7スレ/290-291

Last-modified: 2014-04-03 (木) 23:52:10
290 : 名無しさん@お腹いっぱい。 : 2011/09/29(木) 21:28:35.80
>>270
「ほむらちゃん、お疲れ様」
そういいながら、まどかはポニーテールにした髪と一緒に自らの汗を拭く。
その姿はとても眩しくて、タオルを動かす指の動きの一つ一つが私の意識を引っ張るのであった。
「お疲れ様。今日の弓も相変わらずの冴え様だったわね」
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部活動の中でのまどかの姿を思い出す。
弓を構えるまでの一連の動き。
的を見据え、静止しながら集中。弓を引き、狙いを定めて、射る。
気持ち悪いかもしれないけれど、ふと気がつけば私は彼女のこの一連の動きを、目に焼き付けているかのように毎回見つめているのであった。
まるで流れる水のような美しい一連の動作。
その動きは顧問の先生に注意を受けるまで、私の意識を飛ばすほどのものであった。
(ああ・・・やっぱり私はまどかが好きなんだな)
いまさらながらそう思いつつ、私も弓を構え、的を見つめる。
自慢じゃないが、魔獣退治によって鍛えられた弓の上達振りは伊達ではなく、的の真中に矢を射ることなど朝飯前なのであった。
弓を引き、矢が的の真ん中に刺さるのと同じくらいのタイミングで、まどかが声をかけてくれた。
「すごいよほむらちゃん。こんな短期間でここまで上達するなんて」


291 : 名無しさん@お腹いっぱい。 : 2011/09/29(木) 21:30:14.19
かつてこの宇宙の神であったまどかは普通の人間とは違う時間を生きていたせいか、弓を使用していた期間がずっと長い。
それに比べて、私は弓を使い始めたのがこの世界に来てからなので、彼女とくらべたら経験は雲泥の差ではある。
「そうでもないわ、あなたと比べたらまだまだよ」
いくら真中に矢を射ることができても、まどかとは違って弓の引き方が少し雑のようであるとのことで、
弓の引き方、礼儀作法についてまどかの個人指導を受けることになってしまっている。
しかし、まどかと二人っきりでの練習も悪くは無く、彼女には悪いけれど満喫させてはもらっている。
「そうそう、そうやって構えて…すぐ引こうとしないで、我慢我慢」
彼女らしい教え方で、私と彼女の個人指導が進んでいく。
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「ほむらちゃん?どうしたの?汗拭かないと汗疹になっちゃうよ?」
そういってまどかはタオルで私の汗を拭き始めた。
どうやらまどかの汗を拭く姿を見て少々考え込んでしまったようだ。
「ご、ごめんなさい。ちょっと考え事をしてたわ」
変なほむらちゃん、といいながらもまどかは依然として私の顔をタオルで拭う。
そんなまどかの優しさに申し訳なさを感じるのと同時に、少し甘えてしまおうかとも思い
そのままされるがままに、まどかに汗を拭ってもらうのであった。


292 : 名無しさん@お腹いっぱい。 : 2011/09/29(木) 21:32:21.80
駄文失礼しました。
妄想をあふれ出させる絵を提供した公式がいけないんだ!
俺は悪くない!ありがとう!

http://yuzuru.2ch.net/test/read.cgi/anichara2/1316610084/290-292 (リンク切れ)