1話 ある日の出来事 その1
『分析』
キャラ名 | セリフ |
一松 | みんな、食べたいメニュー選んで。 |
おそ松 | ん?珍しいじゃん。 |
十四松 | 今日は一松兄さんが母さんに みんなのお昼ご飯を頼まれたんだよ。 |
トド松 | あ、これ美味しそ~。 新しく出来た店なんだ? |
一松 | そうみたい。 全部のメニューが丼なんだけど 安いしボリュームありそうって。 |
チョロ松 | チラシが入ってた店か。 そうそう、なんかバラエティに 富んでたよね。色々と。 |
カラ松 | ん~。和風、洋風、中華風・・・ エスニック風まであるな。 |
チョロ松 | 全部、一律500円て。 明朗会計だね~!へえ。 なんにしよう? |
一松 | 決まったら、言って。 メモするから。 |
おそ松 | 俺、うなぎの卵とじ! |
カラ松 | 俺は・・・ |
カラ松 | 豚!!キムチ!!丼!! |
トド松 | どうして三つにわけたの!? 発音のアクセントが強いよね? |
カラ松 | フッ。 |
トド松 | もう・・・なんにしよう。 |
トド松 | じゃあ、僕はガパオライス! へへっ!この値段で 割と本格的な味だったらリピート決定! |
チョロ松 | 僕は親子丼にしてみよう。 こういうシンプルなの美味しいと 安心だよねー。信頼できる。 |
十四松 | せっかくだから、 みんな違うの頼んだ方が 色々チェック出来るよねー? |
一松 | まあね。 この店で今後も買うとすると 何がおススメかわかると便利だよね。 |
十四松 | じゃあ、僕はカツ丼にしよう! 揚げ物が入ったのまだだよね? |
一松 | そうだね。わかった。 じゃあ俺はすき焼き丼にして、 この値段での牛肉のコスパを試そう。 |
一松 | ・・・行ってきます。 |
おそ松 | 頼むね~! いちまっちゃん! |
一松 | はいはい。 ・・・行ってきまーす。 |
―30分後・・・ | |
(・・・ガラッ・・・) | |
十四松 | 一松兄さん!お帰りなさーい! |
一松 | ただいま。 十四松、これ向こう持って行って。 |
十四松 | うん、わかったー! わー!アツアツだね。 美味しそうー!! |
一松 | ふう。(ガサッ・・・) ・・・ん? |
一松 | あ・・・。 |
一松 | ・・・うそだろ? |
トド松 | あ、お帰りなさい! 一松兄さん。・・・どうしたの? 青い顔して。 |
トド松 | ん? |
一松 | ・・・ああ・・・。 |
トド松 | ん?・・・んん? |
トド松 | (ガサッ・・・) ・・・ん?僕のどれ? |
一松 | ・・・わからない。 |
トド松 | え? |
一松 | 全部、同じ丼に入ってて 見分けがつかない・・・。 |
チョロ松 | あ、お帰りー。 ・・・どうしたの? 二人とも青い顔して。 |
トド松 | 本当だ・・・。 中身を書いたシールとか なんにも・・・ついてない。 |
カラ松 | ん?どうしたんだ。食べないのか? どうした、割り箸が無いか? |
十四松 | あ、箸とスプーンとかは こっちの袋にまとめて入ってるね。 |
おそ松 | おつかれさ~ん! 旨そうな匂いだな! さ!食おうぜ!!・・・ん? |
おそ松 | どうして誰も食べないの? どうかした? |
トド松 | 中身を書いたシールがついてなくて どれが誰のか分からないんだよ・・・ |
おそ松 | あそ。でも、だからって そこまで全員で絶望しなくても いいんじゃないのッ!? |
カラ松 | ん~・・・! すごいぞ!汁漏れが全くしてない! |
チョロ松 | え!あ、本当だ。 美味しい店でも汁漏れがあると ちょっとがっかりするよねー。わかる。 |
カラ松 | ・・・食べないのか? |
おそ松 | ・・・いや、なめてたな俺! 大体、よく見たらわかると思ったんだけど。 |
おそ松 | ぜんっぜん、見た目でわかんないわ。 これ。ある意味すごい。 |
―つづく― |
1話 ある日の出来事 その1
『分析2』
キャラ名 | セリフ |
一松 | 俺・・・ |
一松 | 他の人が同じ物6つ頼んだのと 間違えて持って帰ってきちゃったかな。 |
チョロ松 | 他にお客さんいたの? |
一松 | いや・・・。 いなかったな。 |
一松 | 手渡すときに、メニュー復唱して 渡されたし・・・。 |
カラ松 | よし、取り合えず並べよう。な? テーブルに並べたら、 微妙な違いがわかるかもしれないだろ? |
