自作PC概要

Last-modified: 2024-03-09 (土) 11:15:02

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自作PCってなに?

自作PCとは、パーツやケース、配線類などを1から集め、自分オリジナルのパソコンを組み立てること。Wikipediaには、「自作パソコンとは、ユーザー自身がパソコン用の部品(マザーボード、CPU、メモリ、電源、ハードディスクやソリッドステートドライブ(SSD)、光学ドライブ、各種拡張カード、それらをおさめるケースなど)を自身で調達し、組み立てた物のことである。」とある。
「自作パソコン」という用語・概念は、主に大手コンピューターメーカーや電機メーカーなどによって製造されたメーカー製パソコンなどの組み立て済みの状態で販売されているパソコンと対比する意味で用いられる。
自作パソコンにはユーザー自身の好みで仕様(スペック)を決められる。使い始めた後でも個々の部品ごとに好みでアップグレード(さらに高性能・高機能な部品に交換できる)できるなどのメリットがある。
自作パソコンが世に広まったのはパソコンに占めるIBM-PC互換機のシェアが大きくなり、それの部品が広く安く出回るようになったことや、組み立てのができるように各種パーツの規格が制定された事によるところが大きい。
メーカー製のパソコンとは異なり動作保証は無い。ただし、故障部品が特定できて部品の保証が残っているなら当然その部品の保証は受けられる。
かつてはメーカー製パソコンより自作パソコンの方が安いといわれ、この点が動機になることも多かったが、デル社などによってネット通販で直接販売されるパソコン、パソコン販売店独自のショップブランドパソコン(ホワイトボックスパソコン)などが広まって、価格面でのメリットはほとんどなくなった。そのため「自分だけのこだわりのマシンを作りたい」という方向性にシフトしている。
日本国外でも「MOD PC」と呼ばれる改造パソコン文化があり、それを楽しむ人々を「modder」と呼ぶ。 」

とある。つまり、メーカーの既製品では満足できなかったり、自分オリジナルの世界に一台だけのPCを組み立てる趣味。
かつては、「自作PCが趣味です」、というと、電子基板にはんだごてを当てて、トランジスタやコイルを組付け1から製造するような意味にとらえられたこともあった。んなわけあるかい!

メリットやデメリット

自作PCのメリットデメリットについて紹介したい。
まず、アップグレードの余地が大きい点。
次に、BTOや大手メーカー製PCよりもコスト的に優れている点。
デメリットとして、メーカー保証が使えない*1点、組み立ての手間がかかる点が挙げられる。
現在(2023-09-16時点)では、ノートPCとApple社のMACを除きほぼすべてのPCを自作で組み立てることが可能となっている。つまりこれはデスクトップPCのこと。
一度自分で組み立てると、パーツのアップグレードを容易に行えるため、能力不足が疑われる場合は最小限のお金ですむ。家電量販店などで販売しているデスクトップPCはほぼ買い替えという選択肢になってしまう。
当然ながら、組み立てや輸送の運賃、配達の人件費を抑えることができるため、同じスペックで作った場合、メーカー製PCよりもいくらか安く導入できる点もメリットの一つ。
逆に言い換えれば、メーカー保証なんてものはないので、どこか故障が疑われる場合は、自分で原因を特定し、パーツメーカーと連絡を取りあわなければならない。
また作るためには慣れた人でも3-4時間はかかる場合が多く、まとまった時間がある程度必要となる。


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概要


*1 パーツメーカーの保証は使える場合が多いが、製造メーカーが自分のため、故障原因の特定をしなければならない