報告集・特設記事“後”

Last-modified: 2015-01-18 (日) 22:49:52

4.第4期(“ガンパレード・マーチ”リリース以降)~それ以後

/=4.第4期(“ガンパレード・マーチ”リリース以降)~それ以後=/

 

 

かくして、現実時間1999年12月“海ラヴ事件”は終結、
“第7物理域アイドレス(?)”と“GT・式神世界”が再びクロスしたタイミングで、
ユーリ・A・田神は“第7物理域アイドレス(?)”へ移動、
第7物理域におけるゲーム“ガンパレード・マーチ(+OVERS.Ver.0.89)”の製作に携わり、
GPM23へ向かう計画の遂行に当たったと考えられます。

 

この間、時系列は厳密には定かで無いものの、
2000年公開開始とされる“ヴァンシスカの悪魔”、及び“男子・女子の本懐”等が、
相次いでアルファシステムより公開されたとされます。

 

現実におけるゲーム“ガンパレード・マーチ”はリリース時期が2000年9月28日とされ、
上述作品の公開時期は、この時期に前後するものと考えられます。

 

ここから考えられるのは“ガンパレード事件”の過去事象と言える“ヴァンシスカの悪魔”は、
ユーリ・A・田神=“初代”芝村裕吏による物語として伝えられ、
その後、現実及び“第7物理域アイドレス(?)”にて、
それぞれの“ゲーム、ガンパレード・マーチ”がリリース、
それに前後して、ユーリ・A・田神が所在する“第7物理域アイドレス(?)”にて、
リアルタイム事象に準ずる形態で“男子・女子の本懐”が開始された、と考えられます。

 

“男子・女子の本懐”では、動きが無いと思われていたWTGが、
個人の上に発現する事が確認されるなど、WTGの挙動に関する新たな情報が公開されています。
その中にあって、重要なのが“イイコ・WTG”の存在です。
これは“イイコ=ナル・イイコ・WTG”ともされる特殊なWTGであり、
現象的にはゲート保持者である小村佳々子(=コムラ・イイコ)他数名を、
鬼魂号”という、製造された世界も、時代も不明であり、
“幻獣と人類の和平を以て建造された”と、
存在すら定かでない人型戦車が遺棄された世界へ移動したという状況を招いています。

 

ここでの問題は“出自不明の人型戦車が存在する”時系列へ彼らが移動したという事であり、
可能性としては、何らかの時間移動が介在した事が考えられます。

 

また、鬼魂号はOVERS.Ver0.99によって機能しているとされますが、
これは彼女の“イイコ・WTG”が“セントラル・WTG”と接続していた事により、
OVERSが機能し得た、と考える事が出来ます。
よって、小村佳々子による世界移動は“セントラル・WTG”を介したものであり、
この時期に“セントラル・WTG”が活性化する要因があったと考えられます。

 

これはゲーム“ガンパレード・マーチ”リリースからおよそ2ヶ月後、
2000年12月4日の“矢上総一郎”氏によるゲーム開始宣言に端を発する、
通称“GPM23”とされる儀式魔術によって、
“セントラル・WTG”が活性化された時期並びに、
大木妹人(=オーキ・マイト)が世界移動を始めたとされる時期と一致します。

 

この後“男子・女子の本懐”は、オーキ・マイトコムラ・イイコ
両名の世界移動を描く事となります。

 

“男子・女子の本懐”本編は、2001年中にその経過を語らなくなりますが、
他の作品群から伝わる物語によると、コムラ・イイコは、後に閉鎖されたEGB世界へ到達、
“精霊機導弾事件”より300余年の時を経たS.TAGAMIと合流し、
“セントラル・WTG”と接続した“イイコ・WTG”を経由し、
“セントラル・WTG”となっていた“マキ・WTG”よりガンパレード世界へと移動します。

 

コムラ・イイコ”の世界移動が“同一存在を傷つけない移動”ではない
WTGを利用したものであると考えられる要因が、
この移動に際して“コムラ・イイコ”の同一存在であるとされた、
田辺真紀”が“コムラ・イイコ”の世界移動によって可能性を失墜したとされる事例が、
これを示すものであると考えられます。

