周辺機器

Last-modified: 2011-12-06 (火) 01:41:21

この項ではIL-2 STURMOVIK : Cliffs of Doverに使えるPC周辺機器について書こうと思います。

ジョイスティック

Cliffs of Doverではジョイスティック無しでのプレイはほぼ不可能です。
(ゲームパッドでもキーボードよりはマシなので、体験版をするぐらいならゲームパッドでもいいです……が体験版って公開されないねぇ……)

 

ジョイスティックを買うならアナログ4軸(X軸、Y軸、スロットル軸、ラダー軸)と視点用HATスイッチが必須。
特に安価な製品にはラダー軸(捻りラダー)や視点用HATスイッチが無い物があるので注意。
高価な製品は品質が良く壊れにくく長期にわたって使用ができるのに比べ、
安価な製品は品質が悪く操作感もよくなく保証期間が終わったらすぐ壊れたなんていうこともあるので、
思い切って一定以上の価格のものをふんぱつしたほうが最終的には安く済んだりすることもある。

 

Force Feedback付きの物は、雰囲気を楽しめる、翼が空気を捉えなくなりスティックが軽くなっていったり
機体が振動するなど「失速の兆候」を感じることができるといったメリットもある反面、
機体の振動や射撃の反動などで微妙な操作がしにくくなるデメリットもあり、
自分に向いているか向いていないか慎重に検討しよう。
また長時間使い続けるとForce機構が加熱して安全装置が働くことがあり、
そうなるとスティックがふにゃっとなってしまう。

 

新しいジョイスティックをPCに接続した場合は、必ずCliffs of Dover上でControlsメニューを開き、
各アナログ軸やスイッチ類が希望する機能に割り当てられているか確認すること。
よく、「X52を使おうとしたらスロットルが効かない」と言い出す人がいるが、
機能の割り当てをしてないだけだったりする。
もしControlsを見て、必要とする機能が割り当てられていなければ、
機能名の右をマウスでクリックしてからジョイスティック側のレバー・ボタンを操作すると
そのレバー・ボタンがその機能に登録される。

どんなジョイスティックがいいの?

ジョイスティックQ&Aスレのテンプレ+ちょっと改変
最初の一本

  • とりあえず手頃なスティックを買ってフライトシムを体験してみたいと考える場合、
    • X.Y軸
    • ラダー(RotatorとかZ軸とか)
    • スロットル(SliderとかU軸とか)
    • 8方向ハットスイッチ

最低限上記の機能は欲しい。
あまりに安い製品だとこれらの条件を満たさないものもある。

 
  • ある程度予算があるならSaitek X52やHORIフライトスティック2が非常にオススメ。
    スロットル分離型でスティックの操作感もスムーズで操縦しやすく、耐久性もある。
    X52は、旧作IL-2 1946でもユーザーが非常に多い人気スティックです。
    しかし設置場所をとるのでプレイ環境とも相談で。
    HORIFlightstick2.JPG
    x52.jpg
    ただしこれらにはラダーペダルが付属せずラダー操作はスティックのひねりで行うことになります。
    たとえば最初X52を買って、あとでやっぱりラダーペダルも欲しいなと思ったときは、
    同Saitekから発売されているラダーペダルとの組み合わせがおすすめ。
    ただしこのラダーペダルが結構お高いので、合計すると最初からラダーペダルがついてくるG940が買える
    価格になってしまいます。あとあとまでよく考えて選択してください。
     
  • スティック・スロットル・ラダーペダルの3点セットで最も安価に揃えられるお薦めは、LogitechのG940。
    さらにデュアルスロットル。
    これまで耐久性がヤバいと言われていたLogitechジョイスティックの悪評も返上している。
    逆に言えばG940より古いLogitechジョイスティックはすぐ壊れるので絶対買うなということになる。
    (この3点セットは日本法人Logicoolからは発売されていないので、Logitechブランドとなります)
    logitech-g940.jpg
    長時間使用し続けると、フォース機構が発熱して安全機能が働き、フォース抜けが起こるそうです。
    そのときはしばらく休ませて冷却するなど、いたわってあげてください。
     