トド松 | そうだね!えーと、1、2・・・ |
チョロ松 | ・・・わからないね。 |
十四松 | そうだね。 |
おそ松 | しかしよ?そもそもさ! |
おそ松 | 結構、違う内容の物を注文したのに 見た目が同じってすごいね!? |
カラ松 | 感心してる場合じゃないぞ、おそ松。 |
おそ松 | まあ、そうだけどね。 |
チョロ松 | 汁漏れしてないのは素晴らしいけど、 匂いの雰囲気もわからないね。 |
チョロ松 | もう、蓋を開けるしかないよ。 |
十四松 | ちょっとまって。(くんくん) これ、ちょっとキムチっぽい気がする。 |
一松 | 本当?(くんくん) あ、本当だ。だぶん、これ当たり。 |
カラ松 | フッ!・・・しかしキムチ丼の上が 卵でとじてあるのって珍しいな・・・ |
(パカッ・・・!) | |
カラ松 | ビンゴォ~!! |
一松 | せっかく温かいから先に食べて。 |
カラ松 | フッ!サンキューブラザー! 遠慮なく先に頂くぜ。・・・ (パクッ!)うん、うまい。うまいな? |
チョロ松 | みんな、先に選んでよ。 僕的にはこのビジュアル、 全て親子丼に見えるからさ? |
チョロ松 | 他のメニュー頼んだ人が 自分の食欲と勘で選んだ方がいいと思うんだ。 |
トド松 | た、確かに。 よ、よし!僕はこれ! |
トド松 | この卵の隅にガパオのひき肉が 見える気がする! |
一松 | 確かに。小さい肉っぽい粒が・・・。 あ、でもこっちのこの辺も・・・。 大丈夫?そっちで。 |
一松 | カツと親子丼は小さい肉っぽい粒 入ってなさそうだから・・・ おそ松兄さんのうなぎ・・・か?これ。 |
おそ松 | だな。よし、トド松。 開けようぜ! |
(パカッ・・・!) | |
トド松 | どう? |
おそ松 | うん。食べてみよう。(パクッ) ふん、うまい。 |
トド松 | いただきまーす。(パクッ) ふんふん。美味しい。でも甘いって言うか。 美味しいけど、ちょっと物足りないような。 |
おそ松 | ふん(もぐもぐ)なんかね、スパイシー? でもこの値段じゃウナギちいちゃいね! ひき肉みたいに細かいわ! |
トド松 | ちょっと! それ僕のガパオライスじゃない!? 返してよ!もう!!ほら、こっちがウナギ! |
おそ松 | あ、そうか。 だからスパイシーだったのか! だははッ!!・・・うん、ウナギうまいわ! |
カラ松 | うーん、キムチ丼に卵とじはどうかと思ったが 味が優しい感じになって、うまい。 むちゃくちゃうまい。 |
チョロ松 | ちょっと!まだ食べはじめてないんだから そういう発言を色々するなよ。 (グゥ~・・・)急にお腹空いてきちゃったよ。 |
一松 | もう、あと三つ蓋を開けるしかないよ。 |
チョロ松 | そうだね。開けよう。 一応選ぶよ。じゃあ、これ。 |
十四松 | じゃあ、この辺りが衣っぽいから・・・ これ! |
一松 | よし、開けるよ。 |
(パカッ・・・!) | |
一松 | チョロ松兄さん、食べてみて。 |
チョロ松 | わかった(パクッ)あ! やった!当たりだ。親子丼だー! しかも、うまい。この店、信頼出来る! |
一松 | 信頼できるかどうかはわからないけど・・・ まあ、味は良くて良かったね。 じゃあ、最後は俺達だ。 |
十四松 | そうだね、よし食べよう!(パクッ) |
一松 | (パクッ) |
十四松 | あ~・・・ カツの衣だと思った所、 豆腐に卵がかかった所だった・・・。 |
一松 | こっちはカツだ。ほら、返すよ。 (パクッ・・・もぐもぐ) ふん。牛肉もまあまあだね。 |
十四松 | カツ丼!!美味しい!! 卵の味が丁度いい!! |
一松 | ・・・どう?ここの店。 また買う? |
カラ松 | 味も値段も申し分ない。 リピート決定だろう。 |
トド松 | 食べた瞬間、思ってたのと違う味だったの ちょっとびっくりしたけど・・・。 まあ、美味しいよね。リピートしよう。 |
おそ松 | 500円で、結構楽しんだよな!? なんか面白かったじゃない。 どれがどのメニューか当てるの。 |
一松 | 確かにね。結構、楽しんだかもね。 |
十四松 | 面白かったよね!あははは! 結局、間違えちゃったけどね! |
一松 | また、来週リピートしようか。 |
―おわり― |