チェンジ! シュピーゲル

Last-modified: 2009-03-08 (日) 00:43:33

「チェンジ! シュピーゲル」

――西暦2000年、極東日本列島 早乙女研究所

高等種族と呼ばれるに相応しいのは、霊長類だけなのだろうか?
世界の裏側には、恐るべき知性と残忍さを持つ種族が存在するのだとしたら?
真実の一端を知るものは、戦っていた。
人類種の殲滅を企む、狡猾な恐竜の末裔達と。

巨大な白亜の建造物の前、つまり早乙女研究所前の森林地帯は、地獄のような様相を呈していた。
血に染まった大地には全長40メートルはあろうかと云う巨大な肉食恐竜の遺骸が横たわり、その有機物と無機物のモザイク――サイボーグのボディを曝している。
この異形の竜こそ、未知の放射線によって地下に追いやられたハチュウ人類の誇る戦闘メカ、メカザウルス。
その数は既に200を超え、大地を埋め尽くし、空を覆っていた。鳴り響く人類終焉を告げる咆哮に立ち向かうのは、人類の建造した巨人だ。

《チェーンジ、ゲッター3!》

雄雄しい男の声が響き渡り、赤、白、黄の戦闘機が玉突き事故のように連結――形状を質量保存の法則的にありえないモノに変えていく。
やがて、それは無限軌道の脚部とずんぐりとしたシルエット、長く伸びる蛇腹状の腕部を持つ巨人へと変形した。
未知の放射線ゲッター線を動力とする巨大ロボット、ゲッターロボの勇姿である。
長く伸ばされたロボットアームが回転し始め、凄まじい轟風をもたらした。
同時に竜巻のような突風が巻き起こり、巻き込まれた空戦メカザウルスが肉を飛び散らしながら散華する。
爆炎――機械の内臓を撒き散らして炸裂する数体のメカザウルスを確認すると、無限軌道を回転させてゲッター3は陸戦メカザウルスの火砲の雨を避けていき、
肩口に装備した大型のミサイルを敵に向けた。照準完了、発射準備OK。

《ゲッターミサイルッッ!》

二発の大型ミサイルが射出され、メカザウルスたちの中心で高濃度のゲッター線をばら撒いた。
耐久限界を超える量のゲッター線の前に、メカザウルスたちの生体部分が融けはじめ、陸戦メカザルスの巨体が大地に倒れていく。
生体部分を破壊され、活動維持ができなくなったのだ。サイボーグならではの弱点だった。
ゲッターロボは、己の200倍もの敵を相手に善戦していると言えた。

「流石はゲッターロボ……恐るべき能力よ」

冷血そうな異形の声が、ハチュウ人類の指揮官から洩れた。毒蛇の王、コブラのような頭部を持つこのハチュウ人類こそ、帝王ゴール。
地底に造られたハチュウ人類の国家、恐竜帝国の最高指導者であり、此度の戦の総司令官。

「だが、所詮は一機……行けぃ、恐竜帝国の明日の為に、怨敵ゲッターロボを撃破するのだぁっっ!!」

放たれる無数の高速飛翔体――先端が槍のように尖ったミサイルが、ゲッター3目掛けて襲い掛かる。
刹那、戦闘機に再び分離したゲッターロボ、いやゲットマシンが合体し、深紅の巨人となった。

《チェンジ! ゲッター1!!》

丸太のように太い手足を持つ巨人の動きは、鈍かった。
それもその筈だ。本来3人のパイロットの阿吽の呼吸で動かすゲッターロボを、今はたった一人で動かしているのだから。
衝撃。高速の誘導ミサイルがゲッターロボの装甲を撃ち抜く。
背後から飛来したミサイルに腹を突き破られ、血液にも似たオイルを撒き散らしながら、深紅の巨人は雄雄しく立ち上がる。
度重なる出撃で負った傷口が開くのを感じ、ゲッターの操縦席で巴武蔵は笑った。
獰猛な、相手を討つことを決めた笑みを浮かべながら、叫んだ。

《うう、うおおおぉ! さあ、来い虫けらども。貴様らが調子に乗れば思う壺だ、皆殺しにしてやるぜ、フフフフ》

ゲッターロボは腕を傷口に突っ込み、『それ』を掴み取った。
ぶちぶち、と音を立てて動力炉であるゲッター炉心が引き抜かれ――緑色の閃光を放った。
ゲッター線が自然界にありえない量放射され、次々とメカザウルスが融けていく。
やがて巨人は炉心を握りつぶし――臨界値突破。

