だがわしは強いぞ!

Last-modified: 2017-11-19 (日) 21:30:24

概要

『SIMPLE2000シリーズ Vol.44 THE はじめてのRPG ~伝説の継承者~』に登場したマグラ王のセリフ。

(24:26)

 

邪教と手を組み世界の支配をもくろむ、シルベニア国の王マグラ。
ベヂパパたちが一度はしゅくふくの書の力によって退けた後、シルベニア城の最上階にて再び相見えた。

シルベニア王マグラ:
「ほほう、これはおどろいた

シルベニア王マグラ:
「正直、ここまでたどりつくとは
 思っていなかった

シルベニア王マグラ:
「あのしかけを解くとは…
 なかなかやるようだな

シルベニア王マグラ:
だがわしは強いぞ!

シルベニア王マグラ:
「お前たちのみらい
 今ここでうばってやろう!!

ひとまず相手を褒めるという余裕のある態度で大ボスとしての威厳を感じさせたマグラ王。
単なる忠告なのか自信家なのか、急に「わしは強いぞ!」と言ってしまう妙なユーモラスさも備えている。
しかし実力は態度相応。常時2回行動に加えて、全体に約80ダメージの「らいげきは」を筆頭に強力な魔法を放つためこちらの回復が追いつかない。
一部のRPGでは大ダメージを与える技を連発しないよう行動パターンにある程度の制限をかけていたりするが、そんなもの知るか!とばかりに容赦なくらいげきはを二連発し、ボイファン王子を死亡・残る二人を瀕死へと追い込む。
一戦目に比べてHPも異常に高くなっており、いくらダメージを与えても「マグラ王はぴんぴんしている」という表示が絶望を煽る。

 

以前に登場した強力な魔法を連発するボス「ネクロマンサー」は後にザコ敵としても出てくるためか、魔法を封じる「ちんもくのかべ」が効くという抜け道が存在したが、マグラ王には状態異常全般が無効なのでとにかく魔法を連発されないように祈るしかない。
パーティの誰かが死んでいると魔法の頻度が低くなり、比較的弱い通常攻撃を連打してくる傾向はあるがどうしても地力は必要となり、初挑戦時は全員24だったパーティのレベルを37まで上げてようやく撃破された。

 

一人称が「わし」というまろうじんが言っても違和感のないセリフと共に、レベルアップした主人公たちを何度も叩きのめす圧倒的な実力は「まグラ王」のいみょうをとる…
初めてRPGをプレイする人が投げ出しかねない極端な難易度曲線を目の当たりにし、改めて「はじめてのRPG」というタイトルに疑問符がつく場面となった。

関連動画

(10:37~)
マグラ王との一戦目。こちらは進行状況に対して相応の強さである。

 

(07:34)
前座のレッドドラゴンを倒した後、一連の争いの黒幕であるヴィルフォートのセリフが

だいまじゅつしヴィルフォート:
「ほほぅ…なかなかやるようじゃな
 さすがゆうしゃの血をひいた王家の者
 といったところか…

だいまじゅつしヴィルフォート:
「だが、その力
 このわしには通じぬぞ!

褒めてから「だが~」と繋げる手法はマグラ王を想起させる。

関連項目