スロットル分離型は場所をとって大げさすぎてちょっと導入できない、と尻込みしてしまう方には一体型ということになりますが。
一体型で高品質なものが現在ほとんど売られておらず、Saitek Cyborgシリーズなど
「安かろう悪かろう」「スティックが渋いしすぐ壊れる」ばかりなのが現状です。
掲載順序はオススメ順というわけではなく順不同。

saitekevo.jpg
Saitek Cyborg Evo
X、Y、Z、スロットル
ボタン
8方向HAT、11ボタン+1シフトボタン
特記事項
利き手を選ばない。スティック部・ボタン部にサイズアジャスト機能
耐久性や信頼性に難ありとの報告が多い


Saitek-Aviator.jpg
Saitek Aviator
X、Y、Z、デュアルスロットル
ボタン
8方向HAT、12ボタンx3モード切替
特記事項
利き手を選ばない。スロットル位置が奥にあり特殊
品質はそこそこではないかと思われる


saitekcx.jpg
Saitek Cyborg X
X、Y、Z、デュアルスロットル
ボタン
8方向HAT、12ボタンx2モード切替
特記事項
折りたたみ機能、スティック部・ボタン部にサイズアジャスト機能
耐久性や信頼性に難ありとの報告が多い


TFlightHotasX.jpg
Thrustmaster Hotas X
X、Y、Z、スロットル
ボタン
8方向HAT、12ボタン
特記事項
一体型だがスロットルを分離もできる半分離型
フィーリングもよくこの価格帯の製品の中では信頼性が高いようだ


  • もっと金額を抑えたいのなら、Microsoft SideWinderシリーズの
    3D Pro / Precision Pro / Precision 2
    あたりを中古やオークションで探す。
    ジョイスティックは消耗品なので、中古はあまりお勧めできないところ
    もあるのだが。
    また古いゲームポート版はWindows7ではまったく動かないので、必ずUSB変換器つきを探すこと。

レシプロコンバットシム用としては操縦桿の精度が高いほうがよい。その点では、CH3点セットのにかなうモノはない。

CHjoystick.JPG

CHのジョイスティックは高価ではあるが、耐久性も非常に高く、長く使えるとして評価が高い。
CHのスティックなど、一定以上高価なスティックはラダーペダルと必ず組み合わせて使用する前提で設計されていて
廉価スティックのようなひねりラダー機能はついてないので、予算を組むときにラダーペダル代まで入れるのを忘れずに。
Cliffs of Doverでは必要とされるボタンは少ないので、ボタン数の多く無いスティックでも十分遊べる。
HOTAS Cougarはスティックが重いのでお勧めできない。
Saitek X65Fも感圧式スティックで遊びがないため、レシプロ機の臨場感が味わえないとIL-2では不評。

 

ヨークはゲームを選ぶので、一本目に選ぶならよく考えよう。
爆撃機主体に操縦したいとか、IL-2以外にMSのFSXなどで民間機も多く操縦したいと考えるなら、ヨークもありかなぁ。

SaitekYork.JPG
 

その他評判:

  • Saitek Cyborg V1 Stick PS37
    これ信じられないぐらい安いよな
    どこまで手抜きしたらこの値段になるのか怖いわ
    • 自重が軽くて押さえてないと使えない
      ハットスイッチ周りに集中したボタンが使いにくい
      可動部の動きが渋い固い
      捻りラダーセンターずれてる
      捻りラダー固すぎ
      ボタン押したときの音がパッツンパッツンっていって安っぽいしうるさい
      ケーブルが異常に固い
      間に合わせとしかおすすめできないorz
      • 買っちゃったのか・・・
      • ~ボク、ジョイスティックなんて・・一度も触ったことないよ///なんて人に、
        ジョイスティックとは何たるモノなのかということを知るという事ではオススメ。
        イキナリSaitekX52なんて、ちょっと不安だもんね。~
      • そっかなぁ?V1がヘボいせいでうまく操縦できなくて「フライトシムってつまんない」と投げ出されたら嫌じゃん
         