「ば、馬鹿な――この帝王ゴールが、こんなところでェェェ!!」

核爆発にも似た破壊が巻き起こり、全てのメカザウルスを飲み込み――爆ぜた。
白い光が、全てを包み込み、無へと還元した。

そして、新型のゲッターロボの出撃準備を行っていた老人、早乙女博士はロボの異常な出力に気づいた。
これでは、まるで――炉心がオーヴァーロードを起こしている?
ゲッターロボの炉心から強大なエネルギーが放出されていき、光が物質的なものを超えて早乙女研究所に満ち満ちて、身体が軽くなっていくのだ。
早乙女は、宇宙を感じた。頭脳は冴え渡り、宇宙の真理が理解できた。
早乙女の周りの研究員達も皆一様に悟ったような顔つきで、

「ああ……」

「そうか、そうだったのか」

陶然と呟いた。
早乙女は前を見据えてそれを眺めつつ、唱えた。

「また、みんな一つの形になるのか」

身体が解けていく。虚空に物資的存在は消え、<進化の意志>が空間に芽生えた。
理解できたのは、多くのことだが、竜馬や隼人がこちら側にこれないのが残念だった。
彼らは、残されるのだ。多くのことを果たすために。

「そして、さらなる飛躍を」

その日、緑色の光が、関東全域を覆いつくした。
否、それは関東に止まることを知らず、日本全土を覆う光の傘になろうとし、徐々にその範囲を広げていく。
光の帯、オーロラのような一種幻想的光景は、日本全土で観測され――破滅的な汚染をもたらした。
緑色の光の正体こそ、未知のエネルギー『ゲッター線』。
放射線の一種であるこれは、可視できるほどの濃度になった場合、深刻な汚染をもたらすものだった。
だが、この光の正体を知るものは当時の日本国にはほとんど存在せず、マスコミはこれを謎の発光現象として扱った。

――日本全土が放射能汚染区域となるのは、この僅か数時間後だった。

そして、月日は流れた。
多くの亡命日本人を生み、異形の民が徘徊する地獄と化した日本は……亡国となった。
それでもなお、悲劇を生き延びた人間は生き続けるのだ。
死者の為に……あるいは、死者を踏み越えた己の為に。

――西暦2016年、欧州国際都市 ミリオポリス(旧ウィーン市)

あまりの銃犯罪、死者の多さに『ロケットの街』と揶揄される場所で物語は幕を開ける。

ミリオポリス第23区のカフェの向かい側にある真新しい教会。
その一階にある司祭室に向けて、かつかつと靴音を立てて歩む男が一人。
黒いスーツを着込み、整った顔立ちに冷え冷えとした表情を貼り付けた、長身痩躯のアジア人。
まるでよく切れるナイフを剥き出しにしたような硬質な表情だ。
その黒髪を前に長く伸ばした男は、黒い学童服の少年に止められるのも無視して前に突き進む。
少年――柔らかな金髪に白い頬、青い瞳と美少年の要素を全てクリアしている。
必死に男を呼び止める少年。

「ですから、神父様はお休み中です。お引取りください!」

男――流暢なドイツ語で喋り、知性がありありと浮かぶ瞳で少年を観察する。
すっ、と細められる瞳は、少年に誰かの面影を見出したのか。

「兵器開発局の急務だ。悪いが個人の権利よりも国家の危機――それが我々の流儀でな」

扉を開け、一礼しながら入室した。
簡素な内装の室内には、初老の司祭服を着た男が一人。
見事な白髪に灰色の瞳、刻まれた深い皺は、彼が苦悩してきたことの証なのだろうか。
ゆるぎなく、動じない印象を見る者に与える神父の名は、トマス・バロウ――元兵器開発局技術顧問の、優秀な技術者。

「お久しぶりです、トマス・バロウ技術顧問。突然の来訪、申し訳ありません」

「今はただの神父だ、神隼人君。君が尋ねてくるということは……冬馬、お客様にカフェを振舞って欲しい」

「はい、神父様」

少年が小走りで退室し、扉が閉められると隼人が口を開いた。
氷のような冷たい視線を持ってバロウ神父を見つめる。

「今の少年……冬馬君といいましたか。実に父君に似ている。
彼も、ああいう悪魔みたいに純真な男になるんでしょうかね……?」

冷淡な言葉だった。
バロウ神父は目を伏せながら訥々と語った。
その表情には、何処か急くようなものがあり、隼人の言葉に若干動揺したようだ。

「……彼には父が兵器開発局だったことは伏せてある。冬馬の前では喋らないで欲しい。
本題に入ったらどうかね? 君が話したいのはそういうことではあるまい」

「……では、本題に移りましょうか。先日、日本からの文化委託物がこのミリオポリスまで護送されることになったのですが、
その件で問題が多少発生しまして。兵器開発局技術顧問だった貴方の見識が必要なのです」

「知っているとも。その件はニュースでも報じられていたからね。16年前の恐竜帝国との決戦で使われた兵器のプロトタイプを、
人類平和の象徴としてここミリオポリスに運ぶというものだったはずだが。それに問題があるのかね?」