 

また、コムラ・イイコS.TAGAMIが合流し、ガンパレード世界へと移動した時点で、
S.TAGAMIはNp-16“セラフ”を完全なる青へ送付している事、
ガンパレード世界1999年4月20日~30日までに改名するとされる、
青の厚志”と出会っているとされる事などから、この時系列が“ガンパレード事件”の最中であり、
S.TAGAMIはこの時点でセプテントリオンに合流、Np-01“彼”を拝領したものと考えられます。

 

そして、S.TAGAMIが移動したのは、かつての“史実”であったと考えられる、
“ガンパレード・マーチ”における開発コード“ピアニシモ”と呼ばれる、
ドラマCDに採用されたシナリオの時系列であると考えられます。

 

同シナリオは、ゲーム“ガンパレード・マーチ”リリース後、
2000年10月頃まで、追加ディスクによるリリースが検討されていたとされますが、
“矢上総一郎”氏の病気を理由に断念、
その後“2001年7月”に、第1弾がドラマCDにてリリースされました。
よって、ここでのS.TAGAMI登壇は、コムラ・イイコの世界移動≒ある種の時間犯罪による、
歴史改変を含むものと考えても、現実上の時系列に齟齬を来たすものではないと考えられます。
これにより、S.TAGAMIが“式神の城”へ現れる下地が整ったと言え、
この際、世界の配列がいわゆる“第5物理域ガンパレード”となる状況になっていたと考えられます。

 

/*/

かくして、この段階までに“最初の時間犯罪”を経て、
現実の時間を基準とした時系列では、幾らかの時間が流れた事になります。

 

 

1996年:群踏の肖像南の島のガンパレード
1997年:幻世虚構 精霊機導弾
1998年:水素の心臓
1999年:ゴージャスタンゴストーリー、海ラヴ
2000年:ヴァンシスカの悪魔、ガンパレード・マーチ、GPM23
2001年:男子・女子の本懐、夢散幻想(ガンパレード・マーチ)、式神の城

 

 

年次別に整理するとこのようになるここまでの事件ですが、
中には“精霊機導弾事件”のように、同世界内の時系列において、
数百年単位で過去・現在・未来の歴史が記されている物も存在します。

 

特にここで問題となるのは、
1996年、南の島のガンパレード(同世界時間1990年代後半)と、
同じく1996年、精霊機導弾事件(群踏の肖像)、
そしてその300余年後とされるクーラ・ベルカルドによる西方世界侵攻という、
時系列のずれにまつわる問題です。

 

但し、ここでの問題は“史実”とされる“歴史”が、
既に“存在するものとして描かれている”点についてとなります。

 

無名世界観においては、WTGという機構によって時間軸に関する問題が複雑化していますが、
史実としての順を追った場合、
“精霊機導弾事件”から300余年後、クーラ・ベルカルドと呼ばれる存在によって、
東方世界(EGB)から西方世界(ガンパレード)へ侵攻が行われるという、
300年分の“史実”が存在するものとして扱われます。

 

しかし、この“歴史”を伝播する“リューン”と呼ばれる物質は、
絶対速度(≒光速)を基準とする有限の速度を持つとされます。
即ち、歴史は“有限の速度を以て構築される”という事になります。

 

つまり、時間犯罪という行為を以て改変されたある歴史事象において、
“時間犯罪発生時点”以降の歴史全てが、改変後事象に合わせて一瞬で置換されるのではなく、
“改変後事象を基にした歴史”が“時間犯罪発生時点”から順次改変を開始する、
という形を取る物であると考えられます。即ち、WTGによる情報伝達を鑑みても、
リューンが伝達し得る速度限界を越える時代へ改変結果が伝達されるには、
所定の時差を伴うという事が考えられます。

 

これは言い換えると“改変前事象を基にした歴史”は、
改変された歴史による歴史書き換えが到達するまでの期間、
“現実的に存在する事象”であると考えられます。

この“改変後事象を基にした歴史”が迫る間、改変点から見た“未来”に当たる存在、
例えば“史実・精霊機導弾事件”の300余年未来に当たる、
クーラ・ベルカルド(オリジナル)”から見た場合、
自身のルーツに関わる事象が書き換わった為、原因不明・対処不能の変異が徐々に自身を蝕み始める、
といった現象(遺伝病の一種のような状態か)
が表面化するものと考えられます。