個人輸入
Saitek X52などはAmazon.comから直接購入することができる。円高もあり国内正規品の半額程度で購入可能。
しかし、個人輸入では日本代理店でのサポートは受けられないし、届くまで1週間くらいかかる。気の長い人向け。
以下は2011/6/9調べの例。
X52 16000円 -> 8500円くらい。
Thrustmaster T-Flight Hotas X Flight Stick 8000円 -> 4000円くらい。
とりあえず、Product DetailsにShipping: This item is also available for shipping to select countries outside the U.S.と書いてあれば、日本に送ってくれる。送料はProduct Dimensions:の重さ(pounds)から算出するかカートぶち込んで購入手前までもってけばわかる。X52では$12程度。

 

MSYshoppipngのアウトレットに、Thrust Master Hotas.Xが3,000円、Saitek X52が6,500円で出てることがある。
保証が初期不良1週間のみだが、届いてすぐ動作確認すればいいのではないかと思う。

Track IR

いわゆるヘッドトラッキングセンサー。
プレーヤーの頭の動きを検出して画面内の視点の動きをシンクロしてくれるという、
VR(バーチャルリアリティ)環境を構築するためのデバイス。
激しく忙しい旋回戦中にHATによる視点操作を気にする必要がなくなるため有利とされている。
ただ人によっては合わない人もいるようなので注意が必要。

TrackIR5.JPG

詳しくはNaturalPointのサイトYouTubeなどで紹介動画を見てみよう。

 

Track IR単体で使用する場合は、付属の赤外線反射シールクリップを帽子のひさしにはさんでかぶってプレイする。
Track Clip Proバンドルセットの場合は、ヘッドセットかカチューシャなどにTrack Clip Proを
取り付けてかぶってプレイする。

 

その他の参照URL
http://www.watch.impress.co.jp/game/docs/20060124/tir4pro.htm
http://www.4gamer.net/review/trackir_4_pro/trackir_4_pro.shtml
・Track IRとGeforce 3D Vision、およびFreeTrackの紹介・レビュー記事
 http://game.watch.impress.co.jp/docs/20090119/kaf_07.htm

 

最新のTrack IRはバージョン5。
バージョン5は解像度640x480で120fpsの性能を持っています。
バージョン4から5になって、振り向いた一歩目の反応がかなり良くなったとの話があるので、どうせ買うなら5にしたい。
中古・在庫品を安く買うときは、最低でも6DOF標準対応したバージョン4以降にしよう。
なお、「届いた時からメインの支柱が折れてた」といった話もときどき聞くので、
そんなときはすぐ連絡して交換してもらおう。

 

通販で安いのはアイ計器(Track Clip Proバンドル版のみ)。次いでAmazon。
円高なときには海外通販で購入すると送料入れてもさらに安くなる場合もある。
Yahoo!オークションに並行輸入品がそこそこ安く出てることがあるが、国内保証が受けられないことで各自判断。
バージョン4のアウトレットであれば、MSYshoppingに出てることがある。ただ4だしそこまで安くはない。

 

夏場、Track IR本体部が発熱しすぎて動作を停止することがあるらしい。
エアコンの風が当たりやすくするなど冷却に気を配ろう。

 

Wiiリモコン

下記のFreeTrackのカメラ部として、Wiiリモコンを使おうというもの。

WiiRemocon.JPG

90fpsぐらい出るらしい。
FreeTrack用認識デバイスとしてはおそらく最強fps。
WiiリモコンはPCモニタ上部などに顔向けて固定して、頭にLEDつけて認識させる。
ただ解像度が低いので、動きは速いが荒いという感じになるか?