恐竜帝国、と云う単語が出た瞬間、隼人の顔が若干強張った。
それもその筈だ。16年前のハチュウ人類――人類以外の知的生命体――との決戦でゲッターロボと呼ばれる兵器を駆った男こそ、この神隼人なのだから。
16年前は恐竜帝国からの猛烈な攻撃の嵐に、人類全体が疲弊した時期であり、恐竜帝国にもっとも大きな打撃を与えたのが日本のゲッターロボだった。
だが、その製造技術は同じく16年前の早乙女研究所の消失と、日本の放射能汚染によって失われ、恐竜帝国と日本は運命をともにする形となった。
当然、隼人もそのときに仲間や家族を失っている筈だった。
隼人の気分を察したバロウ神父が、若干声のトーンを落として謝った。

「すまない、君は早乙女研究所のパイロットだったな」

「いえ……私事です。無論、兵器として運用されたゲッターロボをミリオポリスに持ち込むこと自体に反対する声はあります。
放射能汚染も、最新の除去技術でクリーンに出来るといっても、反対派は納得しないでしょう。
ですが、問題は……オーストリアが、ゲッターロボを解析することで巨大機動兵器の開発を行うのではないか、と云う内外の声」

「ミリオポリスは国連と結びついた都市だ。アメリカのステルバーなど、海外で多くの巨大兵器が開発され、運用されていることを考えれば、
それほど厄介なことではないはずだ。現に<特甲>は都市で既に運用され、実績を持っている」

<特甲>と云う言葉を言う瞬間のバロウ神父の顔は、罪の意識に苦しむ咎人のものだった。
己の罪を、未だ許せぬ男は、煩悶を続けているのだ。
特甲児童――身体の機械化による児童の戦力化こそ、オーストリアの進める政策であり、トマス・バロウの罪。
それを見つめながら隼人が吐いたのは、恐るべき言葉だった。

「いえ、問題は――生きている可能性のあるゲッター炉心がオーストリアの手に渡ることそのものです」

「生きたゲッター炉心が――?」

その言葉にバロウが驚愕した刹那、大きな車両の通過音が隼人の耳に入った。
窓の外には、MPB――ミリオポリス憲兵隊の護送車両と、それを警護する同所属の装甲車が幾重にも列を作る。
MPBの市民へのアピールも込めた、囚人の護送だ。護送されるのは、16年前の恐竜帝国との決戦の英雄にして戦犯。

「特A級戦犯、流竜馬、か……」

「かつてのゲッターチームのリーダー……虐殺は、事実なのかね?」

「私は証人ではありません……法廷が既に奴に囚人としての道を与えています」

そう言うと、隼人は窓の外の護送車を眺め、誰にも聞こえぬ声で呟いた。
密やかに、都市で進行する陰謀に目を光らせながら。

「恐竜帝国……いずれ来るか」

休暇は取り消し。
その言葉を聞いた瞬間の涼月(スズツキ)の顔は見ものだったなぁ、と陽炎は思う。
今回の休暇を丸々受験勉強に当てる気でいたMPB遊撃小隊<ケルベロス>小隊長の顔は、今現在怒りに打ち震えている。
風に揺れるさらさらの短い黒髪に、黒い切れ長の目、乳性石鹸のような白い肌。くわえ煙草の14歳の少女――トルコ系の美貌をいらいらと歪める。

「あー、生理だから帰っていいか?」

その言葉を聞いた陽炎の反応は迅速極まりないものだった。
ガムを噛みながらの、顎骨に移植された通信機を通しての本部への無線通信――あっという間に副長に繋がる。

《黒犬(シュヴァルツ)が生理によって任務続行不可能、繰り返す、任務続行不可能》

《……赤犬(ロッター)、悪ふざけはやめろ、これは命令だ》

副長は大のシモネタ嫌いの堅物であり、当然こういう内容は好ましくないと思っているのだろう。
陽炎は視線を小隊長である涼月に向け、無線ではなく地声で話しかけた。
当然音を通信機が拾い、本部の面子に伝える。

