鴉宮

Last-modified: 2013-10-05 (土) 16:55:19
 

鴉宮
からすのみや
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(参拝日:平成25年4月20日)
住所:大阪府大阪市此花区伝法2-10-18mapionlogo.gif
主祭神:天照大神
主な祭礼:11月3日(例祭)

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↑鳥居↑
(由緒:現地案内板より)
此花区に残る最も古い伝記として、順徳天皇の御代健保三年四月(一二一五)村と港の繁栄を祈念し、
伝法村の中心に傳母頭(もりす)神社として御鎮座されたが、
文禄元年二月(一五九二)豊臣秀吉が瀬戸内より日本海への渡航に際し、御神前に祈願せしところ、御社殿奥の森より、
三足の鴉が出現、航海の安全守護他、瑞祥を示さんとの神告があり、お告げ通り無事平安に帰国を果たした。

秀吉この事に大いに感激し、神社名を以後、「鴉宮」に改めよと命名、水から鴉の巣を成している所、
すなわち現在地に御遷宮したと伝う。現在、正蓮寺川に架る橋を「森巣橋」というのもこの御由緒によるものである。

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↑社殿↑
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↑社殿正面↑
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↑末社・琴平社・稲荷大明神↑

(以下、余談)
阪神高速2号・淀川左岸線の工事が進む、正蓮寺川に面して鎮座する神社です。
澪標住吉神社から歩いてきましたが、同じ伝法地区にあります。

もとは傳母頭(もりす)神社という名称でした。当地は仏教伝来の伝承の残ることから「傳母」と呼ばれたのですね。
ところが、豊臣秀吉の時代に、三足の鴉が神告・瑞祥を示したことから、現在の名称となりました。

社殿正面から船の舳先が飛び出していました。漁業関係者からの崇敬が篤いのでしょうか。