 

Wiiリモコンで擬似TrackIR! FreeTrack編
http://mofumofugames.blog10.fc2.com/blog-entry-290.html

 

WiiリモコンでFreeTrack! 補足編
http://mofumofugames.blog10.fc2.com/blog-entry-291.html

 

WebカメラやPlayStationEyeとは違って、カメラとしては使えないので、「Skypeにも使いたい」とかってことだとダメですがー

Webカメラ

下記のFreeTrackもしくはFaceTrackNoIRを利用するにはWebカメラが必要になる。

LogicoolWebcamC310.JPG

この用途にしか使わないなら、解像度640x480の30万画素程度のカメラで十分。
ただ最近では2,000円前後から1280x720の120万画素ハイビジョン(HD)カメラが買えるので、
ほかの用途にも使うかもしれないとかPCの処理能力に余裕があるなら、HDカメラでも
いいかもしれない。
HDカメラでもSD解像度モードで動作することもでき、FreeTrack・FaceTrackNoIR
で使う場合は自動的にSD解像度モードで動作していると思われる。

 

Webカメラには、安価なヘッドセットがセットになったモデルも用意されており、
ヘッドセットを単品で買うことを考えれると無しモデルとセットモデルとの差額が
小さくお得だったりするので、もしヘッドセットも必要としているならセットモデル
を考えてもいいかもしれない。

 

そこそこ安く、製品として成熟していて安心感があるのは、

  • Logicool C270/C270m/C310/C310h
  • Microsoft LifeCam HD-5000/同スターターキット

あたりであろう。
これらが最安値で売られているのは、主にAmazonかNTT-X store。
もっと高価なものが欲しいならご自由に。
情報収集は、2chでは「PCハードウェア板」に、Webカメラスレがあります。
1,000円以下でワゴン品見つけたら、何でもかまわず買っちゃう手も。

 

PS3用の「PlayStation Eye」が、640x480解像度だが75fps出るのでいいんじゃね?という説がでてきた。
値段も2,500円ぐらいとお手頃。
Windows用ドライバも公式には存在せず、第三者がフリーで開発してくれたものを強引にあてることになる。
暗い夜の室内にFaceTrackNoIRの組み合わせでも50fpsで安定して使えたとの報告有り。

FreeTrack

http://www.free-track.net/
その辺にあるWebカメラをちょっとした電子工作物と組み合わせ、TrackIRのような
ヘッドトラッキングツールに変身させる恐るべきフリーソフト。
TrackIR5は通販等で買うと2万5千~3万くらいし、ちょっと導入に尻込みしてしまうが、
時間と手間と2千円程度のWebカメラ+LED等の部品代(500円程度)とこのソフトを使う事で
TrackIR5に近い6DOFヘッドトラッキング機能を実現させる事が出来る。

動きの時間分解能が、TrackIR4~5では120fpsあるのに対し、FreeTrackではwebカメラの性能
に左右され、一般的なWebカメラが30fpsなため自動的にFreeTrackの分解能は30fps以下に制限
されてしまうので、この点で大きく劣るのは致し方ない。
Wiiリモコンを利用するとFreeTrackで90fps、PlayStation Eyeで50fps出るという情報もある。

 

TrackIRでは本体から赤外線を照射し、その反射を捕らえる事で頭の変位を検出するが
Webカメラを使うFreeTrackではそのような事は出来ないので、帽子等にLEDを装着して
カメラにその光源を追跡させる事で変位を検出する。

 

その他の製作例
http://www.free-track.net/english/hardware/point_model_gallery.php

 

ここまで手の込んだものを作らなくても、現状IL-2が標準対応している2軸(2DOF)対応の1ポイントで良ければ
乾電池2本に抵抗噛ませたLED繋げて野球帽のツバにガムテでくっつけてやるだけでも十分である。
1LED.jpg
戦時急造型(作業時間15分、電源は12VのACアダプタ)

 

このようなLEDつきクリップを自作するのが面倒な人にはTrackClipを購入する手もあるが、
これを使用するためにはWebカメラ側の赤外線フィルターを取り払う必要がある。
逆にいうと普通の高輝度LEDを使用する限りにおいて、FreeTrackと赤外線はまったく関係ない。

