97スレ/勘違いから

Last-modified: 2014-07-08 (火) 01:18:28
450 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2014/03/29(土) 00:57:26.63 ID:OCMJbc4V0
無意識の攻メガほむはいいよね。気になるアイツを落とすテク、みたいなのを友達ともっと仲良くなる方法
と勘違いしちゃって、柄にも無いアタックを仕掛けてしまうとか。
普通の子が友達としてるスキンシップと、ビッチテクを間違えてしまうとか。
病院暮らしが長いから、体を触られることを普通だと思ってそうだし(言い訳)



今日のほむらちゃんは少し様子が変でした。難しい顔で何かを考え込んでるみたいで、私が話しかけても上の空。
そして放課後の帰り道、ほむらちゃんは真剣な顔で私にこう言ったのです。
「鹿目さん、手をつないでもらってもいいですか?」
勿論良いに決まっています。でも私は突然積極的になったほむらちゃんに驚いてしまいました。
「い、いいよ!? でも急にどうしたの?」
「鹿目さんと一緒にいたいんです」
「そ、そうなんだ! 嬉しいなって……」
眼鏡の向こうの真剣なまなざし。私は何故だか赤くなって、目をそらしながら手を差し出します。
ほむらちゃんはしっかりと私の手を握りました。小さな掌、ほっそりとした指。
「何だかちょっと照れちゃうね……ってほむらちゃん!?」
ほむらちゃんはいつのまにか私の腕を両手で抱えて、体全体を押し付けるような格好になっていました。
猫が甘えるみたいなほむらちゃんはとっても可愛いのだけど、あまりに突然で私は嬉しさと恥ずかしさで一杯になりました。
「ど、どうしちゃったのかな、ほむらちゃん?」
「私、鹿目さんともっと仲良くなりたくて……」
私の心臓が、きっとほむらちゃんにも聞こえるくらいに高鳴ります。
ほむらちゃん、こんなに綺麗だったんだ。真っ白な肌も、艶めく黒髪も、嘘みたいに綺麗な顔も。
きっと、今私が抱きしめれば、この子は私の……
「キスして下さい」
「ほむらちゃん!?」
どうしちゃったのでしょう。もらっちゃってもいいのでしょうか。
「い、い、いいのかな!」
「いいです!」
私はほむらちゃんを見つめます。小さな可愛い唇。大きな瞳は、今は閉じられています。私のもの……
キスしました。
唇が触れたとたん、歯止めが利かなくなって、私はほむらちゃんを貪ってしまいました。
「あふっ、鹿目さん……私嬉しいです」
「……もう、知らないからね。ほむらちゃん、今日はうちに泊まってもらうからね」
「え、はい。でも突然迷惑じゃ……」
「ほむらちゃんのせいでしょ!?」
「ひっ、そうなんですか!?」
その日、ほむらちゃんは一睡もできず、しかもそのあられもない姿はママに目撃されました。

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