42スレ/夢の中のりぼある

Last-modified: 2014-05-01 (木) 13:31:09
960 名前:りぼある[sage] 投稿日:2013/01/02(水) 03:18:16.84 ID:MA8mKE4g0
暗い。

暗い中に独り私はいた。
上も下も右も左もわからない暗黒のなかに、なぜか意識だけは鮮明で。
私は ああ、これは夢を見ているのだ。と察する

これは夢、私の見てる夢?
私の夢ならば私の思うままの世界を造れるはず・・・

無意識か、それとも先ほどの意識がそれを求めたのか
暗黒の中に一筋の光を感じる。

光、優しくて暖かい光。
この冷たく無慈悲な暗黒の世界にぽつんと輝く光。

私にとっての光など、ただひとつしかありえない。

「まどか・・・・・・」

其の子は立っていた。あの時とまるで変わらない笑顔で。
こんなところにいるはずがない。こんな残酷な闇の中にいるはずがない。
やはりこれは私の見ている夢なのだ。私がまどかの姿を求めていたから現れたにすぎないのだ。

これが私の夢ならば、私の思うままのはず。

まどかをこんな暗闇の世界においているわけにはいかない。私は新たに世界を念じた。
まどかと行きたかった場所。まどかと逢いたかった場所。まどかと別れた場所。
ぐちゃぐちゃに混ざり合う世界はしだいにひとつに融け合わさって・・・やがて見慣れた世界へたどり着く。
そこは私の部屋だった。

「ほむらちゃん、ひさしぶりだね」

まどかがそんなことを言う。そうだ、まどかを私の部屋に呼んだのなら、お茶くらい出さないと失礼よね・・・

「まどか、何か飲む?紅茶でもいいかしら・・・」

「ほむらちゃん」

「まど・・・」

まどかが抱きつい・・・いや、抱きしめてきた。
これは私の願望?きっとそうなのだろう、私の夢なんだから。

「ほむらちゃん・・・逢いたかったよ」

この言葉も、まどかに言って欲しい言葉。まどかと再会したいから、まどかにこんなことを言わせてるだけ・・・。私の夢、なんだから。

「ほむらちゃん・・・・・・好きだよ・・・」

これもきっと私の欲望。まどかと恋仲になりたいっていう私の身勝手な深層心理・・・。私の

「違う・・・ちがうの、ほむらちゃん」

なにが違うの?私はまどかに拒否されることを恐れているから?

「そうじゃないの・・・。ほむらちゃん、気づいて」

「えっ・・・」

「わたしは、まどか・・・ほんとうのまどかだよ。幻でもなんでもない、ほんもののまどかだよ」


961 名前:りぼある[sage] 投稿日:2013/01/02(水) 03:18:49.24 ID:MA8mKE4g0
そんな
そんなはず・・・
私の夢のはずなのに、ここにいるまどかは私の思うまどかではないの?

「うん、ほむらちゃんの夢の中っていうのは、ほんと・・・」
「この時期はね、たくさんの人の強い想いの力が、いっぱい集まるんだ。ほら、初詣で神様にお願いとかするでしょ?」
「そのおかげで・・・えっと、うまく説明するのが難しいんだけど・・・」
「現実の世界に姿を造るのはまだ難しいんだけど、だれかの夢の中に現れるくらいならできるの」
「今日みたいな、みんなの想いの力が集まる特別な日だけ、みたいだけどね」

「まどか・・・・・・」
「ごめんなさい、私、すこし混乱していたみたい・・・」
「まどか、あなたは、ほんとうに・・・ほんとうのまどかなのね・・・」

「うん・・・そうだよ、ほむらちゃん」
「えへへ・・・再会したら、ほむらちゃんと話したいこと、いっぱいあったのに」
「なんだか、ほんとに出会えたとたんに忘れちゃった・・・。えへへ、ごめんね・・・ほむらちゃん」