100円ショップで買えるようなLEDペンライトで動かすことも出来る。
1dot2.jpg
こんなペンライトを買ってきて

1dot1.jpg
照射角が狭いのを補正するために先端にティッシュを被せ、あとは帽子のツバに固定するだけで

1dot3.jpg
2軸対応で動く。

完全無加工・作業時間3分でヘッドトラッキングシステム完成である。
ただし電池の寿命が短いのが欠点。

頭にかぶるLEDヘッドライトなら、帽子さえ不要である。
ただしサイズによっては、頭を動かしたときの光点の移動が小さくなるため、感度設定がやや面倒になる。
これらのLEDライトはしばしば明るすぎたり光点が大きすぎたりして、そのままではうまくトラック出来ない。
対策としてはティッシュを被せるほか、厚紙に小さい穴を開けたものを貼りつけて光点を小さくする方法もある。

 

使用するWebカメラによってはCPU負荷が高かかったり視野角が狭いことがあるので多少物を選んだほうがよい。

 

あとはプロファイルを作成して感度曲線と感度、スムージングを設定し、キーアサインを使うならCriffs of Doverと競合しないよう設定すればよい。
出力形式はデフォルトのままで、Criffs of Doverに対応している。

  • 最初は部屋を暗くして、Cam画面でThresholdやPoint size等を設定し、きちんと光点がトラックされるようにする。
  • Profile画面でプロファイルの新規作成や保存、そのプロファイルでの各軸の感度やスムージング設定などを行う。
    おそらく軸設定をあまりいじる必要はない。
  • Curves画面の感度曲線は、縦軸が入力、横軸が出力である。つまり傾きが急だと反応が鈍くなる。
    曲線上の点をドラッグするか、右クリックで出るメニューから適当な曲線を設定する。
  • Controls画面ではキーアサインを設定する。
    最低限Pause(トラッキングを中断する)とCenter(現在位置をセンターにする)だけ設定すればよい。
  • プロファイルの設定以外にも、カメラの解像度(Cam画面から設定可)や部屋の明るさなど様々な原因でFPSが下がることがある。
  • Logicoolの最近のWebカメラには露出・ゲインを自動調節し明るい部屋でも暗い部屋でも同じような映像が撮れる
    「RightLight」機能がついているが、この機能がオンになっているとFPSが15以下にガタ落ちしてしまい
    とてもIL-2をプレイするどころではないので、Logicool側の詳細設定でオフにする。
  • FreeTrackをインストールした状態で、起動させずにCriffs of Doverをプレイすると、視点が右後に回って固定されて
    しまうことがあるようだ。
    FreeTrackを起動してトラッキングをOffにしておくか、使わないならアンインストールすることで解消される。

詳細については、一番上のリンクからHPに入り、ハンドブックのpdfを参照すること。

 

2011/1追記
PSEye使うとFreeTrackが落ちるときは下のサイトのFixを当てるとできた
http://forum.free-track.net/index.php?showtopic=2416

FaceTrackNoIR

http://sourceforge.net/projects/facetracknoir/
Webカメラの画像から顔の向きを認識してTrackIRのように視点を変更するフリーソフト。
2010年に開発が始まったばかりで、まだまだ機能追加の途上であるが、精力的にバージョンアップが
行われており、今後の発達に期待が持てる。
今後のバージョンアップ次第では、帽子もクリップも反射材も必要なくなる夢のソフトかも知れない。
Webカメラさえあれば動作するので、工作が必要なFreeTrackよりも導入の敷居が低く、誰でもすぐお試しできる。
動きの時間分解能はこちらもWebカメラの性能に依存し、また画像認識にも時間を要するので、fpsは25程度。
PlayStation Eyeに限り50fps動作したとの報告もある。
画像認識に時間がかかっているのか、Cliffs of Doverとの間のインターフェースがまだまだなのか不明であるが、fps
数値よりもっとIL-2側の視点変化が遅れる感じがする。
特に振り向く一歩目の反応はかなり遅い。
また計器盤に目を近づけて読み取ろうとしたときにぶるぶる震えたりもする。
CPUの処理能力はそれほど必要とはしていないが、2コア以上のマルチコアCPUがオススメ。
IL-2、ArmA2に対応済み。バージョン1.4からFSXやFS2004でも利用可能となった。6DoF認識可能。

