274 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2013/12/27(金) 13:52:29.10 ID:lkdszZBB0
まどっちとメガほむ
今年ははじめて体験することばかりの一年だった。いや、今この瞬間もそう
お友達の家にお泊りなんて、友達のいなかった私にははじめてのことだったから。
「でも、ほむらちゃんが一緒にいてくれて嬉しいな」
「えっ・・・?」
「わたし、今年の冬休みはひとりなの。パパもママもタツヤも、ママの実家に挨拶がてら泊まっていくんだって。
わたし・・・ほむらちゃんと一緒にお泊りするからって、ママの実家にいくの断っちゃった・・・ティヒヒッ///」
「鹿目さん・・・」
私も嬉しいよ、鹿目さん。
すっかり両親とも疎遠になってしまってる私には、実家にいても気まずくなるだけだから。
でも、こんなことで鹿目さんに無用な心配をさせたくないので、ふたりでいるときくらい
精一杯ふたりだけのお泊り会を楽しもうと決めていた。
家での鹿目さんは、学校にいるときとはまた違った顔をいくつも見せてくれる。
・・・彼女が実は意外と大胆な性格なのも、このとき知った。
「ねえほむらちゃん、いっしょにお風呂はいろっか♪」
なんて言いだすんだもの。
「わ、私・・・だれかといっしょにお風呂とか入ったことなくって、その」
「そっかー♪ほむらちゃん転校生だから、まだ修学旅行とかも行ってないもんね。
それ以外なら、わたしも小さいころにさやかちゃんとお風呂入ったくらいだもん」
「えっ・・・美樹さんと・・・?」
「うん♪だからわたし、ほむらちゃんといっしょにお風呂したいなぁ」
「だから」の理由がつながってないよ鹿目さん・・・
という無言の訴えは軽く受け流されて、今私は脱衣所にいた。
・・・人前で脱ぐのなんて、入院してたとき以来だし・・・
あっ、でも同じ年頃の女の子に裸を見られるなんて初めてだし・・・恥ずかしいよぉ・・・
「わぁ、ほむらちゃんってやっぱり肌きれいだね」
「あ、あんまり見ないで・・・」
「えー?ほんとにきれいなのにー」
お風呂場に入ったときから、ずっとドキドキが収まらない。
鹿目さんはどうなのかな・・・。
恥ずかしいけど・・・、この現実から早く抜け出したくて、そそくさと服を脱ぐ私。
髪をほどいて眼鏡をとったあたりで、横から歓声にも似た感嘆の声が上がった。
「わ・・・・・・」
「?・・・鹿、目さん・・・?」
「あの・・・ほむらちゃん、だよね」
「えっ?えっと・・・はい」
「きれい・・・・・・あっ、えっ、その、ごっごめんね!なんでもない、なんでもないの!ほっほら早く行こ?風邪ひいちゃうよっ」
「あ・・・鹿目さん、まって」
鹿目さん、急にどうしたんだろう?うう、眼鏡がないと前がよく見えない・・・
手探りで鹿目さんを探すと、なにやらふにっと柔らk
「きゃあぁっ///」
「えっ!?な、なに?どうしたの鹿目さん!いまのなにっ!?」
「な、なにって・・・・・・///ううぅ、ほむらちゃんのえっち・・・///」
「え、えぇ・・・?な、なんでですか?」
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