35スレ/猪突猛進-mdhmください

Last-modified: 2014-04-25 (金) 18:39:34

※編集者注:>>293はこちら

504 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2012/10/31(水) 19:53:44.77 ID:5Xzf5FJe0
mdhm冷やかしたい。
「鹿目さんのことになると、暁美さんは周囲が見えなくなる傾向があるから気をつけたほうがいいわね」
新人時代に巴マミから頂戴したありがたい言葉は、現在に至るまで修正が効かないままだ。
「……」
長い長い1日が終わった。周囲から浴びせられる生暖かい視線に耐えかね、机に突っ伏す。
おそらくはまどかも似たような状態だろう。そちらに視線を向ける気力はもはや残っていない。
「アンタ昨日は>>293熱~い抱擁しながらプロポーズしてたんだって?」
1日の始まりが美樹さやかのこの言葉から始まった。あとは推して知るべしである。
巴マミに至っては自分の容姿がどれだけ目立っているのか全く分かっていないくせに教室にまで押しかけてきて祝辞を述べていった。
「やっぱり暁美さんと鹿目さんって付き合ってるの!?」「あのひと3年生の先輩だよね。やっぱり2年生だけの噂じゃなかったんだ…」
「昨日他のクラスの子が二人で抱きしめあってたって言ってたもん。おめでとう~」「マミさんマミマミ」「誰だ今の」
襲来直後は蜂の巣をつついたような騒ぎだった。
休み時間に巴マミから頂戴したありがたくない言葉は、私に復讐を誓わせるに足る災厄を残していった。
「ほむらーぁ。生きてるか」
美樹さやかの声が頭の上から降ってくる。
「死にたいわ」
「だ、駄目だよほむらちゃん…」
まどかも隣に居るようだ。突っ伏した私には机の天板しか見えない。
「アンタまどかのこととなるとホント周りが見えなくなるよね。運転免許とか取っちゃ駄目なタイプ」
自分の猪突猛進ぶりを棚に上げて良くも言いたい放題…。
顔を上げ、文句の一つも言ってやろうとした時、
「大丈夫だよほむらちゃん! 私が免許取るからほむらちゃんには必要ないよ!」
終業の解放感に活気づいていた教室が水を打ったように静まり返った。
ああまどか、あなたの女神のような優しさがさらに大きな悲しみを生むことをどうしてわかってくれないの…。
「まどかもほむらのことについては変わんなかったか…」「鹿目さんってやっぱりいいお嫁さんになりそうよね」
「人生プランまで出来上がってるわねー。おめでとう」「マミさんマミマミ」「だから誰だよ」
まどかは自分が言ったことの意味を理解したようで、耳まで真っ赤になって俯いている。
そして私も火が出そうな顔とくすぐったい気持ちを抱えて、嵐を過ぎ去るのをじっと待つより手はなかった。
主人公とヒロインのカップルが周囲から冷やかされるのは宿命なので諦めてmdhmしてください。

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