1話 ある日の出来事 その1
『予約』
キャラ名 | セリフ |
トド松 | あ、6人で予約した松野です。 |
トド松 | ふう、まだ早い時間だから空いてるね! |
おそ松 | 生6つお願いしま~す。 |
一松 | 手羽先2個。 |
カラ松 | 唐揚げ。 |
チョロ松 | (そわ、そわ) |
十四松 | どうしたの? チョロ松兄さん。 |
チョロ松 | ねえ、トド松? スマホは? |
トド松 | え?ああ・・・ここにあるよ。 |
チョロ松 | ここに出しておいて。 |
トド松 | ん?何、時間見たいの? |
(プルルルル・・・!) | |
トド松 | わ!マナーモードにし忘れてた! ・・・なんだ?この番号・・・ 知らない番号だ・・・。 |
チョロ松 | ちょっと、見せて! |
トド松 | あ! |
チョロ松 | あ、はーい。松野です。 |
トド松 | えー? |
チョロ松 | はい。・・・はい。 あ、他店に在庫あった? わかりました!取り寄せお願いします! |
チョロ松 | 入荷したら、連絡・・・はい。 この番号で大丈夫です!(ピッ) |
トド松 | これ、僕のスマホだからね!? |
チョロ松 | あー!ビールが美味い!! |
トド松 | なんだよ、この番号で大丈夫です! って・・・!大丈夫じゃないよ! |
チョロ松 | 探してたらラノベが他のアニアニパニックなら ありそうだから調べますって言われてさ! サービスいい店はうれしいよね!大事~! |
トド松 | え?女の子といる時とかに 「アニアニパニックでーす!」って かかってくるかもしれないの? |
トド松 | 着信拒否していいッ!? |
チョロ松 | おい!最近は隠れアニメファンの 女の子も多いんだぞ! そういう偏見は逆にモテないからな。 |
トド松 | そういう問題? |
チョロ松 | そういう問題。あー! ビールがしみるーー! |
(プルルルル・・・!) | |
トド松 | あ!驚きすぎてマナーモードに し忘れたよ!もう。(カチッ) ・・・知らない番号だ。 |
カラ松 | 出ろ。 |
一松 | 出て。 |
十四松 | ・・・。 |
おそ松 | ぷはー。出ればいいじゃない。ほら。 まだ店の中、俺達しかいないし。 |
トド松 | わかったよ。 ・・・はい、もしもし。 |
トド松 | ・・・はい。 「男のファッションストリート」? ・・・はい。ちょっと待ってください。 |
カラ松 | フッ。 |
トド松 | どうせ、カラ松兄さんだと思うけど。 バックナンバーは先月の分しか 取り寄せ難しそうだってさ。 |
カラ松 | 頼んでくれ。 |
トド松 | もう・・・! あー、はい。 はい、先月ので大丈夫です。はい。 |
(・・・ピッ) | |
トド松 | あのね!? なんで家電の番号じゃダメなの! |
カラ松 | 待った。 お前の言いたいことはわかる。 |
カラ松 | だが今日はお前達と一緒に 外へ出るとわかっているのに 家の電話に店の人がかけたらどうなる? |
チョロ松 | 店の人の仕事が滞っちゃうよね。 ほら!そうなんだよ。 お前は世間知らずだな。 |
トド松 | え!?僕を怒る? |
(ブー・・・ブー・・・) | |
トド松 | ・・・・・・。 |
十四松 | トッティ、電話鳴ってるよ。 |
トド松 | もう・・・!やだよ! |
一松 | ・・・お願い。出て。 |
トド松 | え?一松兄さん・・・? |
―つづく― |
1話 ある日の出来事 その1
『予約2』
キャラ名 | セリフ |
一松 | ・・・お願い。 電話、出て。 |
トド松 | ・・・わ、わかったよ。(ポチッ) はい、もしもし。 |
一松 | ・・・・・・。 |
トド松 | はい、・・・あ、そうですね。 はい。わかりました。お願いします。 ・・・(ポチッ) |
一松 | ・・・あ。・・・俺? |
トド松 | 明日入るって、にぼし! |
一松 | よかった。ありがとう。 |
トド松 | にぼしって、ペット専用のがあるんだ。 |
一松 | そう、人間と同じだと塩分があるから。 |
チョロ松 | ちょ、ちょーーーっと待って!! 一松だけ対応が違うんじゃないッ? |
カラ松 | うん。なんか丁寧だった。 (もぐもぐ)唐揚げうまい。 |