 

これは“書き換わった過去”が“書き換わる前の未来”を排斥しようとする動きと言え、
“かのもの”の影響とされる“ヤオト”と見る事が出来ます。

 

時間移動者であると推察される“クーラ・ベルカルド(オリジナル)”は、
この変異を察知、元凶を断つ以外に解決策が無いこの問題に対して対抗措置を取ると考えられます。
それは即ち“精霊機導弾事件”の歴史改変を目論む存在を抹消すべく、
根源となったユーリ・A・田神(セプテントリオン)への時間遡行による攻撃であると推測されます。

 

“最初の時間犯罪”の発生時点から推察するに“南の島のガンパレード”において、
発生したと考えられるこの事案は、その中心地であった喜界島を壊滅させ、
(この事態が後に“最初の時間犯罪”や“竜計画”を引き起こす)
1名を除いて全滅する結果となったと考えられます。

 

この際生存したと考えられるのが、同事案において左腕を失った“永野英太郎”であり、
後に“銀の腕”と“”の称号を継承する“N野英太郎”=“玖珂英太郎”です。

 

彼はNp-03a“天照”から生まれ、
“太陽神”としての復権を目指す“クーラ・ベルカルド(オリジナル)”に拾われ、
魔術の素養と“銀の腕”を与えられたと考えられます。

 

前述したように、常人とは一線を画した“時間移動”に類する、
“未来のほとんどを予見する能力”を“”は持つとされます。
これは“プランナー”や“α”と呼ばれる存在と類するものであり、
“Aの同一存在”とされる“N野英太郎”=“玖珂英太郎”とは異なる事を示す一因と考えられます。

 

この仮定に基づくと、太陽神=Np-03a“天照”から生まれた“クーラ・ベルカルド(オリジナル)”、
という存在を取り戻さんとする“先代・クーラ・ベルカルド(オリジナル)”は、
先に殺害した日和子に変わり、“太陽神の復権”という、
神話体系の構築を行う為の魔術師(シナリオライター)として、
生存した永野英太郎を抜擢、“”の名と共に自らを示すと見られる“クーガ→玖珂”の名を与え、
魔術的復権の場を作らせる役目を与えたと考えられます。
この際“先代・”が行ったのは“名前の掟”に類する命名儀式と見られ、
永野英太郎”という名前は“玖珂英太郎”となった時に失われたと見る事が出来ます。

 

この後“”の名を継承した“玖珂英太郎”は、
“GT・式神世界”へと世界移動(クロス移動と見られる)を行い、
以降“式神の城”へ向かう準備が進行すると考えられます。

 

“太陽神の復権”という、歴史構造の大改変を企画した“クーラ・ベルカルド(オリジナル)”は、
この完成を前提とした大侵攻を開始します。
これが現在の無名世界観において、ヤオトが進行する=世界がファンタジー化する、
という現象の元凶であると考えられ、
ファンタジー、即ち魔術的世界に起源を持つ“神”による時間犯罪による歴史置換現象が、
現在の無名世界観における“かのもの本体”であると推測されます。

 

以上が“最初の時間犯罪”=“クーラ・ベルカルド(オリジナル)のルーツ改ざん”、
という事象から派生したと考えられる、初期段階の事象を分析した物となります。

 

最後にまとめとして、以上の事象を横断的に観察した図によって、
この分析を模式的に示します。

 

/*/

/註/

 

註1:
参考例として“リターントゥ神々の宴”における以下の一文を掲載致します。

 

>「魔力、使ってないのね」虚空に精霊回路を指で描きながら周囲を見るふみこ

 

このエピソードは、魔術師・N野英太郎萩ふみこふみこ.O.V)の共闘が描かれたものですが、
両者共にGT:式神世界の人物であるとされるにも関わらず、
同エピソード内において、第4物理域の基幹技術とされる“精霊回路”が多用されています。
基幹技術は原則的に、

 

 

