日枝神社

Last-modified: 2013-11-21 (木) 23:26:48
 

日枝神社
ひえじんじゃ
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(参拝日:平成25年2月10日)
住所:静岡県沼津市平町7-24 mapionlogo.gif
主祭神:大山咋神、大名牟遅神、大歳神
社格:県社
主な祭礼:9月23-24日(例祭)

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↑鳥居↑
(由緒:パンフレットより)
嘉保二年美濃守源義綱と延暦寺の衆徒並に山王の神主等と葛藤を起こしし時、
関白二条師通に訴出しが之を拒絶したことにより山王の神威大に現われ関白の病気となり遂に薧去せられた。

北政所所大に恐れをなし大岡庄に日吉山王の御神霊を分祀し八町八反の田を寄進して供料に充て
謝罪の礼を効されたのが本社の起源である。

時に堀河天皇の永長元年十一月中の申日なり、この事を記録した重宝山王霊験記に委しく記載されてありまして
昭和二年四月二十五日国宝に指定され後、昭和二十五年八月重要文化財として今日に至る。
明治六年二月郷社に列し、大正十五年十一月二十五日県社に昇格、本社は元藤原氏の創建なりしも後、
遂に国守崇敬の神社となり武門武将の崇敬特に厚く、社殿因に鎮座当時大岡庄は関白家の領地である。

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↑拝殿↑
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↑日枝天満宮↑
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↑高尾山穂見神社↑
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↑松尾芭蕉句碑↑
(以下、余談)
沼津市街地では狩野川が旧東海道に沿って大きく蛇行していますが、その一角に鎮座しています。
神社の前は山王通りといい、古くから山王権現として親しまれてきた神社です。

神社では国重要文化財に指定されている『山王霊験記』第1巻を所蔵しています。
その内容は要約すると、比叡山延暦寺は京都の鬼門を守るために建てられたというものです。
この日枝神社も旧沼津市街地(狩野川下流)の鬼門を守護する神社と見ることができるのではないでしょうか。

この後は、同じ市内の浅間神社・丸子神社を訪れました。