YAMAHA PSR-SX600
2020年11月 発売
自宅での本格的なキーボード演奏や音楽制作など、演奏者の高いニーズに応える多彩な機能を搭載したハイスペックモデル。高品位なサウンドと優れた演奏性で、表現力豊かな演奏を実現します。
- 4.3インチ カラーディスプレイ
- 61鍵、高品位な1373音色であらゆるジャンルに対応(73 スーパーアーティキュレーション、27 メガボイス、43 ドラム/SFXキット含む)
- 演奏をサポートする自動伴奏415スタイル(372 プロ、32 セッション、10 DJ含む)
- エクスパンションメモリー最大約100MB
- スタイル(自動伴奏)をより多彩に表現するユニゾン&アクセント
- 無料アプリ「Rec'n'Share」対応
- マイク(別売)をつないでボーカルパフォーマンス
- ワンタッチで設定を呼び出せるレジストレーションメモリー/プレイリスト
- ボイス(音色)やスタイル(自動伴奏)を追加できるエクスパンションパック
PSR-SX600の強み
① 「昭和歌謡的アレンジ思想」が最初から入っている
PSR-SX600のスタイル:
・派手すぎない
・おかずが歌を邪魔しない
・ベースとドラムが連動する
・Aメロはスカスカ、サビで開く
② ベース&ドラムの「人間らしさ」が異常に強い
YAMAHAのスタイルエンジンは音楽的に非常に自然:
・ベロシティ
・発音タイミング
・フレーズ選択
③ 「和声付き伴奏」を即座に鳴らせる
実はDTMより強い点:
・コードを押さえるだけ
・すぐ全体像が聴ける
・転調も一瞬
具体的な活用法(プロジェクト連携)
活用①:アレンジ方向性の決定機
手順::
- 原曲のコードをSX600に入力
- いくつかスタイルを試す
- 実践的体感
・どこで盛り上げるか
・フィルはどこか
活用②:ベースラインの思想抽出
SX600のベースをよく聴いて明確にする:
・どこで動くか
・どこで止まるか
・転調前の処理
👉RipXで抜いた原曲ベースと比較
活用③:ドラムフィル配置の教科書
SX600のドラムは:
・フィルが入る場所が完璧
・長さ・密度が絶妙
・主張しすぎない
👉BP5でのフィル配置の答え合わせ
活用④:MIDI供給源として使う(重要)
できること::
・スタイル演奏をMIDI録音
・ベース/ドラムだけ抜き出す
・Cubaseに取り込み
👉「YAMAHA流・昭和歌謡ベース&ドラム」テンプレ完成(かなり強力)
PSR-SX600 → Cubase へのMIDI取り込み手順
SX600 → Cubase のMIDI取り込みは 2ルートあります。
- USB-MIDI:簡単・安定(こちらがお勧め)
- USBメモリ:直接ファイル
ここではUSB-MIDI方式について考えます。
DAWとの通信は、SX600の背面バックパネルの[TO HOST]端子とPCのUSB端子をUSBケーブルで接続して行います。
SX600側の設定(重要)
① MIDI送信を有効化
[MENU] → MIDI
ransmit = ON
② MIDIテンプレート設定
おすすめ設定は以下の通り:
Keyboard Out:OFF(右手演奏を送らない)
Style Out:ON(ベース/ドラム/伴奏を送る)
③ Clock設定
Clock:Internal (Cubaseをスレーブにする ※最初はこれが一番安定)
Cubase(Artist 12 前提)側の設定
① MIDIデバイス認識確認
- Cubase起動
- スタジオ → スタジオ設定
- MIDIポートにPSR-SX600 が見えることを確認
② MIDIトラック作成
MIDIトラックを複数作成(最低4本)
| Drums |
| Bass |
| Chord1 |
| Chord2(任意) |
各トラックの入力をPSR-SX600 に設定
③ MIDIチャンネル割り当て(重要)
SX600の一般的割り当て:
| パート | MIDI Ch |
| Drums | 10 |
| Bass | 11 |
| Chord1 | 12 |
| Chord2 | 13 |
Cubase側でトラックごとにチャンネル指定 (👉 後処理が爆速になります)

