RtoG イントロダクション~第10話

Last-modified: 2015-09-29 (火) 20:06:20
 
イントロダクション

イントロダクション

 

・登場人物:

(以下、第7世界時間 2000年 12月20日 11時40分、とされた記述以降)

課長(技師)
魔術師(片言)
A(魔術師、と同一人物かもしれないが、違うかもしれないので敢えて別記)
来須

(以下、第5世界時間 1999年 5月11日、とされた記述以降)

速水厚志
狩谷
善行



瀬戸口
岩田
加藤

・何が起きたか

第7世界時間 2000年 12月20日 11時40分

魔術師は魔法を行使する。それは友である課長(技師)との別れであった。

 

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Aは魔法を行使する。セントラルの開放に伴い、歌を行使する。

 

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来須は歌を歌い、魔法を行使する。

 

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第5世界時間 1999年 5月11日

速水(単座?)は銀の剣を手に、異形と化した狩谷を倒す。
加藤は殺された狩谷を幻視するが、ゆめ、まぼろしとそれは消える。
…ゲーム“高機動幻想 ガンパレード・マーチ”におけるSランクエンドを思わせる展開。

 

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第2回:

第2回:)

・登場人物:

廃棄実験体46号

・何が起きたか

廃棄実験体46号の“ラボ”からの逃走劇。

メモ。
頭が二つある人間のようなもの。
ずっと笑いつづける巨人の女。
生き物のようにうごめく髪をもった男。
腕が何本もあるもの。
頭だけで空を飛ぶもの。
幻獣との混血。

等が“ラボ”に存在した。

 

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第3回:

第3回:)

・登場人物:

一人の少年(速水厚志)
幻獣共生派ゲリラ(速水厚志殺害犯)
廃棄実験体46号
舞(男のような格好?)
ののみ(実験体?)
万能家令ミュンヒハウゼン(片眼鏡)
準竜師(階級名。舞の従兄となっている。しもぶくれ)

 

・何が起きたか

 

速水厚志(本来)の殺害、及び廃棄実験体46号によるID乗っ取り。
殺害犯は共生派ゲリラ(幻獣化出来る。真性に近い?)であり、廃棄実験体46号は乗っ取りのみ。

 

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ののみを伴う舞の脱走。準竜師による妨害を掻い潜る。

 

メモ。
「に、にの姫様なのか。ふ、ふみこ様!神楽様!」
というミュンヒハウゼンの台詞。ふみこと神楽の存在が示唆される。
“舞様”という発言をしていない理由がやや定かでない。

 

“それは新たな生命が、永遠に待ち続ける幻想を引き継いだ証し。”
と結ばれる。

 

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第4回:

第4回:)

・登場人物:

速水厚志(廃棄実験体46号)
this Omnipotent Vicarious Enlist a Recruit Silent System

(以下、第6世界時間 2111年 8月4日 15時15分~同16分 の記述以降)

OVERS・System Ver0.89
義体(OVERSに乗っ取られ、動作開始したもの)

(以下、第3世界時間 HC1255  3月4日 7時35分 の記述以降)
サラリーマン(強化黒縁眼鏡、ネクタイ、マーカーガン)

・何が起きたか

速水厚志となった廃棄実験体46号、強盗殺人を画策。
this Omnipotent Vicarious Enlist a Recruit Silent System 起動。

 

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同記述内、第6世界時間 2111年 8月4日 15時15分。

義体にOVERS・System Ver0.89侵食、捜索を開始。
対象を発見。コピー注入を開始する。

 

メモ。
「独立系ですよここは! 規格も違う!(略)」
とあり、規格がOVERS・System Ver0.89にマッチする場所として経由地に選ばれた?

