51スレ/寝起き

Last-modified: 2014-05-13 (火) 23:29:48
311 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2013/03/11(月) 02:39:50.41 ID:7j1+cOHP0
素晴らしい流れに乗って書いた結果

「……これでよし、っと」

出来上がった朝食を手に、キッチンを出る。朝昼晩と、食事を用意するのはわたしの仕事だ
ほむらちゃんは『たまには私に任せてくれても……』と言うけど
他の色んな部分でほむらちゃんに頼りっきりだから、せめてこのくらいはやらないと

「さて、朝食も出来たし…そろそろほむらちゃん、起こしてこないと……」

ほむらちゃんと一緒に暮らしてわかったことだけど、どうやらほむらちゃんは低血圧で朝に弱いらしい
特に魔女と戦った次の日の朝は、相当なものとのこと
わたしは朝食をテーブルに並べてから寝室に向かい、ドアを開ける

「ほむらちゃん、朝だよ」

わたしはベッドですやすやと眠っているほむらちゃんにそう話しかける。だけど、起きる気配はない
まだ起きてこないと判断したわたしは、窓のカーテンを全開にしてから、さっきよりも大声で名前を呼ぶ

「ほむらちゃん!朝だってば!」

もぞもぞと動いてはいるが、一向に起きる様子がない。わたしは最後の手段…実力行使に出る
掛け布団の端を掴んで、思いっきり引っぺがす。それと同時に声を張り上げて、ほむらちゃんを叩き起こす

「ほむらちゃん!おっき…ろー……」

布団を引っぺがしたところまではよかったが、ほむらちゃんの姿を見たわたしは凍り付いた
ほむらちゃんはいつもワンピース型の寝巻きを着ているんだけど…寝返りやら何やらでそれがはだけている。それも盛大に
布団をはぎ取られ、はだけた寝巻きでベッドの上でもぞもぞしているほむらちゃんは…正直、とても色っぽい

「……ほむらちゃん、起きないと…イタズラしちゃうよ?」

そんな姿に当てられたのか、妙なことを口にする。このままほむらちゃんをウェヒってしまおうかとも考える
……ダメダメ。今日は平日、これから学校。頭ではそう思いつつも、体は反対にほむらちゃんへと向かっていく
そのまま、ほむらちゃんの上に覆い被さって、顔を覗き込む

「ほむら、ちゃん…ウェヒっちゃってもいいよね……?」

そう言ってからはっとしたわたしは、首を振ってその考えを振り払う。だから今はダメなんだって、自分
早くほむらちゃんを起こさないと先にわたしの限界が来てしまう。そう思ってから再びほむらちゃんの顔を見ると
そこには目を開けたほむらちゃんの顔があった

「あ…えっと、これは、その…ね…っ!?」

目を覚ましたほむらちゃんを見て頭が真っ白になったわたしはわたわたと慌てふためく
そんなわたしをじっと見ていたほむらちゃんは無言のまま、わたしの首に手を回してゆっくりと引き寄せる
わたしに口づけをしてから、ほむらちゃんは口を開いた

「おはよう、まどか。もう朝ごはんはできてるのかしら……?」

「え、あ、うん、出来てるけど……」

「それなら朝ごはんにしましょう。今日は何かしら……」

ほむらちゃんはそう言うと少しおぼつかない足取りでリビングに向かっていった
あんなことを考えてしまったことと、いきなりキスされたことで、わたしは朝食の間、ずっと真っ赤になっていた
そして家を出る頃になって頭が働きだしたほむらちゃんが、寝起きのことを思い返したのか、真っ赤になって布団を被り、丸まってしまう
その日、わたしとほむらちゃん、2人で仲良く遅刻したことは言うまでもないだろう

終


434 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2013/03/12(火) 03:04:00.26 ID:3LomqnEk0
>>311の続き思いついたから書いた結果。ウェヒるは健全な行為です

「はぁ…今日は散々な日ね……」

1人で帰り道を歩きながら、そんなことをぼやく
いくら寝起きで頭が働いてなかったとはいえ、急にあんなことをしてしまうなんて……
それが原因で2人で遅刻して、挙句にさやかとマミにそれをからかわれる始末。朝の自分を引っ叩きたい気分だった

「それにしても…まどかはどうしたのかしら」

まどかは今日1日、なんだか様子がおかしかった。話をするにも、目を逸らしていたり、顔が赤かったり
風邪でもひいてしまったのだろうか。学校から帰るときも、『今日は1人で先に帰るよ』と言って帰ってしまった
何だか心配になった私は少し足を速め、家へと向かった

「ただいま…まどか?帰ってるの?」

玄関のドアを開けると同時に、家の中に向かって声をかける
鍵は開いていたし、靴もある。間違いなく帰っては来ているようだが、私の声への返事はなかった

「まどか?いないの?まど……」

家中のあちこちを探し回るが、見当たらない。粗方探し終わり、最後に残った寝室のドアを開ける
そこには、ベッドで眠っているらしいまどかの姿があった

「まどか……?」

眠っているまどかに近寄り、顔を覗き込む。まだ顔が赤いような気がする
1人で帰る、顔が赤い、早々と寝ている。これが意味するところは……

「……やっぱり、風邪でもひいたのかしら?」

「そんなわけないでしょ」

「そう、よか…えっ?」

視線をまどかへ戻す。いつの間にか、まどかが起きている。……いや、きっと寝たふりをしていたのだろう
でも何故寝たふりを?意図を理解できず硬直していると、まどかに肩を掴まれ、そのままベッドに押し倒された

「ま、まどか……?」

「……わたし、1日中、我慢してたんだよ……?」

「まどか?何言って……」

「ほむらちゃんが悪いんだから…あんな姿見せられたら、わたし……」

どうやら私の何かの姿を見たせいで、まどかは暴走しているらしい
何とか誤魔化そうとも考えたが、目の据わったまどかを見て、誤魔化しきれないと悟った私は何とか思い出そうと頭を働かせる
そして、一番可能性の高そうなものを思い出し、まどかに問いただす

「まどか…まさか、朝の私を見たせいで……?」

「そうだよ……。朝は時間がなかったけど、もう放課後だから…思いっきりウェヒれるから…ね……?」

「ま、まどか…ウェヒるって何…ちょっと、まど……」

全て言い切る前に、まどかの唇で口を塞がれる。何をされるのかはわからないが、相手がまどかなら私は……
まどかは私を思う存分ウェヒった後、いつもと同じように夕飯を作りにキッチンへ向かう
ウェヒられた私は、明日から寝起きの際は気を付けようと心に誓った
終

http://ikura.2ch.net/test/read.cgi/anichara2/1362741911/311
http://ikura.2ch.net/test/read.cgi/anichara2/1362741911/434