飛行神社

Last-modified: 2013-10-05 (土) 16:45:24
 

飛行神社
ひこうじんじゃ
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(参拝日:平成24年5月13日)
住所:京都府八幡市八幡土井44mapionlogo.gif
主祭神:饒速日命、航空殉難者の霊・航空業功績者
主な祭礼:4月29日(例祭)
webサイト:飛行神社

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↑外観↑
(由緒:現地案内板より)
当神社は明治二十四年(一八九一)四月二九日に世界に誇る動力プロペラ式飛行器の飛翔実験に成功した
二宮忠八が、後進の航空殉難者の尊霊を慰めるべく崇め祀った神社である。

晩年自ら神職に就き昭和二年(一九二七)改修して朝夕航空安全祈祷の奉仕をしたが、
昭和十一年(一九三六)に没した。

昭和三十年(一九五五)忠八の次男顕次郎が、再興に当り「空は一つなり」の信条のもとに、
あまねく全世界の航空先覚者並びに遭難者の霊を迎え祀り、今日に至っている。

現在の本殿拝殿及び資料館、集会所は忠八の飛行原理発見百周年記念に際し、
平成元年(一九八九)に全面改築したものである。

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↑鳥居↑
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↑拝殿↑
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↑零式艦上戦闘機の機首部↑
(以下、余談)
八幡市といえば、京阪・八幡駅前から参道が伸びる石清水八幡宮が有名ですが、
八幡宮のある男山に向かわずに、駅前の市街地を進むと神社があります。

日本人初の模型飛行実験に成功した二宮忠八が建立した神社です。
伊予国宇和郡八幡浜浦矢野町(現在の愛媛県八幡浜市矢野町)に生まれ、陸軍従軍中に飛行器を考案しました。

以後は独自に人間が乗れる実機の開発を目指しましたが、ライト兄弟の報せに触れ、開発は途中で断念しました。
飛行機事故が相次いだことから、開発者として責任を感じ、犠牲者の慰霊を弔うために建立しました。
自らが神主となり、私財を投げうっての建立でした。

飛行原理を着想したのは、香川県まんのう町追上の樅ノ木峠とされています。
地元では、昭和41年に二宮飛行公園、平成3年に二宮飛行神社、平成18年に二宮忠八飛行館が開館しています。

写真にはありませんが、境内に『スターファイター(日本名:栄光)』のエンジンの本物が保存されていました。
さらに、鳥居は飛行機によく使われるジュラルミン製。

隣接する展示室は航空機・戦闘機好きにはたまらないのではないでしょうか。
ずらりと、ショーケース内に飛行機の模型が展示されていました。