35スレ/咄嗟の隠し事

Last-modified: 2014-04-25 (金) 18:41:41
796 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2012/11/03(土) 15:40:27.36 ID:cLo3RJHa0
弱まどもいいと思う
ほむら「まどか。先日は迷惑を掛けてごめんなさい。これを」
まどか「あ…そんな。わざわざいいのに」
ほむら「一応クリーニングには出したのだけれど…もし
    気に入らなければ弁償させて頂戴」
まどか「ううん!そんな、気にしなくていいよ!わたしのせいで、
    ほむらちゃんゲガしたんだから…わたしこそ、ごめんなさい」
ほむら「貴女が気に病む必要は無いの。私が勝手にやった事だから。
    …そういえば、私が着ていた服は?」
まどか「あ、あれね。もうボロボロだったからこっちで処分しちゃったの
    ご、ごめんね。勝手な事して」
ほむら「そう…すっかり迷惑をかけてしまったわね。今日はご両親は…?」
まどか「うん、二人とも出かけてるの」
ほむら「また後日改めてお詫びに伺うわ。ご両親にそうお伝えして貰えるかしら」
まどか「そんな!わ、わざわざいいよ、わたし言っておくから!…あの、ほむらちゃん…?」
ほむら「何かしら」
まどか「あの、よければ、うちにあがってお茶でも、なんて…」
ほむら「…誘って貰えて嬉しいのだけれどこれから用事があるの。それじゃ、また明日」
まどか「あ、うん。またあした…」
捨てたなんて咄嗟に嘘をついた。
自室のタンスの中の奥深く、袋にしまったそれを丁寧に取り出す。
魔女との戦いでまどかを守って満身創痍になったほむらを家へ担ぎ込んだとき、
ほむらが着ていたボロボロになってしまった彼女の服と下着。
まどか「…」
そっと抱きしめる。洗った後でもかすかに香る、自分の服とはまた違う香り。
まどか「…ほむらちゃん…」
自己嫌悪に陥る。あんなに素敵な彼女と比べて自分のやっている事は一体何なのか。
それでもこの甘美な一時は止められそうに無かった。

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