885 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2013/03/16(土) 03:05:27.27 ID:EpvC/eBh0
まどか「ほむらちゃんって、美人さんでかっこよくて……勉強もスポーツもできて……えへへ、憧れちゃうなぁ」
ほむら「もう、まどか。私はそんな、大層な人間ではないわ」
まどか「うぅ……でも、クラスのみんなだって、ほむらちゃんのこと、そう言ってるよ?」
ほむら「クラスのみんなは、本当の私のこと知らないもの」
まどか「本当の……ほむらちゃん?」
ほむら「ふふっ、なんでもないわ。あっ……でも、一つだけ確かなことはね」
まどか「……?」
ほむら「まどかに褒められるのはとても嬉しい」
まどか「ほ、ほむらちゃん……」
ほむら「優しくて、いつも誰かのために一生懸命で……そんな頑張り屋なまどかのこと、私は尊敬しているわ」
まどか「わたしこそ、そんな大層な人間じゃ……」
ほむら「ふふっ、これで言われる側の気持ちもわかったでしょう?」
まどか「もう! ほむらちゃんのいじわる……」
ほむら「もちろん、私が言ったのは本当のことだけれど」
まどか「そ、それじゃあ……わ、わたしだって、自分のこと、好きなひとに褒められたら嬉しいもん!」
ほむら「えっ?」
まどか「あっ……」
ほむら「まどか、今のって……」
まどか「あっ、あのね、今のはその……あっ! もうこんな時間! 帰らなくちゃ!」
ほむら「そ、そうね、もう陽も落ちているし」
まどか「ほむらちゃん、ま、また明日ね!」
ほむら「えぇ、また明日」
まどか「そ、それじゃあね!」 タタタッ
ほむら「……」
ほむら「えっと……」
ほむら(……好きなひと……私のこと……よね?)
ほむら「……」
ほむら「……今夜は月が綺麗ね」
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