」
竜馬「ああ、あいつのことか」
お父さん「失礼だな。年頃の娘に、いきなりバカというなんて・・・」
竜馬「・・・あのな」
お父さん「いくらバカでもバカってはっきり言ったら、バカでも傷付くだろう。
     君がされたら、どんな気分になる?いきなりバカなんて言われたら・・・」
竜馬「殴りたくなる」
お父さん「殴るようなことを・・・」

 
 

竜馬「なんだてめぇ。死神か?」
お父さん「君には、私がどう見えるかね?」
竜馬「直立魚野朗」
お父さん「なん・・・だと・・・」

 
 

竜馬「怒りやがったな。腕が震えてんぞ」
お父さん「失礼な、これは肘だ」
竜馬「うるせぇ!!どう見えるか言っただけじゃねぇか!」

 

お父さん「君はどうやら馬鹿に該するもののようだ。少しテストをしよう」
竜馬「なんだ、てめぇ先生か?」
お父さん「第一問、君はトナカイを信じるかね?」
竜馬「信じるも何も、実際にいるじゃねぇか。常識だろ」
お父さん「フム・・・とりあえずボンクラー1並みかそれ以上と・・・第二問にいこう」
竜馬「くっだらねぇ。付き合ってられっかよ」
お父さん「これは、何と読む?『西表島』」
竜馬「『イリオモテトウ』」
お父さん「ふむ、安心した」

 
 

竜馬「おい、次はねぇのかよ?」
お父さん「君、ノリがいいな。流石は赤と緑と黒が似合う男だ。
     第三問、トラックになす、きゅうり、アトランティスの遺産が乗っている。
     急カーブで落ちたのは?」
竜馬「殴っても効かねぇんなら今度は・・・(ブツブツ」
お父さん「残念!文字制限突破で不正解だ!」
竜馬「久々に蹴りでも使って・・・・・・あ?何やってやがる」
お父さん「おめでとう!!君は入団試験合格だ!!」
竜馬「・・・あ?」
お父さん「ああ、失礼。そういえば君は、直々に合格を言い渡されていたな。
     凄惨極まる、Hai-yai-forcesな空耳ケーキの修羅の道になると思うが、死なないように頑張りたまえ」
竜馬「・・・ワケの分かんねえこと言ってんじゃねえ!!!」

 
 
 

竜馬「人が大人しくしてりゃいい気になりやがって!!この俺を本気で怒らせやがったな!!!!」
お父さん「おお、若い命が真っ赤に燃えている!!」
竜馬「喧しい!!二言目にはバカだタコだとほざきやがって!!」
お父さん「タコは余計だなぁ、タコは。私は猫だよ」
竜馬「そんな猫がいるか!!
   あの黒い奴ならまだしも、てめぇなんぞに俺の飯を掻っ攫われてたまるかってんだ!!」

 

お父さん「で、そのご飯は誰から貰っている?」
竜馬「・・・・・・・・・」
お父さん「君は働いているのかな?年収は?撃墜数は?」
竜馬「今休業中だ。年収は知らん、撃墜数?数えてる暇なんてあるかよ。つぅか、金は俺のだぞ。
   あいつ、全然返してくんねぇんだよ。レシートはくれるんだけどよ」
お父さん「所謂横領ってやつかね?分かるよその辛さは。
     私も、従業員の手癖の悪さには・・・おおっと失礼、本題に戻そう」
竜馬「本題って何だよ」

 
 

お父さん「つまり、君は自分が感謝している存在をけなされて怒ったわけだ。
     案外、バカって言われて気にしてるのかもしれないからね」
竜馬「一応、女みたいだからな。出るとこが出てねぇけど」
お父さん「ふむ、色々と酷いが、まぁ、感謝はしてるようだね。していなかったらただのヒモだ」
竜馬「俺を×ッドみてぇに言うんじゃねぇ!!」

 
 

お父さん「つまり、君は他人のために怒れるんだ。
     それを理由にするのではなく、自分以外の何かのために、理不尽に対して怒りをぶつけることができるんだ。
     なら、その怒りをぶつけるといい。君はそれが出来る男だ。今時珍しいよ、君みたいなヤツは」
竜馬「・・・・・・ああそうかい。褒め言葉として受け取ってやるさね。
   てめぇをブン殴るのは今度にしてやらぁ。・・・・・・おい、ヒビから何か垂れてんぞ」
お父さん「おおっといけない。ケチャップで補強しなくては。 ああ、そうそう。少し早いが、頃合だ」

 

「メリー・クリスマス」

 

竜馬「・・・・・・・・・」
お父さん「クリスマスはご存知かな」
竜馬「バァカ、そんぐらい知ってるっつの。
   眼ぇ血走らせた赤い爺が摩擦熱やらで煤塗れの真っ黒になって人様の家に押し入って
   好き勝手し放題していく怪奇現象だろうが」
お父さん「惜しい。正確には、枕元に人の欲望が詰まった物質を投擲ないし設置するのが加わるのが正解だ」

 
 

竜馬「素直にプレゼント置くって言えよ、このデブ猫野朗」
お父さん「分かってるじゃないか。それじゃあ、そろそろお別れだ」
竜馬「やっとか。長かったな。一時間ぐらいかかった気がするぞ」
お父さん「君は、とりあえず生きることだ。どうすればいいかは、今のうちに考えてくれ」
竜馬「・・・で、俺はどうすればここから出られるんだ?」
お父さん「俺に言われてもなぁ~~~」
竜馬「待ちやがれ!!!!」