940 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2014/11/05(水) 21:14:43.17 ID:5JGd0HTi0
こんなのはどうかな
まどかの人生に自分は不要と、身を引くことを決心するほむら
記憶を操作され、ほむらのことを忘れてしまったまどかは、その後平凡だが幸せな一生を過ごす
そしてその終わりの日、まどかの枕元に一人の少女が現れる
その瞬間、まどかはすべてを思い出した
あの頃と少しも変わらぬ姿のほむらに向かって、まどかは涙を流しながらありがとう、ありがとうと何度も繰り返す
ほむらはまどかの手を取り、「幸せだった?」と問いかける
「うん、幸せだったよ」と答えるまどか
「よかった」ほむらが笑いかける
まどかはその笑顔を心に刻んだまま、最期の時を迎える
静かに立ち上がるほむら
「これで全てが終わった」
悲しみは少しも感じなかった
やり遂げたという想いと、まどかの幸せな笑顔だけが、心の中にあった
「もう、いいの?」
その時、立ち尽くすほむらに声をかける者があった
「ええ、満足よ」
ほむらが答える
「よかった。じゃあ、行きましょうか」
「うん、ありがとう。待たせてしまってごめんね、まどか」
子供のような笑顔で振り向くほむらに向かって、女神は優しく微笑みながら手を差し伸べるのだった
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