688 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2013/11/26(火) 12:22:05.36 ID:zUx04CWj0
みんなが幸せになれるendはないかな?と思って書いていたらいつの間にか
とてもKENZENなSSになってしまった
ほむら「悪魔降臨」
http://ux.getuploader.com/homumado/download/395/%E3%81%BB%E3%82%80%E3%82%89%E3%80%8C%E6%82%AA%E9%AD%94%E9%99%8D%E8%87%A8%E3%80%8D.txt
http://hello.2ch.net/test/read.cgi/anichara2/1385164632/688
txtファイルはこちら
ほむら「悪魔降臨」
ここは見滝原のとあるビル街
わたしの背中には黒くて大きな翼がある
すべてを包み込む、大きな闇が……
ゴゴゴゴゴゴゴ
わたしの翼が見滝原を侵食していく
かつてこの世界を包んだように
あの子のいないこの世界なんてなんの価値もない
だから──
「一体なにをするつもりなんだ、暁美ほむら!」
「暁美さん?貴女の好きにはさせないわ」
巴マミと佐倉杏子
この見滝原を守る正義の魔法少女のご登場ね
いいわ、受けてたってあげる、見せつけてあげる──
──悪魔の力を
その頃鹿目家
「ママ、ただいま!」
「おおまどか、もうちょっとこまめに帰ってきてくれると嬉しいんだけどなあ」
「ごめんごめん、わたしも仕事が忙しくて♪」
「その様子じゃほむらちゃんの相手もちゃんとできてないんじゃないか?
仕事ばっかで家庭を留守にばっかしてちゃダメだ
毎日帰ってきてキスをする、それが円満夫婦になるコツだよ?」
「うん、気を付けるよママ」
一方その頃、ふたりの正義ぶった魔法少女の相手は飽きたから
魔獣の相手をすることにしていた
魔獣……世界の修正力に人の心の闇が備わった物
闇とか世界への叛逆者なんて意味じゃとてもわたしの敵って感じはしないけれど
実際はわたしを含む魔法少女の系統すべての敵
それはつまり、魔法少女を救済するあの子の敵でもある
あの子をこの世の召喚した日はいつもより沢山魔獣が湧くのよね……
全部、QBの星にでも送り付けてやろうかしら?
そんなことを考えていると
「おい、ちょっと今日の魔獣は数が多すぎないか?」
「そうね……前にも暁美さんの悪魔結界が張られた時はこんな感じだったけど
なにか関連はあるのかしら?」
いつの間にか佐倉杏子と巴マミまで、わたしと一緒になって魔獣と戦っているようだ
正直、この二人がいるだけで大技が使えなくなるし、邪魔なだけなのだけれど──
「──今、まどかがこの世界に降臨している。本来はこの世界に存在しない因果であるはずのまどかがね。
そのことを修正しようと魔獣達が集まっているのでしょうね」
「…………」
わたしが結界を張った理由と、魔獣の目的を説明すると二人とも黙ってしまった
そう、わたしが動くのはすべてあの子のため
あの日、世界は魔獣に包まれていた
いくらわたしの使い魔が戦っても
いくら私自身が戦っても
到底あの子を守りきることはできなかった
そんな中、魔法少女までもがわたしの敵となってしまった
それでもわたしは戦い続けた、あの笑顔を守るために
『もういい、もういいんだよほむらちゃん』
それでも、あの子が覚醒するのを止められなかった
世界の修正力、それがあの子にとって楽園だったはずの世界の存在を許さなかった
円環の理へと戻ってしまったあの子は、わたしに一緒にあの子の世界へ来るように誘った
でもそれだけはできない
例え人の子としての貴女を守り切れなかったとしても
今度こそ貴女を守り切ってみせる