1.適合する物理域下に該当世界が存在する。(ワールドクロスも含まれる)
2.WTG開放による他世界情報の流入が発生している。

 

 

このいずれかに該当する事が、基幹技術稼働の必須条件になるとされます。

(例.GPMにおける精霊回路を用いた精霊手(=絶技)の使用)

 

即ち、式神世界の主観過去に当たる“リターントゥ神々の宴”において、
いずれかの条件に基づく精霊回路の稼働条件がクリアされていた事が想定される事となります。
この根拠として、同SS連載中、芝村氏より公式に行われた回答を引用します。

 

“Q:ふみこは我々の知っている式神世界での萩ふみこでしょうか?それとも別世界のふみこでしょうか?

A:式神のふみこですよ。萩は偽名ですね。”

 

“Q:式神世界でふみこの描いた精霊回路が作動するのは、昔、第4物理域に世界が存在した名残ですか?それとも、英太郎か誰かのWTGの影響ですか?

A:今だ第4物理域のはずれに世界が存在しているためです。もう少しで恐ろしい勢いで魔術の力は弱まっていくことになります。”

 

註2:
ベルカインが拾われた世界番号の変遷について、
世界の謎掲示板に記載された以下の情報を引用致します。

 

世界の謎掲示板18948 芝村回答:Q>12.ベルカインは/死にました/↓/第七で拾われました
(セプテンとリオン?アルファ?)/↓/第五で芝村に拾われて余生を過ごしました/とありますが

 

この質問が前提とする一連の流れは参照元が散逸しており、
正確な資料も保存されておりませんが、断片的に伝わる情報として、

 

 

1.ゲーム“精霊機導弾”発売後、1998年の時点で“第7世界に何が起こったか”という主旨の質疑が行われ、“次回作に支障が出る恐れがある”という公式回答が出る。

 

2.ゲーム“ガンパレード・マーチ”発売後、2000年8月頃、上述の質疑を踏まえ、再度同じ主旨の質問が行われ“ある男が、ベルカインを拾いました”という公式回答が出る。

 

3.2002年頃には“世界の謎掲示板”等において、“ベルカインは第5世界で~”という公式見解が一般化していた。これは前述の“第7世界で~”という回答を踏襲するものとなっている模様。
(質疑、及び回答の初出は不明)

 

 

…という流れがあったとされます。
よって、ベルカインが漂着したとされる世界番号は、
現実から観測すると第7→5へ変遷を遂げた、と見られています。

 

註3:
“浮遊島に落着~”の件は、アルファ・システム サーガP.107より。
浮遊島の位置関係については、同P.105等から、
嘆きの平原上空~ゴート山脈上空に存在する事が確認されます。
故に、浮遊島落着点がアルガロ近辺となる事は難しくはないと推測されます。

 

註4:
ガンパレード・マーチからその後の海ラヴ等へ至る時系列としては、
前提とした記事にも記載させて頂いたように、
南の島のガンパレード”は、1996年7月頃から企画が開始されたとあります。
アルファ・システム サーガ”、第3部・第4章(P194~)によると、
1996年末時点で企画書として完成した段階において、
“G”という企画名で既にA~Eのプランが用意されており(P195)、
1999年秋から開始されたデバッグとテストプレイには、
“ガンパレード・マーチ”における2周目以降のシナリオが採用されていた事が示唆されています。
(P198、200)
よって、海ラヴ事件が発生した1999年5月~12月では、
既に“G”における“速水厚志”を中心としたシナリオ(=史実)が形成済みであったと考えられ、
海ラヴ事件と関連があった事が認められます。
その時系列に矛盾が無い事を示す資料として、芝村氏の公式回答を引用します。

>(世界の謎掲示板 18948 芝村回答)

(質疑省略)

A>海ラブはかなり後にかかれてますから、表記はリタガンにそってます。(以上引用)

(「世界の謎」-海ラヴ より引用)

 

註5:
この“黒い月”を構成する要素として、現時点において通説とされるのが、
絢爛世界における汎銀河大戦(詳細時期不明。諸状況より2148年~2252年までの期間に発生と見られる)
において使用された機動兵器・士翼号が、聖銃・月読の寄生先であったとされます。
しかし、過去の情報によると“銀河中心戦争”と呼称された戦役が、
該当する機動兵器の出所であるとされた事や、
機動兵器=士翼号である、という名言が公式見解として明示された形跡が無い事から、
当記事においては明言を避け“シールドを発生させ得る何らかのRB”として検証を行います。

 

参照記事:世界の謎‐半実体形成器‐より。

 

Q>坂上の言っていたことと観測で分かったことをあわせると、半実体形成器は絢爛舞踏祭で太陽系総軍が使っていたラウンドバックラーなのかなと思ったのですが違うでしょうか?

