尾山神社

Last-modified: 2013-10-05 (土) 15:23:28
 

尾山神社
おやまじんじゃ
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(参拝日:平成25年1月4日)
住所:石川県金沢市尾山町11-1mapionlogo.gif
主祭神:前田利家
社格:別格官幣社、別表神社
主な祭礼:6月上旬(百万石まつり)
webサイト:尾山神社

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↑鳥居・神門↑
(由緒:パンフレットより)
尾山神社の御祭神は、前田利家公と正室松子命です。
公は文武兼備の名将として名高く、人格もっとも優れ、また人徳も高く、多くの人々より敬い慕われていました。
公亡き後、神霊は卯辰山麓に祀られ、卯辰八幡宮と称しておりましたが、明治六年(一八七三)旧金谷御殿の跡地である
現在地に御社殿を新築遷座して、尾山神社と改称し今日に至っております。
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↑拝殿↑
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↑東神門↑
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↑神苑↑
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↑さし石(力石)↑
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↑導水管↑
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↑前田利家公像↑
(以下、余談)
兼六園近くの金沢市街地にあります。
年間を通して参拝者が絶えない神社です。新年4日でしたので、ひっきりなしに人通りがありました。

2代藩主・利長公が前田利家公を祀ろうとしたのが始まりですが、当時は徳川の時代で外様大名として憚られましたので、
守護神としていた物部八幡宮・榊葉神明宮を遷座する名目で、卯辰山麓に社殿を建立し、利家の神霊を合祀しました。

まず、アッと驚くのが和洋折衷の神門です。神社とは思えない造りですが、日本初の避雷針を設置したのがこの建物だとか。
夜は灯台の役割を果たしたそうですが、日本海の近くにある大野湊神社から当社までは距離がありますね。
ステンドグラスが使われている神門は他に例があるのでしょうか。古くて新しいです。

雪吊りの松が映える神苑を眺めていると、石でできた筒状のものがありました。
これは犀川の水を金沢城に導水するために造られた辰巳用水の導水管です。
人目に触れないように、取水口から約4キロの隧道部分、その後約8キロは地上水路で構成されていました。
用水路の一部にはサイフォンの技術を応用しています。江戸時代の土木技術は侮れないですね。