92スレ/ふとんの日

Last-modified: 2014-07-07 (月) 19:34:03

※編集者注:>>481-483はこちら

679 名前:ふとんの日 1/3[sage] 投稿日:2014/02/10(月) 23:35:34.85 ID:6YSQUkQ6O
>>481-483のさらに翌日談
上で出ていましたが、今日は布団の日らしいので。
妄想の続く限り、まどほむ家族の幸せな日常を書いていけたらと思っています

窓の外の明るさで目が覚めた。手をのばして枕元の時計をつかむ。7時5分。ちょうどよい時間だ。
ううーん、と布団の中で伸びを一つ。部屋は寒く、このまま布団の中にとどまりたい誘惑に駆られる。
「ダメよほむら。負けてはダメ」
声を出して、気合いを入れる。よし、起きよう。
隣で寝ているまどかとほのかを起こさないように、そっと布団を出る。
覚悟はしていたけれど、やはり寒い。
上着をはおってから、まどかの額に、自分の額を重ねてみる。
熱は下がったようね。そのまま、こっそりとキスを一つ。
ほのかの額にも一つ。
さあ、朝ごはんの用意だ。

「ほむらママ、おはよう」
朝ごはんの匂いにつられたのか、ほのかが起きてくる。
「おはよう。まどかママはまだ寝させておいてあげて」
「そうだね。かぜ、なおってるといいなぁ」
「そうね。はい、朝ごはん。」
「やったー、めだまやきだ。いただきまーす」

ほのかが朝ごはんを食べ終わって、しばらくした頃にまどかが起きてきた。

「ふわぁぁ、おはようほむらちゃん。朝ごはんの用意、ありがとう」
「おはよう、まどか。それより、身体の調子はどうかしら?」
「まどかママ、もうだいじょうぶなの?」
「うん、もう大丈夫みたい。ありがとうね、ほのか。ほむらちゃんのあつーいちゅーが効いたのかな?」
「もう、まどかったら/// ナイスアイディアだったわね、ほのか。」
「えへへ」
「はい、朝ごはんよ。」
「目玉焼きだね。いただきまーす」
「良い天気だし、私は布団を干してくるわ」
「じゃあ、皿洗いは私がやっておくね。ほのかはほむらちゃんを手伝ってあげて。」
「はーい」


680 名前:ふとんの日 2/3[sage] 投稿日:2014/02/10(月) 23:36:41.74 ID:6YSQUkQ6O
お昼ご飯を食べ終わって、片付けもすませて、のんびりと一息ついて。
暖房の効いた部屋であたたかな日差しにあたっていると、お腹がふくれたことも手伝ってだんだんとまぶたが重たくなってくる。
……そういえば。

「布団をいれないと」
「手伝うよ」
「ほのかも~」
「それじゃあ、ひと頑張りしましょうか」

「こうも布団がぬくいと、一眠りしたくなるわね」
気温は低いものの、日差しを浴びた布団はそれなりに温かくなっている。
今の私にはとても魅力的だ。
「ダメだよ。一眠りじゃあすまなくなっちゃうよ」
「でもほのかもお昼寝したいかも…」
「そうよね」
「もう。あ、まくら取って」
チラッ
ほのかがこちらを意味ありげに見てくる。
(いくわよ)の意味を込めて、うなずく。

「はい、まどかママ」
「ありがとう、ほのか。」
「えいっ」
ほのかはまくらを渡し、そのまままどかに飛びつく。
「うわっ、なに!?」
すかさず、掛け布団をもって、二人におおいかぶさる。
「さあ、離さないわよ。」
「このままお昼寝だね」
「……二人とも、悪い子だね。そんな二人には、ほっぺたすりすり攻撃だよっ」
「きゃっ。まけないよ、くすぐりこうげき~」
「ちょっとほのか、わき腹はだめっ、あははは」
「まどかはわき腹が弱いものね」
「ほむらちゃんまで!あははは、ギブアップだよ~」

結局、三人で仲良くそろってお昼寝をすることになった。
目が覚めたのは、夕方になってからだった。


682 名前:ふとんの日 3/3[sage] 投稿日:2014/02/10(月) 23:37:51.44 ID:6YSQUkQ6O
おまけ
「お昼寝したから、眠くないわ……」
「私も……」
「うふふ、ならばすることは一つね」
「うぇひひ、今日の私も大胆で積極的だよっ! ほのかはぐっすりだから、ちょっとくらい声を出しちゃっても大丈夫だよね」
「まどか、病み上がりなのだから、無理は良くないわ、ええ、無理はよくないわ。」
「しっかり寝たから、元気いっぱいだよっ! それに昨日は生殺しで辛かったんだからねっ!」
「ま、まどか? ちょっと、待って……あっ、そんな、いきなり…」

おしまい

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