豊原空港

Last-modified: 2024-05-05 (日) 15:43:04

豊原空港(とよはらくうこう、英:Toyohara Airport)は、樺太道豊原市大沢区?に所在する空港。国際航空輸送網又は国内航空輸送網の拠点となる空港として空港法に基づく区分では第4条第1項第6号に該当する空港として政令で定める空港(国管理空港)に区分されている。通称としては、「豊原」。

概要

樺太随一の都市豊原市の中心部から南西約8kmに位置する国内線の基幹空港。空港法に基づいて国土交通大臣が設置・管理する国管理空港で、国内線や国際線の拠点空港に区分される。空港の利用者数は国内で9番目に多い。*1また、旅客数では羽田-豊原線は日本国内でも屈指の利用客数を誇る。樺太では最大級の空港で、鉄道や高速道路もよく整備されているため、樺太南部*2の空の玄関口となっている。

歴史

1945年(昭和20年)8月17日-日本軍によって豊原大澤飛行場として建設。
 8月22日-ソ連軍による占領される。
1964年2月20日-空港の移転が実施される。(現在の位置に移った)
2024年-日露平和条約?が締結され、2030年に北方領土や樺太?千島列島?勘察加?の返還及び割譲が決定。
2030年(令和12年)-日露平和条約?の内容に基づき、2030年4月1日に条約が適用された。これにより空港の管理が国土交通省に移る。
2031年(令和13年)4月30日-豊原空港線が開業。*3
2038年(令和20年)-豊原空港のターミナルが改築され、第一ターミナル・第二ターミナルが開業。これと同時に豊原空港線が第一ターミナル地下へ乗り入れ開始。

施設

滑走路など
3000mの滑走路が一本ある。現在は滑走路が一本のみだが、豊原市の発展に伴い離発着回数は増大しており滑走路をさらに建設する構想が出ている。並行誘導路が整備されている。日本でも屈指の豪雪地帯だが、国内最大規模の除雪体制により滑走路を閉鎖することは少ない。
旅客ターミナルビル
旅客ターミナルビルは第一ターミナルと第二ターミナルの二棟あり、豊原空港株式会社?が運営している。第一ターミナルは北側、第二ターミナルは南側に位置する。2038年に改築され、ロシア時代の痕跡はほとんど残されていない。
第一ターミナル
基本的に国内線を扱う。
第二ターミナル
基本的に国際線や格安航空会社(LCC)を扱う。


*1 東京羽田、福岡、新千歳、那覇、大阪伊丹、成田、関西、中部に次いで9位
*2 亜庭総合振興局?鈴谷総合振興局真岡振興局?
*3 当時はターミナルの建て替え工事中だったため仮駅として開業。