18スレ/859

Last-modified: 2014-04-13 (日) 21:44:55

819 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2012/04/28(土) 05:01:44.27 ID:f+YDkKe90

二人きりの温泉旅行で浴衣の胸元をはだけたり太腿をちらつかせたりしてほむらを誘うまどか

しかしほむらはムラムラしつつもまどかを傷つけたくない一心で我慢する

そのうちまどかの方が我慢できなくなってほむらを押し倒してしまう

そこに至ってやっと火がついたほむらがまどかを気持ちよくしてあげようと不器用に攻める

みたいな感じのSSください

859 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2012/04/28(土) 17:26:04.68 ID:7VaqjlwdP
>>819
悪い、オーダー通りにならなかった
静寂が辺りを包んでいた。
聞こえるのは風の音、木々の揺れる音。
それと、繊維のこすれる音だけ。
「ん……」
あ、へへへ。
私達の呼吸の音もあったね。
部屋には二人分のお布団がしかれていた。
使っているのは一人分。
ほむらちゃんのお布団は、しかれたときのままの形を保っていた。
つい先々週のことだった。
クラスの子が温泉旅館の宿泊券を譲ってくれた。
親が得意先からもらったけど、忙しくて行けないから代わりに使ってほしいとのことだった。
といっても、私のママもパパも忙しいのは同じ。
私はほむらちゃんにそのことをこっそりと話した。
まどかのご両親が良いなら、私は構わないわ。
ほむらちゃんはそう言ってくれた。
旅館は街から特急電車でほんの一時間のところだったから、
ちゃんと連絡を入れるという約束で、私達は中学生二人での旅行を許可された。
たった一時間、たった一つの山を抜けると、そこは同じ県とは思えない自然の中だった。
車窓に映る景色はどこまでも広がる農家と、遠くの山々。
目的地の終点に着く頃には、景色はすっかりと山奥に移り変わっていた。
送迎バスに揺られて30分。
山道を下って、川沿いの山道を走る。
荷物を下ろした私達は、長いこと触れていなかった手をそっと繋いだ。
形を確かめるように、指先で撫でて、優しく繋ぐ。
互いに視線は手元に落としたまま、顔の方向だけを向け合う。
バスの窓から差し込む木漏れ日に照らされたほむらちゃんの手がキラキラと輝いた。
温泉は小さな露天風呂だった。
下を見ると崖下にある沢を見下ろせる。
見上げれば秋には鮮やかな紅葉が楽しめるであろう木々のベールがかかっていた。
こんな景色なら、ほむらちゃんと一緒が良かった。
そう、思う。
私とほむらちゃんは、もう随分前から付き合っている。
女の子同士だけど、恋人だった。
ほむらちゃんは言う。
ごめんなさい、一人でゆっくりしたいの。
嘘つき。
お風呂に誘った私を、ほむらちゃんはそう言って断った。
理由なんてわかってる。
私も、ほむらちゃんも、付き合っていれば互いの身体に触れたいと、そう願うのは自然だ。
ほむらちゃんにはその一線を超える勇気がない。
それは、私も同じ。
私達は交わしたキスや、言葉の数こそ多けれど、未だに身体を重ねたことがなかった。
「まどか……」
「…………うん」
ほむらちゃんの言葉で回想に浸っていた意識が呼び起こされる。
目を開ける。
明かりは枕元のランプだけだった。
目の前にほむらちゃんの顔がある。
小さい明かりに照らされて、いつもより顔の輪郭が際立って綺麗だった。
抱き合った身体を擦り合わせて、体温を交換する。
浴衣と毛布がこすれる。
辺りの静寂さが、私達の動く音を強調して余計に意識してしまう。
「ほむらちゃん……」
名前を呼んだのは、ただ甘えたかったから。
顔をすり合わせる。
鼻や唇がぶつかって、二人の呼吸が荒くなるのがわかる。
「キス、したい……」
ただ優しく微笑むだけのほむらちゃんが愛しくて、私はキスをねだってしまう。
しょうがないわね、と頬を撫でられる。
その手は震えていて、割れ物を扱うような手つきだった。
私をあやす手を、私の手で制して、そっと握る。
もう、焦らしちゃヤダ……。
ちゅ……と。
囁くように触れて、名残を惜しんで唇をついばむ。