トド松 | あのね! 一松兄さんは予め頼んでたからね。 |
一松 | そう。 |
トド松 | 僕のスマホにペットショップから 電話もらってもいい?って、 ちゃんと頼んでたからね? |
チョロ松 | ぐっ。ごほごほ。水っ。 ・・・ふう。 |
トド松 | 勝手に僕の番号を使うのとは 対応違うに決まってるでしょ。 ったく。 |
チョロ松 | 言おうと思ったんだよ。 でも、言うより先にかかってきたからさ! |
カラ松 | そうだ、そうだ。 俺も今飲んでる間に頼もうと思っt |
トド松 | 事後でしょ、事後! |
カラ松 | ぐっ。うーん・・・。ふう。 もっと楽しい話をしないか? |
(ブー・・・ブー・・・) | |
トド松 | ・・・・・・。 |
十四松 | トッティ、電話鳴ってるよ。 |
トド松 | また知らない番号だ・・・ 僕、もう怖いんだけどお!? |
十四松 | 固定電話? |
トド松 | うん・・・。 |
十四松 | じゃあ、僕にかも知れない。 ちょっと出てみて。 |
トド松 | えー?十四松兄さんまでー? もう・・・(ポチッ)はい。 はい、もしもし。・・・ |
おそ松 | なんか、子どもの声じゃない? |
カラ松 | うん。 |
トド松 | ・・・はい、ちょっと待ってね。 十四松兄さん。栄太郎くん。 |
十四松 | ・・・あ、栄太郎? どうだったー?・・・うん。 うん、わかったー。じゃあね! |
十四松 | (ブツッ)はい、トッティありがとう。 ほら、僕が今日帰りが遅いと 連絡つかないと思って。明日の予定だし。 |
トド松 | 理由は分かるよ? にしても、僕のスマホだからね? わかってる? |
十四松 | ごめん、ごめん! |
カラ松 | ごめん、ごめん! |
チョロ松 | ごめんね、トド松。 |
一松 | いつも、すみません。 |
トド松 | 一松兄さんはいいよ。 前もってちゃんと頼んでるから。 |
チョロ松 | なんだよ・・・。ちぇっ。 |
(ブー・・・ブー・・・) | |
トド松 | あれ?レンタルビデオ屋から着信だ。 なんだろう。(ピッ) |
トド松 | はい、・・・返却待ちの予約? はあ・・・。覚えが無いですけど。 どんな内容ですか?・・・ |
トド松 | ・・・えッ!?AV・・・?ですか? |
おそ松 | あ!それ、俺だわ! 入ったら借りるつもりだったの! |
トド松 | あ、家族が頼んで多分みたいですね。 はい、松野トド松は僕ですが・・・ はい。後で行きますので。はい・・・ |
トド松 | (ピッ)ねえ!なんで僕の名前で AVの返却待ち予約頼んでんの!! |
おそ松 | いや、だっていっつも借りられててさ! ジャケット見て、あ~見たいな~! 見たいな~って思ってたんだよ! |
おそ松 | あんまりいっつも借りられっぱなしだから 紛失とかじゃないんですかって、 店員さんに聞いたんだよ。 |
チョロ松 | わざわざ、きいたんだ。うわー。 |
おそ松 | だって、いっつもなんだよ。 気になるじゃない? |
カラ松 | まあな。わかる。 |
おそ松 | そうしたら、取り置きはできないけど 今度返却されたら連絡しましょうかって。 家の電話、教えるのもなんかねえ。 |
十四松 | そうだねー。 |
トド松 | いや、僕の名前で堂々と頼まないでよ! 顔だって似てるんだから! 僕の趣味だと思われちゃうでしょ! |
(ブー・・・ブー・・・) | |
トド松 | はい!なんですか!?・・・ ・・・予約?はい・・・。 |
十四松 | あれ?なんかお店の人、こっち見てない? |
トド松 | はい、もう席で飲んでますけど・・・ あ、ここの席です。はい。 |
おそ松 | なに?ここの店のからかかってきたの? どういうこと? |
トド松 | 入った時、予約した松野って言わなかったから、 また別の6人組って感じになってたみたい。 あっちの席が僕達用になってたみたいだね。 |
・・・・・・。 | |
チョロ松 | あ、予約札どけてる・・・。 |
一松 | 満員だったらまずかったけど。 空いてるから大丈夫だよ。 |
トド松 | いや、うっかりした! さ!飲もう飲もう!!兄さん達!! |
―おわり― |