埠頭線

Last-modified: 2025-05-06 (火) 18:01:47

2022年10月1日の情報です。

埠頭線(川04)

運行開始担当運賃
1953年
10月1日
塩浜
上平間
大人220円·小児110円
深夜バス運賃は大人·小児共に倍額
備考
上平間担当便は平日・土曜朝一部のみ急行便は平日のみ
深夜バス休止中

主に川崎駅と市営埠頭を結ぶ路線で、大部分が重複する東扇島循環線と併せると川崎市バスでトップレベルの本数を誇る。
千鳥町地区にある工場への、通勤者輸送を担っている面が大きいが、川崎駅~四谷下町間の沿線には住宅もあり、沿線住民の利用もきわめて多い。
1日あたりの乗車人員は、東扇島循環線と併せて2万人程度で推移しているが、運行距離が長いにもかかわらず均一運賃であるためか、決算では赤字となっている。
千鳥町内の経由地は時間帯によって異なり、朝ラッシュ時間帯は川崎駅→JERA火力発電所前→市営埠頭(運用的に区切り)→川崎駅、11時台~13時台は川崎駅~市営埠頭~京セラ前、それ以降は川崎駅→市営埠頭(運用的に区切り)→JERA火力発電所前→川崎駅のルートで運行される。
朝ラッシュ時間帯は川崎駅11番乗場からの発車で、上平間からの直通便、および川崎駅→四谷下町間をノンストップで運行する急行便が運行されている。川崎駅ではスムーズな乗車を行うため、可動式運賃箱を乗り場に設置し、係員の案内の上で中扉から乗車する方式をとっている。なお、9時以降は東扇島循環線と同じ12番乗場発着となる。
入庫便が停車する塩浜営業所前停留所は、国道132号から右折した場所にあるため、市営埠頭・京セラ前行は経由しない。
急行便は、往路と復路で停車停留所が異なり、夕方の川崎駅行きが停車する労働会館前、市役所前、銀柳街入口に、ラッシュ帯運行の市営埠頭行は停車しない。なお、川崎駅行きの急行便は、新型コロナウィルス感染症による乗客数減少で現在は設定がなく、停留所の系統欄・時刻表からも削除されている。
本路線・東扇島循環線で見られるこれらの施策は1965年8月1日のワンマン化と共に開始されており、高度経済成長期より続く旺盛な需要を物語っている。
川崎駅~塩浜営業所間で深夜バスの運行もあるが、コロナ禍(2022年2月17日現在)においては運休となっており、時刻表からも情報は削除されている。
上平間~川崎駅~市営埠頭の便は小向線の項で紹介する。

現在の運行系統

系統起点~主要経由地~終点
川04川崎駅労働会館前・台町・四谷下町塩浜営業所前
労働会館前・台町・四谷下町・塩浜
(近回り)
市営埠頭
労働会館前・台町・四谷下町・塩浜・JERA川崎火力発電所前
(急行)四谷下町・塩浜・JERA川崎火力発電所前
労働会館前・台町・四谷下町・塩浜・市営埠頭
(近回り)
京セラ前

川04川崎駅~市営埠頭・京セラ前 停車停留所
◎…起点設定のある停留所 ●…終点設定のある停留所 ○…途中停留所 ↓・↑…通過する停留所 Ⅱ…経由しない停留所
☆…午前中のみ停車 ★…午後のみ停車

急行
往路
往路乗場停留所名復路急行
復路
乗場
11川崎駅
銀柳街入口
市役所前
宮前
教育文化会館前
競輪場前
労働会館前
中島交番前
中島二丁目
藤崎一丁目
観音一丁目
観音二丁目川崎大師口
台町
四谷上町
四谷下町
塩浜営業所前
塩浜
ENEOS株式会社塩浜
日本触媒前
千鳥町北
千鳥町
JERA川崎火力発電所前
京セラ前
ポートサイドカワサキ
市営埠頭

※川崎駅~市営埠頭・京セラ前時間別停車一覧

午前中
(川崎駅発10時台まで)
川崎駅→台町→日本触媒前→JERA川崎火力発電所前→市営埠頭(遠回り)
市営埠頭→日本触媒前→台町→川崎駅(近回り)
日中
(川崎駅発11時台~13時台)
川崎駅→台町→日本触媒前→市営埠頭→京セラ前(近回り)
京セラ前→市営埠頭→日本触媒前→台町→川崎駅(近回り)
午後
(川崎駅発14時台以降)
川崎駅→台町→日本触媒前→市営埠頭(近回り)
市営埠頭→JERA川崎火力発電所前→日本触媒前→台町→川崎駅(遠回り)

川04川崎駅~台町~塩浜営業所停車停留所

往路乗場停留所名復路乗場
12川崎駅
銀柳街入口
市役所前
宮前
教育文化会館前
競輪場前
労働会館前
中島交番前
中島二丁目
藤崎一丁目
観音一丁目
観音二丁目川崎大師口
台町
四谷上町
四谷下町
塩浜営業所前

運用

出入庫は【川04】で川崎駅~塩浜営業所間を営業運転するもの、もしくは川崎駅、または市営埠頭からの回送で行っている。。
また、東扇島循環線とダイヤは同一であり、東扇島内で営業を終えた車が京セラ前まで回送され、川04系統川崎駅行きの運用に入る場合もある。
一日を通して本数は多く、日中時間帯でも川崎駅~四谷下町間では、東扇島循環線と併せて毎時15本程度を維持している。
朝夕ラッシュ時は、ラッシュ方向のみ営業し再度起点まで回送する便も多く、複雑な運用形態となっている。
また、当路線の一部行路で当路線担当前後に渡田線、過去には扇町線を担当するものもある。

過去の運行系統

準備中

車両

全便が大型車、一部は長尺車・標準尺車で運行され、少しでも多くの乗客が利用できるよう工夫がなされている。
また基本的に水江町線渡田線の運用がメインであるCNG車、ハイブリッド車といった低公害車が運用に入ることは極稀だったが、2021年度の新車導入後はハイブリッド車も当路線に入るようになった。