 

Cliffs of Doverで利用するには、Game protocolにFake TrackIRを指定する。
EWMA Red.factorのPitch Invertにチェックを入れる。
センター合わせのショートカットキーを設定しておかないとセンターが合わないので、
IL-2とバッティングせず使いやすいショートカットキーに割り当てると良い。
オン・オフのショートカットキーもあわせて設定しておこう。
メニューバーからOptions→Keyboard shortcuts
画面がふらふら過敏に反応しすぎて気持ち悪いと思ったら、Curvesで感度曲線設定のNeutralZoneで調節。
NeutralZone大きくすると反応が悪くなって困る場合は、そちらは変えずにEWMA Red.factorで微調整。

 
  • Logicoolの最近のWebカメラには露出・ゲインを自動調節し明るい部屋でも暗い部屋でも同じような映像が撮れる
    「RightLight」機能がついているが、この機能がオンになっているとFPSが15以下にガタ落ちしてしまい
    とてもCliffs of Doverをプレイするどころではないので、Logicool側の詳細設定でオフにする。

ヘッドセット

シングルプレイしかしないなら必要のない周辺機器であるが。
マルチプレイをしよう、特にチームで編隊飛行や協力プレイをしようと考えるならヘッドセットは
必需品である。
ボイスチャットには主にTeamSpeakやmumbleといった単独音声文字チャットソフトが使われている。
各種ツールページを参照。

SennheiserHeadSet.JPG

PCでチャットをするためのヘッドセットであればなんでもかまわないが、Bluetoothや無線は設定が難しい
場合があり音質も劣るので避けておいたほうがいいだろう。
スタンダードな有線モデル、アナログミニプラグタイプかUSBタイプが、音質も良くWindows上からの設定
なども簡単でよい。

 

もし、Cliffs of DoverプレイPCと別PCでボイスチャットソフトを起動する、Cliffs of Doverの効果音はスピーカ
から流しながら音声チャットのみヘッドセットで実行する、といった工夫ができるなら、ヘッドセット
は声の送話・受話ができさえすれば音質はさほど求められないのでどこの何を買ってもそんなに大差はない。
Webカメラとセット販売されているものもよい。

 

もし、PCのサウンド設定上、Cliffs of Doverの効果音もボイスチャットの音声も同時にヘッドセットからのみ
出てくるようにしかできない場合は、ヘッドセットの音質が良いものを選んだほうがゲームの臨場感が
増すであろう。慎重に選んだほうがよいかも。

 

情報収集は、2chであれば「PCハードウェア板」にPC用マイク・ヘッドセットスレがあるのでそこで。
このスレで評判が良いのは、PLANTRONICSかゼンハイザーです。
売ってるところがあんまりないですが、steelseriesもゲーム用としては良いようです。

メーカーや通販先などのリンク

▼ 主なメーカー
・CH Products (CH) http://www.chproducts.com/
・HORI http://www.hori.jp/
・Microsoft (MS) http://www.microsoft.com/japan/hardware/sw/default.asp
・Mad Catz(2011年11月以降のSaitek日本代理店) http://madcatz.co.jp/
・Thrustmaster (TM) http://www.thrustmaster.com/
・Logitech http://www.logitech.com/en-us/home

 

▼ 主な通販先
・Amazon http://www.amazon.co.jp/
・Ark http://www.ark-pc.jp/
・Final Approach http://www.final-approach.co.jp/
・Inter Craft (CH代理店) http://www.inter-craft.co.jp/
・ゼネラルオートサービス (2011年10月までSaitek代理店) http://www.msyshopping.com/
・ONTOP http://www.ontop.jp/
・メッセサンオー・カオス館 http://www.messe.gr.jp/chaos/
・NTT-X store http://nttxstore.jp/
・アイ計器 http://ikeiki.com/