概要
PS用ゲーム『ALIVE』に登場する刺客A、モリモト・ケイタ(のクローン)のセリフ。
動画での初出は『部長のALIVE【実況プレイ】 その7』。
(12:15)
刺客Dであるナカエ・ヒロキとそのクローンたちを撃退し、謎の子供とトオノ・アキラの助けにより、
ひとりポリスの包囲網を掻い潜りミュージアムから脱出するカワダ・アツコ(20)。
セキュリティ社を目指し車を運転するアツコの元に、武器倉庫へと誘う謎めいた緊急メッセージが届く。
それに従い中に入ったアツコを待っていたのは、A地区の電気街で返り討ちにしたはずの刺客、モリモト・ケイタであった。
刺客A「待っていたよカワダアツコ・・・」
銃を構え警戒するアツコ(と銃撃戦に脅えるナニフツウさん)へ、彼はすぐさま戦闘の意志がないことを伝える。
刺客A「俺は何も持っていない」
ナニフツウ「嘘付け!」
アツコ「生きてたの?」
目の前で彼が倒れるのを見たアツコは、当然疑問に思う。
刺客A「いいや・・・死んださ」
アツコ「じゃああなたは!?」
刺客A「俺か?(サングラスを外しながら)俺は俺だ。アイツとは別人だ」
ナニフツウ「かっけぇ」
クローンだとしても敵であるはずの彼が、戦うための武器を提供してくれることに納得がいかないアツコ。
アツコ「どうしてアタシを助けてくれるの!?」
刺客A「俺も自由に生きてみたいからかなぁ・・・」
ナニフツウ「良いシーンなのかもしれないな、ここ。全然分かんないけど」
しかしその直後、セキュリティ社のモニターに彼の人工心臓と思しきものが映し出される。
この裏切りに対する報復として、彼は遠隔操作により急激に心拍数を上げられ、仰向けに倒れてしまう。
駆け寄るアツコの腕の中で、彼は最期に問いかける。
刺客A「お前は・・・なぜ戦う?」
アツコ「今は・・・自分が知りたいから」
刺客A「自分が・・・見つかると・・・いいな・・・」
本ゲームは感動的な場面も、棒読みやら血なまぐさいやら、そもそもコンティニュー地獄のせいで
どこか素直に呑み込めないところがあり、視聴者ともども死んだ魚のような目でこの成り行きを見守っていた
ナニフツウさんだが、ここは「良いシーンだなこれ。良いシーンらしいぞこれ」と何となく雰囲気に乗せられることに。
ただし、そんな愁嘆場のままで終わるはずがないのがこのゲーム。
直後の刺客Eとの戦いで1回、続いてポリスとのカーチェイスにノーセーブのまま突入して4回、計5回のGAME OVERを迎え、
もはや茶番に様変わりした上記のやり取りを、ナニフツウさんと視聴者は6度も聞かされる羽目に陥ってしまった。
不条理なゲーム性に左右され生き死にを繰り返す身ながらも、相変わらずハードボイルドなセリフを吐く刺客A。
そのユーモラスさに視聴者の注目が集まり、彼の魅力を端的に醸し出すフレーズとして「俺は俺だ」に白羽の矢が立った。
ナニフツウ「『あなた誰なの!?』って言ったら『俺は俺だ』って言うのが流行りそう、フフッ」
コンティニューを重ねる度に本用語が人気を博していく様子は、『その8』のサムネシーンからも窺い知れる。
ちなみに真相エンドでは、(↓ネタバレ注意)
黒幕の主張に対しアツコが「そんなことは関係ない!アタシはアタシなのだから」と突っぱねるシーンがある。
彼の精神はアツコの心の内へ、確かに受け継がれていると言えよう。
島は島だ
アイツ(鳥)とは別人だ。
2019年夏からaisssyさんが生放送を始めた、STEAMで販売されているPCのアドベンチャーゲーム『ISLAND』にて、
件のセリフはPART2から
(15:35~)
