7スレ/380-381

Last-modified: 2014-04-06 (日) 03:39:11
380 : 名無しさん@お腹いっぱい。 : 2011/10/04(火) 02:31:18.94
-まどかの部屋-
「ほむらちゃん、聞いて欲しいの」
「なにかしら」
「ほむらちゃんはさ……今までたくさんのわたしと出会ってきたんだよね」
「そうね」
「でも今のわたしにとっては、ここにいるほむらちゃんが初めてのほむらちゃんで、その……全てだから」
「……」
「ほむらちゃんがね、ずっと傷ついて苦しんで、それでもめげずにがんばってきたことは知ってる」
「でもね……できるなら、できることなら、わたしもほむらちゃんの初めてになりたかった。
 自分のことだってわかってるけど、ちょっと悔しいなって……」
「ほんとにごめん。わがままなのはわかってる。わたしの大好きな人が、わたしのことを好きって言ってくれる。
 それ以上に幸せなことなんてないのにね」
「……まどか、言いたいことはそれだけかしら」
「ほ、ほむらちゃん?」
ギュゥ


381 : 名無しさん@お腹いっぱい。 : 2011/10/04(火) 02:32:48.10
「たしかに、私が初めて出会ったまどかは、あなたじゃないかもしれない……。でも私だって、あの頃の私とは違うの。
 あなたを守りたくて、まどかが後押ししてくれたかっこいい私になりたくて。私は変わることができた。
 だから、今の私にとってのまどかはあなただけ。私のかけがえのない親友で、大切な人で、大好きで……。
 自分に嫉妬しちゃうようなところも全部、全部好き」
「……ッ」
「わかってくれた?」
「……ほむらちゃん、わたしもうダメかも」
「えっ?」
「幸せ、すぎて……ぐすっ……わけわかんないや」
「……」
「もう、ほむらちゃんがいないと生きていけないよ……」
「私だってそう。これからもずっと、まどかと一緒にいたい。
 二人で一緒に歳をとって、大人になって、おばあちゃんになってもずっと一緒。
 それって、とても素晴らしいことだと思わない?」
「うん……うんっ……」
「まどか」
『誕生日おめでとう』

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