大頭神社

Last-modified: 2013-10-27 (日) 02:09:08
 

大頭神社
おおがしらじんじゃ
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(参拝日:平成25年7月21日)
住所:広島県廿日市市大野5357mapionlogo.gif
主祭神:大山祇命、国常立命、佐伯鞍職命
主な祭礼:10月第四日曜日(例祭)
webサイト:大頭神社

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↑鳥居↑
(由緒:パンフレットより)
『日本書紀』一書によると、伊邪那岐命が火之迦具士神を斬り給う時、その首が犬山祇命、
身中が中山祇命(椎宮神社)、手が麓山祇命(三槍社)、腰が正勝山祇命(「原神社」)、
足が酓隹山祇命(大田社)また腹が奥山祇と化したといい、
首、即ち頭より成った大山祇を祀るため当神社を大頭神社と称し、
また四末社は他の部分より成った神を祀るための分身と伝えられている。

厳島神社の摂社として推古天皇十一年(六〇三)に創祀されたと伝え、古くは巌島兼帯七社の一とされた。
もと郷桑原に鎮座したが、大正二年に現在地に遷座した。
楽音寺蔵「安芸国神明帳」に佐西郡二位五前として大頭明神とある古社である。

正安二年(一三〇〇)「伊都岐島社未造殿舎造営料言上状」に「大頭社一宇三間一面、
同戎殿一間一面、同拝殿一間一面、庁屋五間一面、御供屋三間、鳥居一基」と記されており、
鎌倉時代には既に多くの社殿が建ち並んでいたことが知られる。

また、平清盛の頃より毎年末五十三石余りを奉納されていたと伝え、毛利元就公の時に二十三石、
福島正則公の時に十六石、江戸時代に至るも十二石の社領米を有していた。
寛永十四年(一六三七)再建の棟札を蔵す。

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↑拝殿↑
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↑報国神社↑
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↑妹背の滝 雄滝↑
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↑妹背の滝 雌滝↑
(以下、余談)
神社に近づくと、住宅街の狭い道にびっしりと車が駐車してありました。
何かのお祭りか、はたまた結婚式なのかなと思いましたが、どちらもハズレでした。
この日は35℃にも達する猛暑日、神社の妹背の滝に子供連れが水浴びに来ていたのでした。

この神社は厳島神社の摂社として推古天皇11年に建立されたと言われています。
朱色鳥居は有栖川宮織仁親王のご染筆のもので、安政4年の御神燈、享保14年の石灯籠など歴史があります。
あまり社殿周辺には参拝者はいませんでしたが、上述の妹背の滝には沢山の人だかりが出来てました。