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第3世界時間 HC1255  3月4日 7時35分。
「…量注意! 飛翔の心臓停止! 降下用意! 現在位置、中央世界トゥエルプテラ!」

サラリーマン、進入位置“サプファイルWTG”から目的地“セントラルWTG”まで、1400km踏破。
w5.1999.03.06.へ進入。
速水厚志となった廃棄実験体46号に2650円、ブルーオーマシンボル、多言語翻訳プログラム(サラリーマン所属の企業製)、説教を提供し帰還。

 

メモ。
「きこえている。今、珍しいお客さんが来ていたところだ」
「いこうか。……俺達じゃなく、案外君が運命を変えるのかも知れないな」

とあり、サラリーマンは何者かと対話をしている。展開から義体を経由したOVERS Ver0.89である公算高し。

 

「遅れました。第13ウインドウ スタンドバイ」

とあるのは、第13ウインドウ担当のかれんタイプを経由したか。

 

「何を注意するんだ。運命を変えられないことか。それとも、生還のことか」

とあり、聖銃を用いない介入が運命を変えられない事を認識しているとも取れる。
以上より、OVERS Ver0.89はこの際、速水厚志に提供(ブルー・オーマシンボルか、翻訳プログラムか?)されたと見られる。

 

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速水厚志となった廃棄実験体46号、笑顔を取り戻し強盗殺人の画策を忘却。

 

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第5回:

第5回:)

・登場人物:

(舞の記憶する過去)


父(悪魔のような外見、燦然と輝く青い目、厚い唇、伝説の巨人、以上舞の評)
母(金色の髪、喋れない)
海法叔父(おじ…しゅくふ、厳密には“父の弟”を指す)

(現在)

謡子(舞主観で“姉”。背が高い、一族を裁く長い錫杖、長い髪、浅黒い肌。舞に対しては片言、他の姉妹に対しては流暢な言葉)
速水
準竜師
更紗(スカーフを頭に巻いて、サングラスを掛けた姿。乗るのは白いオープンカー)

 

・何が起きたか

 

それは、なにかを待つ心であった。それがいつになるか分かりはしなかったが、自分の力でそのなにかに手を伸ばそうという、 心であった。
 いくつもの生命を渡り歩きながら、それは何千年も待っていたのだ。そしてこれからも、ずっと待つだろう。 それは人の心の上に浮かびあがる一つの幻想だった。
(中略)
「それに名前をつければ、物語が終る」
舞の記憶する父の語った言葉。

メモ。
「それに名前をつければ、物語が終る」

とは、第4回でサラリーマンも言っている。

 

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現在。謡子による舞の追撃終了。
新聞に躍る日本自衛隊の全戦全勝の記事。日本在住外国人義勇兵が5000人。
舞と速水の出会い。
速水は“おとぎばなしにまぎれこんだよう”との感想を持つ。
速水ヒロイン化(舞に押し倒される、守られる)
準竜師の追撃。突破。準竜師曰く“合格”。

 

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第6回:

第6回:)

・登場人物:

本田
坂上
速水

滝川陽平(表記、原典ママ。セリフ内にても同様)
壬生屋
善行忠孝(軍人兼補助教員扱いでもある部隊設営委員長)
芳野春香(国語教師)

 

・何が起きたか

<絵本:ドラゴンのはなし>
5億年の後、トカゲは“よくりゅう(翼竜?)”となり、“よるをまもる”夢へ至りました。

 

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授業風景。銃を撃つのはギャグである。
まだクラスには数名しか居ない。
滝川(記述は文章に則る)と速水の出会い。
壬生屋、この頃はまだ制服を着ていた。
整備用天幕、正義最後の砦と命名。命名者、舞。
舞が速水に“父の嘘”を教える。
速水は、母の言葉と共に“ドラゴン”の名を思い出す。
速水、舞の“絢爛舞踏”という言葉と滝川の“ゴージャスタンゴ”を結びつける。
速水、母猫を拾う。

 

メモ。

強化プラスティック混入牛乳を飲める滝川と“飲まない”速水。
超辛合体バンバンジーやゴージャスタンゴの話題。それらを知らない速水。
芳野が遅刻をしないのは珍しい。
士魂号M型練習機が3機。特徴はオレンジ色の肩と頭部。敬礼出来る。5121充当用は新造中。
舞は“雪国(小説とは言っているが、我々の知るものか?)”の暗謡が出来る。