たったそれだけのキスも、私達には十分だった。
「まどか……ふぁ……」
トロンとふやけた笑みを浮かべたほむらちゃんは、呼吸をすっかり荒くしていた。
見つめ合う。
握ったままの手はそのまま。
互いの息が鼻にかかって、それだけで私達の胸は高鳴った。
そっと、自分の浴衣をはだけさせる。
「見て……」
はだけた胸元に暖かい風が入り込んで、私は自分がしていることのいやらしさを実感する。
「まどか……っ」
えへへ……。
ほむらちゃんは私の身体を見て、不安そうに恥ずかしがってくれた。
わかってる。
怖いんだよね……。
でも、こうやって身体を重ねることも、私はしたい……。
「ねえ、さわって……」
できるだけ優しく言う。
ほむらちゃんは俯いて、口元をわなわなを震わせる。
何を言うか、当ててあげる。
『まだ早いわ』
だよね……?
「まどか、私達には……まだ」
その言葉を、私は唇でふさいだ。
驚いてヒクンと身体を震わせたほむらちゃんも、観念してキスを返してくれる。
言わせないよ。
「まだじゃないよ……私達は、もう、そうなんだよ」
もう、それだけのことはしてきたよ。
怖がらないで。 私は二人で先に進みたい……。
繋いだ手を、私の胸に導く。
「まどか……いいの?」
えへへ。
弱虫な口を、またキスでふさぐ。
「して、ほしいな」
手を離す。
ほむらちゃんの手は逃げることなく、私の胸に当てられたまま。
さするような手つきで撫でられる。
顔を覗くと、まるでされている側のように恥じらったほむらちゃんがいた。
「優しい……」
その手は包み込むようで、私の小さな胸の形を楽しんでいるようにも思えた。
たまに指が先端に触れて、私は腰が震える。
その様子を初めは怖がっていたほむらちゃんだけど、
私が笑って、きもちいいよ、と囁くと気を取り直して愛撫を続けてくれた。
「ぁん……」
わざと、声を出す。
もっともっとしてほしくて、いやらしい声でほむらちゃんを誘う。
だんだん指先が先端に集中してきて、私も自然と声が出てしまいそうになる。
「ぁ……ほむらちゃん」
「まどか……」
えへへ。
きっと、二人共えっちな顔してるんだね……。
嬉しくて、唇を重ねる……。
指が私の胸をしっかりと捉えて、動きは撫でるのとは違って、気持ちよくさせることを中心としたものになる。
摘んで、押して、擦り合わせて……。
我慢できなくて、甲高い声を出しちゃう……。
「あぁっ……やだ……」
「ご、ごめんなさい」
あはは、違うってば。
「やめないで……」
もっと、して。
離れる腕を掴んで、催促する。
もっとだよ。
また先端を愛撫される、私は身体を震わせて、
ほむらちゃんが愛しくなってくれるように、名前をたくさん呼んであげた。
「すきだよ……ほむらちゃん」
これはね、いやらしいことじゃないんだよ。
言葉でも、キスでも足りないときに、することだよ。
だから怖がらないで。
そう、思った。
胸の快感が腰へと下がっていって、私は身体も頭もほてってしまう。
もう、どこを触られても声が出そうな気分。
ほむらちゃんの手が首筋をなぞる。
「あん……っ」
ほら、出ちゃった。
ほむらちゃんもますますとろけた表情で私を見つめる。
このまま、一緒になりたい……。
毛布をまくる。
こんなの、邪魔なだけ。
すっかり乱れた二人の姿がランプに照らされる。
ほむらちゃんの細い足が覗いていた。
私の方は、もう太ももまで見えてしまっている。
ゆっくり身体を起こす。
浴衣をめくって、下半身を見せる……。
もう、下着が見えてしまってもいい。
「胸だけじゃ、やだ……」
私の声は自分でも聞いたことがないくらい、艶やかだった。
ほむらちゃんも起き上がる。
はしたない私を見ても、ほむらちゃんは優しく笑ってくれた。
でも、手は出してくれなかった。
「だめよ……もっと、自分を大切にして」
そういうほむらちゃんだって、下着が見えそうなくらいはしたない格好だった。
小さな明かりが影を作ってそれを引き立てている。
「私には、まどかをそうしてしまう勇気がない……」
知ってるよ。
知ってるから、私はがんばってる。
「してくれないの……?」
私の誘いに、ほむらちゃんはただ俯くだけだった。
「ごめんなさい……あなたが大切なの」
大切なら、してくれてもいいのに。
心の中で愚痴をこぼす。