「いい、いいの・・・まどか・・・っ」
「夢の中でもいい、理由なんてなんでもいいの・・・。まどかと、また逢えたから・・・もういいのっ・・・」

「ほむらちゃん・・・」
「ありがとう、ほむらちゃん・・・わたしも、ほむらちゃんとまた逢えて・・・すっごく、すっごく嬉しいよ・・・」


どれほどの時間抱きしめあっていただろうか。夢の中だから時間の概念もめちゃくちゃだ。
でも、曖昧で不明確な夢の中でも、私たちの心は確かに重なり合っていた。
それだけで幸せだった。これまでのどんなことよりもしあわせだったんだ・・・

「ね・・・ほむらちゃん」

「ん・・・?」

「あの・・・あのね?えっと・・・驚かないで聞いてね」

「ええ」

「あの・・・これはほむらちゃんの夢の中って、はじめにも言ったと思うんだけど・・・」

「そうね・・・もちろんわかっているわ。夢の中だとしてもまどかと再会できて、とても嬉しいわ・・・」

「えへへ・・・///ありがとうほむらちゃん。・・・っと、そうじゃなくって・・・」

「?・・・どうしたの?」

「だからね・・・ほむらちゃんの夢の中だから、この世界はほむらちゃんの思うようになるの」

「そうね・・・。私の部屋をイメージしたら、私の部屋にやってきたわ」
「そういえば、まどかも私も制服姿だけど、これも私もイメージなの?」

「うん、わたしたちが一緒にいるなかで、いちばん長く着ていた服だから」

「そうなの・・・。それでまどか、そのことがどうかしたの・・・?」

「うぅ・・・・・・ほむらちゃんの、にぶちん」

「えっ・・・!?わ、私・・・にぶちんかしら」

「にぶちんさんだよ・・・はぅぅ・・・。もう、改めて言うの、すっごい恥ずかしいのに・・・・・・」
「・・・わたしのことも、ほむらちゃんの好きに・・・していいんだよ・・・?」


962 名前:りぼある[sage] 投稿日:2013/01/02(水) 03:19:27.66 ID:MA8mKE4g0
「ま・・・まどか・・・」
「あなた・・・・・・なっ、なにを・・・いっているの・・・?」

「うぅ・・・///だから、恥ずかしいんだってばぁ・・・」

「いっ、いえ、まどかの言わんとしてることはなんとなくわかるけれど!」
「まっ・・・まどかが・・・そんな、そんなこと・・・いうなんて」

「わッ、わたしだって年頃のおんなのこだもんっ!」
「・・・・・・ほむらちゃん、覚えてるかな、わたしが前に『これからのわたしは、いつでもどこにでもいる』って、言ったの」

「え、ええ・・・覚えてるわ」

「だからね、その・・・・・・ほむらちゃんはわからなかったかもしれないけど」
「わたしね、ずっとほむらちゃんのそばにいたの」
「それで・・・それでね・・・・・・えっと・・・///」
「ほむらちゃんが・・・・・・その、・・・ひとりで・・・えっちしてる・・・とこも・・・///」

「/////!!!!!!」

「さっき、想いの力が集まると・・・って、言ったよね」
「だから・・・ほむらちゃんが、ひとりで・・・えっち・・・しながら・・・・・・心の中で、わたしのこと・・・想ってるのも・・・・・・///」

「いやぁぁぁぁあああああ!!!まどか!それ以上はやめてえぇッ!」
「マッ、マドカニ・・・しっ、しら・・・しら、らららあっら」

「ほっ、ほむらちゃんおちついて・・・」

「もう、だめ・・・・・・私、まどかにいやらしい子だと思われたわ・・・もう・・・生きていけない・・・」

「おっ、思ってないよ!それどころか、その・・・・・・」

「ぐずっ・・・・・・まどか・・・?」

「わ・・・わたしも・・・・・・ひとりえっちしてるほむらちゃんをみながら・・・えっと」

「まど・・・」

「ひ・・・・・・ひとりえっち・・・してたもん・・・///」

「まどかぁ・・・っ」

「えへへへ・・・おそろいだね、わたしたち・・・///」


閑話休題。


963 名前:りぼある[sage] 投稿日:2013/01/02(水) 03:20:53.11 ID:MA8mKE4g0
「だからね、ほむらちゃんが念じれば、夢の中はどうにでもできるの」