A>あ、そうですそうです。その通りです。良く推測成されました。

(参照元:GPO掲示板 05047 芝村回答)

 

註6:
ここでポイントとなるのが、
EGB世界において“クード標準歴は使用されていない”という、
アルファ・システム サーガP.104註2の記述です。
つまり、“幻世虚構 精霊機導弾”で見られたクード歴表記の暦は、
EGB世界の年号を“直接的に”表していない可能性が示唆されています。
また、当記事では“精霊機導弾事件”当時、
EGB世界は第7物理域(=世界)に属していた可能性を指摘致しました。

この2点から、
クード標準歴の暦が各世界のローカルな暦とどのような相関にあるかを一意に定める資料が無い事、
WTGが正常に機能している無名世界観において、
EGB世界は他世界との歴史事象を補完可能であった事、という2つの前提を置きます。

 

註7:
サンカウ・WTGは、
1.第5→第6→第7
2.第6→第7→第5
という、2つの情報補完方向を持つとされます。

 

註8:
課題の一つとして考えられるのが、
そもそもクーラ・ベルカルド(オリジナル)を誕生させる切っ掛けである、
“精霊機導弾事件”を抹消する事が不可能ではなかったか、という点になります。
その理由は、この事件における聖銃移動体が、
ネルとシーナの“死体”であった事が問題であると見られます。

 

“死”は、WTGによる同一存在の世界移動に伴う、
可能性の再帰性エラーを解消する為の現象ともなるように、
無名世界観において“可能性が消失した状態”とされます。

 

“精霊機導弾事件”では、その発生要因であるネルとシーナが“死体”であり、
既に死亡している事で、聖銃移動体となったネルとシーナが“可能性を消失している”と見られます。
聖銃の引き起こす事件結果となる“ベルカイン殺害”という結果は、
その歴史改変機能によって確定したものとして再改変が困難となりますが、
“可能性を消失した存在=死体”が経る過程については、介入の余地を残した状態となります。

 

よって、元は1丁の聖銃であったNp-03を“2体の聖銃移動体”へ分割、
これが引き起こす事件の過程である“いずれの聖銃移動体がベルカインを殺害するか”
という部分に揺らぎを持たせる事で“ベルカインの下へたどり着くのはネル”という部分を改変、
クーラ・ベルカルド(オリジナル)のルーツを破壊する事で次善の策とした事が考えられます。

 

註9:
もう一つの課題となるのが、
これが“最初の時間犯罪”=セントラルWTGを利用した時間遡行の事例である、
という点になります。

 

セントラルWTGは、他のWTGと異なる性質を持つとされ、
その最たる性質が“エネルギー(質量と相対性を持つもの)”を通す、とされるものです。
他のWTGは、第一原質とされる“情報”以外は通さない為、
極めて特殊なWTGであると言えるセントラルWTGですが、
その性質故に接続先へ問題を起こす可能性が否定出来ません。

 

その問題となるのが、世界構造への影響です。
アインシュタインが提唱した特殊相対性理論が導いた公式である、

 

 

E:エネルギー
m:質量
c:絶対速度(基本的に光速が用いられる)と定義する時…

 

E=mc^2

 

 

これを用いて簡単な考察を行います。

 

無名世界観における各世界は、それぞれがエネルギー・質量・速度的に閉鎖系であると仮定します。
それぞれが独立したE=mc^2のエネルギー、質量、速度を持っており、
故に、世界毎に速度が違う、といった現象が起きている、と予想されている為です。

 

