耳明神社

Last-modified: 2013-04-28 (日) 07:05:32
 

耳明神社
みみごじんじゃ
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(参拝日:平成24年12月23日)
住所:広島県尾道市因島土生町1424-2mapionlogo.gif
主祭神:天児屋根命
主な祭礼:3月3日,12月23日(例祭)
関連:大山神社
webサイト:耳明神社

みみごじんじゃ2.jpg
↑拝殿↑
(由緒:現地案内板より)
創立年代不詳なるも、鎌倉時代初期(約八百年前)巻幡氏戦時の藤原康高が因島に来島し、
祖神天児屋根命をお祀りしたのが始まりと伝えられる。

ご祭神の天児屋根命は、中臣氏の祖神で、天照大神様が天の岩窟に隠れられた際、
天の岩戸の前で祝詞を奏し祭りを執り行った神様。
中臣氏は「ナカトミ」として神と人との間を執り行う役割を担い、その子孫は藤原・中臣・藤波氏などとして栄えた。

みみごじんじゃ1.jpg
↑貝殻↑
(以下、余談)
大山神社の境内にある、耳の神様を祀る日本唯一の神社です。また、春日造の神社としては広島県唯一です。
別称・有徳神社といいます。耳を明るくして人のことを聞くと徳が有り、運を開く神様として信仰されています。

平成7年に社殿が再建されましたが、建築物の研究者で知られる広島大学の三浦正幸教授が設計を担当しています。
個人的には、城郭や社寺の建築関係の図書を数十冊持っていますので、お名前をよく拝見致しました。

社殿の前に大きな耳が2つあります。
参拝方法は「耳明さん、耳明さん」と唱えながら、右の柱の耳を握り拳でトントントンと叩くのを三度繰り返します。

社殿の周りには貝殻がありますが、これはさざえの貝殻が耳の形とよく似ていて、
さざえの殻の中にお酒とお米を入れお供えをすると叶えてくれると信仰されていることから奉納されています。

余談ですが、3月3日の耳まつりではマギー審司が来ることがあるそうです。
テレビでは最近「耳がでっかくなっちゃった」をあまり見ない気がしますが・・・