俯いて、目を逸らすほむらちゃんは、長い眉毛を垂れ下げて、情けなさそうにしていた
それでも、部屋は静寂だけが支配していて、明かりはこのランプ一つだけだった。
ほむらちゃんが勇気を出せないなら、
私が出してあげればいい。
そっと寄り添う。
向こうを向くほむらちゃんの顔を抱きしめて、こちらを向かせる。
悲しそうな顔……。
そのまま、ほむらちゃんをお布団に押し倒して、キスをした……。
「まどか……っ」
悲しそうな顔はふにゃりと溶けて、また恍惚としてしまう。
「私はしたいよ……ほむらちゃんと、したい」
また、目を逸らす。
ほむらちゃんに覆いかぶさった身体をゆっくり下ろして、密着させる。
全身であやすようにすり寄って、何度もキスを降らせた。
「まどかぁ……」
抱きしめられる。
ほら……ほむらちゃんだって、したいんだよ。
じゃなかったら、私を抱いたりしない。
唇を重ねる。
ふさがったほむらちゃんの唇を、舌でくすぐる。
「んっ……」
察してくれたほむらちゃんが、少しだけ唇を開いた。
ついばんで、くすぐって、なぞって……。
ほんのちょっと、舌で唇の裏側を撫でる。
「んぁっ……まどか」
初めて、そういうキスをした。
「……しちゃったね」
愛しくなって、笑う。
ほむらちゃんも安心してくれたのか、笑い返した。
ほむらちゃんの手がゆっくりと私の身体を制して、また横になる。
無理矢理押し倒したことは怒ってないようだった。
「まどか……してあげる」
恥ずかしさで顔を赤くして、ほむらちゃんは言ってくれた。
私は帯を緩くして、触りやすくする。
ほむらちゃん……。
「まどかが、してくれたから……」
それはうわ言のように聞こえたほむらちゃんの声。
すっかりはだけて、胸も足も、ほむらちゃんのものになった私……。
手は、私のおなかをさすっていた。
「はずかしいよ……」
触診するように、確かめる手つきでおなかを撫でて、軽く押されたりする。
もう片方の手は私のお尻を支えていた。
お尻から太ももの付け根を、まさぐられる。
「やんっ……」
思わず声が出る。
ほむらちゃんは落ち着いた表情で、かわいい、と言ってくれた。
おなかを撫でていた手も足の方に来て、太ももを丹念に撫でられる。
「ほむらちゃん……」
たまらなくて甘えた声を出す。
腰に響いてる快感が、無意識に身体をくねらせた。
やだよ……。 我慢できなくなっちゃう。
付け根をくすぐって、揉んで……。
ほむらちゃんの手は、私の下着に触れていた。
「まどか、かわいい……」
えへへ。
ほむらちゃんになら、私は何をされても嬉しい……。
ようやく私を受け入れてくれたほむらちゃんの頬を撫でて、そう言ってあげたいけど。
すっかり快感を溜め込んだ身体は、よがるだけで精一杯で、思うように動かなかった。
「……まどか」
おでこがくっつく。
下着に触れた手が、私のソコを優しく押していく。
「んぅぅっ……!」
もう、目も開けていられない。
我慢していた快感がこみ上げて、ほむらちゃんがしてくれる嬉しさと混ざって、何も考えられなくなる。
手は、ゆっくりと上下にこすって、私を刺激した。
「はんんっ……あぁっ……!」
こんなときまで、焦らしちゃ嫌だよ……っ。
そのままでいたら、だらしなく声を出してしまいそうで、私はほむらちゃんの身体を強く抱きしめた。
手は止まることなく動き続け、やっとソコを探り当てて、指先でノックをするように押される……。
「んううっ、あっ、っ、っ……!」
腰の重い快感が全身に響く渡るように、痺れがやってくる。
いっちゃう……。
気持ちよくなってるところ、ほむらちゃんに見られちゃう……。
「っっ…………!」
声にならない声をあげて、私は達してしまった。
満足しあった私達は、はだけた浴衣を戻して一つのお布団で眠った。
なかなか寝付けなくて、何度もキスをした。
「まどか……どうして?」
ほむらちゃんが囁いた。
明かりを消しているから、もうどんな顔をしているかもうっすらとしかわからない。
「どうして、してほしかったの?」
やだな。 言わせたいの……?
「言葉でも、キスでも足りなかったから、したかったんだよ」
そう言って、また抱きあう。
ほむらちゃんが何をしたって、私達の気持ちは壊れたりしない。
それを教えてあげるにはどうすればいいか。
私達はまだ、スタートラインからそう遠くない場所にいた。