貴女という存在を魔獣ごときに修正させるわけにはいかない
そんなことを考えていると──
「さやかちゃん参上!みんな、助けに来たよ!!」
「さやか!……ほんとにさやかなんだな?」
「あったりまえじゃん。久しぶりだね、杏子」
「くそ……まったく、早く言えよなもう」
「え?まさかほむら、説明してなかったの?」
「ええ、だからわたしはてっきり、暁美さんが鹿目さんを失ったショックで自暴自棄に
なって世界を滅ぼそうとしているのかと」
巴マミは相変わらず失礼なことを言う
わたしはまどかを守る、それだけの存在
あの子の敵になることはあっても、まどかを裏切ることだけはしない
その頃鹿目家
「なんかさー、まどかが帰ってくる日って毎回家の周りがカオスなことになってるけど気のせいか?」
「あ、えと……半分くらいはわたしのお友達で、もう半分くらいはほむらちゃんの部下……みたいな子達かな?」
「ふ~ん、神様と悪魔も大変なんだなあ」
「まあね、ウェヒヒ」
「よっし、それじゃあ一緒に酒飲むか?」
「わたし、まだ未成年だよ!?本当は数十億年生きてるけど……」
「それなら気にすることはないさ。それともなにか?わたしの酒は飲めないってか?」
「そんな……ウェヒヒ、うんいただくよ」
「ほむらちゃんもこっち来て一緒に飲めばいいのにな」
「うん、ちょっと呼んでみるね!」
(ほむらちゃん、ほむらちゃん?)
(何かしら、まどか?)
(ほむらちゃんも一緒にこっちに来れない?)
(いいのかしら?久しぶりの実家なのに)
(うん、ママも一緒にお酒飲もうって言ってくれてるよ?)
(お酒で酔ったまどか……行くわ!今すぐ行くわ!!!!!)
(……ほむらちゃん?なんか邪な考えが見えるんだけど)
(あら、だってわたしはまどかが大好きな悪魔ですもの──)
「──と、言うわけでわたしは今からまどかを襲ってくるから
3人とも?魔獣の相手をよろしくお願いするわ」
「ちょっと、ほむら!?……ってもういないし」
「まあいいじゃねえか、あたし等も久しぶりなんだし……な?」
「もうしょうがないなあ杏子は、うんいいよ、最後まで一緒に居ようよ」
「ちょっと二人とも!?魔獣は?」
「マミ、後は頼んだ!」
「マミさん、すみません!」
「ちょ……せめてわたしにも相手を……なぎさは?なぎさはこっちに来てないの?」
「ああ、なぎさならチーズ食べに行ってますよ?」
「さやか~、早く来いよ~」
「わかってるって、杏子はほんとえっちなんだから♪」
「…………」
「ぼっちと魔獣しか見えない、これが絶望なのね──」
次の日
「この世でする『ピーーーーー』や『自主規制です』は最高ね
やっぱり、生の肉体があった方がもりあがるわ(はあと)」
「なあ、次はいつまどか達を召喚してくれるんだ?」
「そうね、概念ックスに飽きたらまたいつでも召喚するわよ」
「いいなあ、あたしも向こう側に干渉してーよ」
「あなたも悪魔になってみる?ドMな性癖があれば素質は十分よ」
「ほんとか!?」
数百年後
マミ「──っと、こんな感じで悪魔さんは女神様を守り続けました、めでたしめでたし」
魔法少女「へえ~、マミさんって本当に円環の理と友達だったんだね
でもさ、杏子さんって魔法少女も結局円環の理に導かれちゃったんでしょ?
マミさんも友達なら一緒に導いてもらえばよかったんじゃない?」
マミ「それは……ほら、いくら向こうが天国でも、自分から消滅するっていうのは──」
ほむら「──向こうで一緒にいる相手がいないのよ」
魔法少女「え?今誰かここに居たような……マミさん?なんでプルプルしてるの?」
マミ「……だから、一緒に導かれるしかないじゃない!貴女も、私も!!」
魔法少女「まってマミさん!わたしそっちのケないから!普通に彼氏もいるから、だからま──」
終わり