「そうなの・・・・・・。じゃあ、まどか。ひとつお願いを聞いてくれる・・・?」

「うん♪ほむらちゃんの頼みなら・・・えへへ」

「もう・・・///・・・まどかが願いを叶えたとき、いつもの魔法少女の姿とは違う姿になっていたわよね」

「あっ、うん。あの髪がすっごいながーくなるあれのこと?」

「ええ・・・。あのまどかの姿、とても綺麗で素敵だったわ」

「ほむらちゃん///えっとね、あの姿は『アルティメットまどか』っていうんだよ!すごいでしょ?」

「あ・・・あるてぃ・・・・・・?そ、そうね・・・。ネーミングはともかく、あのときのまどかの姿がもういちど見たいわ」

「うん♪お安い御用だよっ!というか、普段からこのカッコなんだけどね・・・っと、じゃじゃぁーん♪」

「・・・・・・っ」

「えへへ・・・///ほむらちゃんの前で改まって変身するの、ちょっと恥ずかしいかも・・・///・・・どうかな・・・」

「・・・ええ・・・ええ」
「すごく・・・綺麗・・・・・・美しくて・・・・・・神々しくて・・・。まどか・・・まるで女神様みたい」

「やっ・・・やだほむらちゃん、そんなに褒められると照れちゃうよ・・・///」

「だって・・・本当のことだわ」

「てへへ・・・///ありがとう、ほむらちゃん♪」
「それで、この姿でどうすればいいの?」

「・・・そうね」
「・・・まどかは・・・・・・今のまどかは、私の思うままに・・・なるのよね」

「うん・・・///」

「なら・・・・・・まどか・・・」

「きゃ・・・ほむら、ちゃん・・・?」

目の前に顕現した文字通りの女神を、私はベッドに押し倒した。

「私・・・その姿のまどかを愛してみたいわ・・・」

「・・・っ・・・ほむらちゃん・・・///」

「私の好きに・・・とは言ったけど・・・。私、まどかを傷つけて・・・無理やり抱くなんてこと、したくないわ・・・」
「だから、嫌だと思ったら遠慮せずに言って。これは、あなたの夢でもあるんだから」

「もう・・・・・・ほむらちゃん、いじわる・・・。」
「そんなふうに言われちゃったら・・・。ううん、わたし、ほむらちゃんを拒んだりなんて、しないよ」
「わたしは・・・ほむらちゃんのこと、大好きだもん・・・」

「まどか・・・」
「・・・・・・私も、あなたが・・・・・・まどかのことが好き・・・大好きよ・・・」

というような内容のリボほむアルテま姫初めを描きました
閲覧注意。パスは半角英数8文字といえば当スレ住人諸氏はわかってくれるはず
ttp://download5.getuploader.com/g/50e326da-8e60-467d-ab27-343fb63022d0/homumado/185/rhumh.jpg

※画像はこちら パスはhomumado

964 名前:りぼある[sage] 投稿日:2013/01/02(水) 03:21:56.57 ID:MA8mKE4g0
以上です
ちなみにこの後は
「まどか・・・胸元のスリットもとても素敵だわ・・・。」
「少しずらしただけで、まどかの愛らしいさくらんぼが見えてしまうなんて・・・こんな服をイメージするまどかって、えっちね・・・?」
「ドレスのスカートも・・・前の部分だけこんなに短くて、下着が見えてしまいそうよ・・・?まどかったら・・・いやらしいわ・・・///」

「だっ・・・だって、ほむらちゃんだから、わたしにこんなことしていいの、ほむらちゃんだけだからぁぁッ」
となりますがさすがにそれはやりすぎってことで各自補完

http://ikura.2ch.net/test/read.cgi/anichara2/1356433081/960-964