瑞穂共産党民主同盟(みずほきょうさんとうみんしゅどうめい、正字体:瑞穗共產黨民主同盟、英語:Democratic League of Ruisinese Communist Party)は、瑞穂国の共産主義政党である。略称は共産同、民主同盟、DLRCP、RCP(DL)*1など。
みずほきょうさんとうみんしゅどうめい 瑞穂共産党民主同盟 Democratic League of Ruisinese Communist Party | |||
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成立 | 共産同結党:1968年 | 目次 | |
代表 | (議長) | ||
前身 | 瑞穂共産党改革行動委員会 瑞穂共産党全国聯合会 瑞穂新民主同志会 瑞穂共産党マルクス・レーニン主義派 瑞穂共産党(人民戦線派)東信地方委員会 | ||
主張 | 本多理論*2 共産主義 マルクス主義 マルクス・レーニン主義 反スターリン主義 反帝国主義 社会主義 平和主義 共和主義(反君主制) | ||
衆院議席数 | 2/650 | ||
機関紙 | 日刊『無産者新聞』 週刊『党建設者』 月刊『民族の星』 | ||
公式色 | █ 赤色 | ||
シンボル | 旗『槌と鎌と民主同盟の文字』 標語『全世界の無産者よ連合せよ』 党歌『インターナショナル』 |
基本情報
概要
1968年2月の瑞穂共産党全国代表大会で策定された68年テーゼによって、瑞穂共産党は武装闘争による革命路線を完全に放棄した。党内の決定プロセスに問題があり、このテーゼが無効であるとしてこのテーゼに反対する本多博一をリーダーとするグループは、党内で瑞穂共産党改革行動委員会を組織した。派閥活動を認めない党中央は3月に改革行動委員会を含むあらゆる分派を除名処分とし、この処分によって瑞穂労働党、瑞穂共産党革命委員会、瑞穂共産党毛沢東思想派、瑞穂共産党赤軍派、労農赤軍といった大量の分派が形成された。このうち、瑞穂共産党改革行動委員会を源流としながらも除名後に統制が取れず各々の活動を行っていた瑞穂共産党全国聯合会、瑞穂新民主同志会、瑞穂共産党マルクス・レーニン主義派、瑞穂共産党(人民戦線派)東信地方委員会、は、本多博一を中心として新たな共産党を作るために再結集し、同年6月に瑞穂共産党民主同盟を結党した。瑞共同は全国大会で本多博一を議長、岡谷竜を書記長に選出し、議会による革命と武装闘争による革命を並行する路線を新68年綱領として打ち出した。
共産主義、マルクス主義、マルクス・レーニン主義、反スターリン主義、反帝国主義等を主張し、高等警察からは瑞穂共産党(機関紙の名前から赤旗派と呼称する)と共に監視対象とされている。綱領から武装闘争路線を削除した赤旗派とは異なり、未だに武装闘争路線を堅持している。いわゆる「新左翼」の主体となった団体だが、議会革命に重点を置くようになってからは既成左翼に分類されることも多くなった。
党名
正式名称は「瑞穂共産党民主同盟」(瑞共民主同盟)。党内では単に「党」または「同盟」。通称は共産同、民主同盟、RCP(DL)の他、全国委員会の場所から冨兵派、機関紙の名前から無産者派、初代議長の名前から本多派、警察からは同盟派、支流派などとも呼ばれる。
党名について、同盟員の多数派が瑞穂共産党を希望したが、葛城派の瑞穂共産党と区別できなくなるとの理由から、民主同盟を付した。これには「葛城派には民主がなく、我々には民主がある」という意味付けがなされている。
シンボル
党旗は赤旗に白い鎌と槌のマークをあしらったもの。鎌と槌の部分が葛城派とは異なり、ソ連共産党のものと類似している。また、旗には白いフォントで「民主同盟」と書かれている。ロゴタイプは赤い文字で「瑞穂共産党」、右側に小さく「民主同盟」。標語は「全世界の無産者よ聯合せよ」であり、これも葛城派の「万国の労働者よ団結せよ」とは異なる訳を採用する。党のシンボルカラーは赤色。
党旗 |
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協力団体
※灰色の団体は現存しない