記憶喪失となった主人公が「世界を救う」と言いながら、裸のままシングルCD一枚で局部を隠して村を徘徊したため、問題を起こしかねない人物として島を追放されかけた。*1
更には家出少女に痴漢行為を行い、警官からの逃走を重ね、あげくの果てにたまたま遭遇した青髪の少女を、拾ったナイフで脅して人質にとり、
「俺を見逃してくれ、出なければこの子を殺す」
「俺に構うな。俺は決してこの島を、この世界を悪いようにはしない。」
「ただ、救いたいだけなんだ。そのために時を超えてやって来た。」
と、本音では殺すつもりは無かったにしても、客観的に見ても狂人としか思えない発言である。
町長「それはお前の妄想だ、お前は病気なんだ!」
aisssy「ぐうの音も出ませんね」
暴走を重ねまくる主人公。ま視聴者からすら「頭がおかしい」、「今のところ高円寺系」と言われてしまう程だったが、
aisssy「今のところどこからどう見ても頭がおかしい人なんですけど。まぁまぁまぁまぁまぁまぁまぁまぁ、待ちましょう待ちましょう!これ一応主人公ですから!」
aisssy「私が、99%くらいコイツ駄目だなと思ってますけど、1%くらい主人公だから、信頼してあげようってのがまだ残ってるからね。」
と、一応のフォロー。 「これでまた何かやらかしたら、その信頼も手放されますけど」
そして、動画の本題となる場面。
主人公がナイフをつきつけている少女に、不意に名前を尋ねられて考え込み、
────俺は、誰だ?
と主人公の自問自答のセリフが流れる。
aisssy「俺は俺だよ!サザシイはサザシイだ」
そうツッコミを入れた瞬間に出てきた選択肢が……
〇俺は俺だ
〇わからない
〇……せつな
aisssy「俺は俺だよwwww」
正解の選択肢を予想しながらも、あまりにも期待通りの選択肢が出てきたことで、aisssyさんはセーブをして「俺は俺だ」を選択。
俺が誰であるかなんて、もはや関係ない
大切なのは、俺が何をすべきかだ
「俺は俺だ、それ以上でもそれ以下でもない」
「俺には為すべきことがある、その為に今はお前を利用させてくれ」
なんとも男らしいセリフを言ってくれたものだが、結局は(傍から見て)少女を殺そうとする犯罪者。
そして人質の少女からは
女の子「……──じゃ、殺しなさいよ」
女の子「殺しなさいって言ったの。こんな世界で生きてたって仕方ないもの」
絶望した少女の死生観に嘆いた主人公がナイフを下した瞬間、警官に逮捕され……
END 輪廻の終焉
aisssy「マジか、マジかwww高円寺やったわww」
新しく始めたゲームの初回放送でありながら、aisssyさんおよびま視聴者にとっても、とんでもない印象を与えた作品になったのだった。
使用方法
同じような経緯で視聴者の耳に残ってしまった「誰だお前は!?」の返しとして相性が良いためセットで使われたり、
本編のように、自分は自分以外の何者でもないという決意表明を見せる場面にコメントされる。
また、がもうレオンさんの放送では「あなた・・・お名前は?」および「なまえ、なんて言うの?」とコメントした時の自動返信に「俺か?俺は俺だ」の形で採用されている(他20パターン以上ある中から、ランダムに選ばれる)。
関連動画
がもうレオンさんプレイの『特撮雑談活劇スーパーヒーロー烈伝 その3【実況プレイ】』にて。
(9:36)
「もう、戦いはうんざり」と言って立ち去ったガラガランダに対して、「まあいい、あいつはあいつだ。」という発言が登場。
確かに、至急向かうべき場所が分かっている以上、構っている場合ではなかったかもしれないが・・・
その後の展開も含めて、台詞の重みはALIVEの「俺は俺だ」とはまるで違っている。
詳しくは個別記事も参照。 → あいつはあいつだ。