「だそうだ、小隊長。つべこべ言わず私と空調の効いた車内の位置を交換しろ」

「ざけんな」

涼月も地声で返答し、ついでかなり面倒くさそうな声をあげた。

「副長ー、自分は生理なので帰っていいでしょうか?」

《貴様、先週も同じことを言っていたぞ》

「あー、副長あたしの初潮まだなの知ってましたっけ? セクハラー」

《――さっさと囚人護送任務に当たれ、涼月!》

やがて副長の怒りは頂点に達し、少女を本名で怒鳴りつけた。
煙草をくわえた可憐な唇が意地悪そうな笑み、浮かべ応答。

「了解。陽炎、お前の待機時間だ」

「やっと交換か。待ちくたびれたぞ」

そう言って、装甲車両上面のハッチから車内に滑り込む陽炎。
火のように赤い髪、冷たい緋色の瞳に14歳とは思えぬ発達した砂時計型の長身と、完璧に色気を漂わせる美少女。
しかし、今は空調の送風に突っ伏していて、ひどくだらしない印象――きっとこいつのファンが見たら幻滅するな、と思う涼月だった。
赤いミニドレスはキャンペーン用のお色気全開衣装で、胸の谷間を強調。舌打ちしつつハッチから外に出た。
道端に溢れる群衆は、16年前の決戦の英雄の末路を見ようと集まった連中で、そんな奴らに媚を売りつつ警備をするのが<ケルベロス>の仕事である。
<ケルベロス>のもう一人の仲間、夕霧は日射病でぶっ倒れて病院で静養中であり、キャンペーン任務で一番のりのりの彼女がいないせいか、
涼月と陽炎のやる気も低下の一途を辿っていた。ムードメーカーを欠いた状態と云うのは、士気に影響するものらしい。
小声で呟いた。

「あー、煙草すいてー」

――ガキィン

そのとき、とんでもない騒音が耳を突いた。
敵の襲撃かと探査装置を使って見渡すが、異常なし。
別に薬を決めてそうなイカレタ奴らとか、今日も外国人排斥運動に熱を上げるテロリストとかが暴れているわけではないらしい。
音のした方は、なんと護送車両だった。対物ライフルでも撃ちぬけないはずの複合装甲に凹みが出来ていた――内側から。

「は?」

涼月は思わず立ち尽くし、その黒い瞳を護送車両に向けた。
ついで、護送車の中からとんでもない大音声が聞こえてきた。
滅茶苦茶機嫌が悪そうな男の怒鳴り声――今すぐ虎の一匹や二匹生身で引き裂きそうな感じの存在感溢れる声だ。

「てめえら、人の話を聞かずに特A級戦犯だぁ?! ふざけてんじゃねぇぇぇ!」

――ベコン

次は内側から装甲車両が左側に揺れて、中から妙な声が聞こえた。
探査を実行すると、どうも囚人が暴れまくっているらしいというのがわかる。

「痛ぇ!」

「ま、麻酔が効いてないぞ? 人間かよこの黄色い猿め」

「てめえ、さっきから好き勝手言いやがって――」

――ドゴォン

ついに護送車両の後部に設けられた扉が内側から吹き飛び、人が一人華麗に宙を舞っていた。
顔から鼻血を流して吹き飛ぶその男は、警官らしいが先ほど聞こえた差別的発言は駄目だろう。
やがて失神した警官が地面へ落ちると、手錠と足枷を素手で引き千切った男が中から現れる。
漆黒の髪に黄色い肌とアジア人だとわかる、精悍な顔つきの凶暴な虎みたいな印象の大男で、ぼろぼろのロングコートと赤いマフラーが目立つ。
筋骨隆々と言った感じの両腕には白い包帯が巻かれ、フランケンシュタインの怪物かミイラのようだ。
慌てて駆けつけた憲兵たちが麻酔銃で男を撃つが、不動。まるで効いていない。
どうやら自分の出番らしい――と、涼月が跳躍した。弾丸のように跳びながら、通信を入れた。

《あたしらの出番らしい、陽炎》

《らしいな。と言っても、生かして捕らえるのが仕事だ、涼月。殺すなよ》

《わかってる》

そして、その言葉を唱え上げた。

《転送を開封》

涼月の声無き要請により、
エメラルド色の幾何学模様が空中の涼月の身体を包み込み、超振動型雷撃器を内蔵した接近戦用の義肢に四肢が置換される。
<特殊転送式強襲機甲義肢>、通称<特甲>が遠吠えにも似た音を発しつつ機能を発揮、強化義体の脚部が着地の衝撃を吸収する。
囚人がこちらのほうを向き、驚いた様子で目を見開いた。
涼月は、中指を立ててファックサインをしながら叫んだ。

「あたしが相手だっ!」

「んだぁ、糞警官の次は餓鬼が武器持ってくるたぁ面白ぇな、この街はよ」

対峙――拳を構えた野獣の如き大男と、機甲に身を包んだ少女が向かい合い、睨みあう。
そして、どちらからともなく駆け出し――激突。
雷鳴のような轟音がミリオポリスの大通りに響き渡った。

それを陰から見る異形もまた、いた。都市の暗黒に身を潜める、人類の宿敵。
廃ビルの屋上から人類の住む街を見下ろし、目をぎらつかせる。
人類ではありえない、硬質の鱗に全身を覆った二足歩行の人型――ハチュウ人類は酷薄に笑った。

「ここであの男が死ねばよし……そうでなければ、我々恐竜帝国特殊部隊が抹殺するのみ……」

その金色の瞳を見開いて、言う。

「流竜馬ァァァ!!」

憎悪の篭った声であった。