ここで、セントラルWTGを利用して、
“他世界から何かを移動させる”=世界移動を発生させます。
例えば“ガンパレード”から“EGB”へ時間犯罪を行う人物が移動した場合、
各世界の総量から見て、人数分の質量やエネルギーが移動する事になります。

 

公式に手を加えると…

 

 

EGB側   :E+x=(m+y)c^2
ガンパレード側:E-x=(m-y)c^2

 

x:移動した人物等が持つエネルギー量
y:移動した人物等が持つ質量

 

 

となります。
これを現象的に解説すると、セントラルWTGを利用した“物理移動”と言える世界移動によって、
対象となる世界の総質量とエネルギー総量の変化を埋める為に、
各世界の光速が相対的に変化する事が考えられます。
これが、無名世界観において“世界速度が加速・減速する”と言われる現象の一つと推測されます。

 

そして、光速の変化は時間の変化をもたらします。
現代の物理学において、時間という物理量を突き詰めると、
“絶対真空中を光子が絶対速度=光速で進む距離”から求める事が出来るとされます。
これは、極論すると1光秒=秒速30万㎞と言われる速度系から、
光子が30万㎞を進む時間の流れを“1秒”と定義している事になります。
(実際には、プランク時間と呼ばれる時間の極小単位がこれに相当します)

 

つまり、光の速度が絶対性を持たないが故に、それを基準にしている“時間”の定義は揺らぎ、
光速が2倍になれば、光速が秒速30万㎞の世界と比較すると1秒の長さは半分になり、
光速が半分になれば、1秒の長さは2倍となります。

 

/*/

これを“幻世虚構 精霊機導弾”当時のEGB世界へ当てはめます。
この当時のEGB世界へは、時間犯罪者が到来したと考えられる事から、
エネルギー総量と質量が増大したと考えられ、それに伴い光速が相対的に加速します。
これによって、EGB世界の時間の流れは加速、
“精霊機導弾事件”当時の世界軌道と比較して、ズレを生じる事となります。

 

“幻世虚構~”のオープニング…即ち、田神レポートが製作、送付されたであろう頃、
EGB世界では“精霊の雪”と呼ばれる現象が確認されています。
これは、世界速度が加速した結果“有質量の素粒子”と見られるリューンが、
“加速した光速”に引きずられる形で限界速度とされる光速(絶対速度c)を突破、
その速度差によって、チェレンコフ放射を発生させている事に起因する現象と考えられます。

 

この結果、本来の世界軌道であれば重世界である筈の“EGB”と“ガンパレード”は、
最終的に接続から外れ、“EGB”は世界閉鎖という状況に追い込まれ、
S.TAGAMIは、撤退するポイントが予想外の異変を来たした事で帰還不可能となったと推測されます。
田神レポートの記述内容に“ウスタリ・ワールドゲート”と記述されている点から推察されるに、
恐らく“幻世虚構 精霊機導弾”≒“精霊機導弾事件”の時点では、
少なくともS.TAGAMIWTGに時間移動機能が備わっている事を認知していなかった可能性が考えられます。
聖銃ユーザーであり、世界移動に相当程度通じていると見られる彼女が、
ある種のミスと言えるこのような状況に追い込まれるのは不自然である事を傍証として、
この歴史改ざんが“最初”であった可能性を示唆するものと考察します。

 

註10:
監修のあんぐら氏が芝村氏より、

 

 

(あんぐら氏)“Q.クーラ・ベルカルドとは誰ですか”

(芝村氏)“A.まだ出ていません”

参照ログ
ログ取得日時:2012-10-22 15:35:26
ログ提供:あんぐら氏

 

というやり取りが2012年時点で行われたとの証言を頂きました。
これは、クーラ・ベルカルド(オリジナル)が存在しているのであれば、
ベルカインとネルの遺伝子によって生み出された~”という回答が妥当であるはずなのに、
“まだ出ていません”という、一見すると奇妙な回答が返されています。
この後、あんぐら氏は念を押して確認されておりますが、
“まだ出ていない”という主旨が撤回される事はありませんでした。
よって、ここから導き出される回答となるのは、
クーラ・ベルカルド(オリジナル)のルーツが破壊され、”
“その後も存在確定が為されないまま現在に至っている為、結果が”まだ出ていません”、
という主旨で為された回答であると見て、この項の根拠と致します。

 

註11:
“第7物理域アイドレス(?)”製の“ガンパレード・マーチ”と、
現実においてリリースされたゲーム“ガンパレード・マーチ”の差異を検証するに際して、
黒天の羅針盤より別項、記事No.9内にて提示致しました、
“無名世界観における作中作問題”がこれを表し得るものとなっています。
これは、無名世界観において“フィクション”として描かれる作品は、
観測者(プレイヤー、読者等)の世界とは異なる世界の情報であると推測されるものである、
というものです。
詳細は記事No.9に譲りますが、この“ガンパレード・マーチ”の例を取ると、
一次的には“第5物理域ガンパレードで発生したガンパレード事件”に題材を取った作品、
という事になります。
しかしこの“作品”には、通称“Sランクの5分後トラップ”と呼ばれる、
セプテントリオンの幹部会議の模様が記録されており、
しかもゲーム起動時にOVERS.Ver.0.89へアクセスするかのような振る舞いを見せます。
仮に、ゲーム“ガンパレード・マーチ”リリース後、
展開された“第7世界=現実”という言説に基づくと、OVERS.Ver.0.89や、
セプテントリオンが現実に存在する事となり、物語と現実の境界に破綻を来たします。
即ち、これは“ガンパレード事件”という“第5物理域ガンパレードで発生した事象”に範を取った、
“第7物理域アイドレス(?)製ガンパレード・マーチ(OVERS搭載)”という“物語”を、
現実”においてゲーム化した、という二重構造を内包する物語である、
という見解を提示し、作中作ルールに抵触しないものであるという論拠と致します。
よって、この見解に基づき、現実におけるゲーム“ガンパレード・マーチ”がリリースされた、
2000年9月前後は“我々の世界=第7世界現実”であった、と結論付けます。

 

註12:
なお、前述の“ゴージャスタンゴ・ストーリー(以下、GTS)”は、
一部もしくはその全部が“海ラヴ事件”の前段的位置付けとされ、
公式見解としては、GT・式神世界(?)→GT・GTS世界→GT・海ラヴ世界としてリンクする、
という回答が得られています。

 

註13:
“GPO青の章”がGT世界の物語である、という考察については、
黒天の羅針盤・報告集、記事No.9:ガンパレード・オーケストラに関する諸仮説の総合的検証に基づく、無名世界観事件構造仮説 より、
検証4、作中作問題の検証、において考察を行っております。
合わせてご一読下さい。

 

註14:
一般的な認知として“玖珂英太郎”という構図が取り沙汰されておりますが、
N野英太郎=(義手を持つ)玖珂英太郎”(←ここまでは確定)が
“=玖珂光太郎の祖父=”である、という構図が公式より明確に回答された形跡が無く、
”という存在が、未来予測者という超常存在である可能性が残されている為、
黒天の羅針盤では、“玖珂英太郎”という構図を一旦保留する物として扱います。

 

註15:
アルファ・システム サーガ、P133参照。

 

註16:
この視点は、未来と過去の主従が逆転している可能性も考えられますが、
“一度に10名を越える介入(プレイヤー+セプテントリオン)が確認されている”、
“あり得た未来では、PC数名(=プレイヤー介入先)が死亡している扱いとなっている”
=“介入時点と見られる2049年は、(一応)死者が発生していない=ゲーム脱落者は居ない”、
…これらを根拠に、海ラヴ世界2049年をリアルタイムであると仮定します。

 

註17:
(海ラヴ 10b_04より、一部抜粋)
(全略)
丁字倖也:「時間の輪を越えたのか!どうやって!」
徳庵清次郎:「未来だから出来ることもある。(以下略)」
(名称付記は筆者による)

 

参考:

 

物理域
基幹技術
プロダクトネーム

 

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F任務部隊:詳細不明ながら、アルファ・システム サーガ(樹想社刊)P.107に記述あり。
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(2006/08/24 00:23~00:24 芝村氏回答分を参照。
なお、回答元の質疑は2006/08/23 03:10 Lei氏、2006/08/23 22:30 わんちょぺ氏のもの)

 

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