 

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第7回:

第7回:)

・登場人物:

小さな猫神族
猫神族の英雄ブータ
準竜師(勝吏)
万能家令ミュンヒハウゼン
いくつもの脳
蛇のような男
水かきと鰓を生やされた少女(琴乃と名付けられる。命名準竜師)
すみれ色の瞳の男(瀬戸口隆之)
太った男(中村光弘。バトラー)
速水

善行
壬生屋
滝川
東原ののみ
本田
副官

 

(ブータの見る夢)

シオネ

・何が起きたか

死に瀕したブータ、正義最後の砦(整備テント)へ辿り着く。

 

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正義最後の砦、と書かれた床のある館にて。準竜師と“蛇のような男”の会談。

 

メモ。
「クーラ・ベルカルドがすぐそこまで来ているのですよ。我々が団結しないで、どうするのです」

と、蛇のような男、の言。

 

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ブータの見る夢。
小神族、巨人族、猫神族、人神族の軍勢とあしきゆめの軍勢の対峙。

 

メモ。
「続いて猫神族。人神族。前進用意。ヌマ卿、名をあげられよ」
「承知した! 猫の旗をあげよ! 闇を退ける時はきた!明日が来たのだ!……全軍!」

というやり取り。一見するとブータ(猫)がやり取りをしているようであるが?

全ての神族の中で、武楽器を与えられなかった人だけが歌と共にあった。

とある。

 

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目覚めたブータは、士魂号を整備する舞の姿に鳥乙女を幻視する。

 

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瀬戸口、中村、ののみ合流。

 

メモ。
マルトク=練習機。

あしきゆめをゆめの中だけで終らせる醜い舞踏達はどこに行ってしまったのだ。

とはブータの言。

 

舞はののみ?と脱出したはずだったが、何故かこの回までののみの存在は無い。

 

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前回のギャグとは一転して、ゲーム版のチュートリアルのようなマジ本田教官。

 

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整備テントこと正義最後の砦にて合流者顔合わせ。
瀬戸口は“芝村”と言って、つぶれたトカゲ顔を知っている。

 

メモ。
十代半ばとまだ十代でないのには選挙権以外で……

という壬生屋の言。

 

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準竜師、水かきと鰓を生やされた少女を拾う。命名、琴乃。

 

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中村、自分の事をバトラーと呼べと言う。
バトラーに通信(靴下)が入る。日曜に動物園へ行く提案。つぶれた青いトカゲも見れると即答。

 

メモ。

バトラー…battlerであれば“戦闘者”。butlerであれば“執事”。尚、butlerの下位は“フットマン(従僕)”である。

 

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壬生屋と瀬戸口の因縁勃発。制服を止める決意をした模様。

 

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ブータの呟き。
「シオネアラダ。偉大な詐欺師よ。貴様のついた嘘を、まだ信じていた娘がいたよ」
「貴様は本当に、偉大な嘘つきだったのだな。青の青も、わしも、ずっと騙されていた」
「だが貴様の嘘ももう終りだ。わしが死ねば、終る。死んだらまた嘘をつこう。我らこそ豪華絢爛たる光の舞踏。光の軍勢と」

メモ。
豪華絢爛たる光の舞踏、光の軍勢、は嘘。醜い舞踏、とは先のブータ自身の言。

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第8回:

第8回:)

・登場人物:

滝川
本田
坂上
速水
瀬戸口
ののみ
中村
善行
杉原(善行の直属上司、第2中隊長)
長野(1中隊)
佐藤(大隊長)
ブータ
壬生屋

 

(ブータの見る夢)

老王(英雄)
アー(白いマントを纏っている)
ブータ(猫。にゃーと鳴く)
ヌマ・ブータニアス(猫?人?念の為別記)

 

・何が起きたか

士魂号M型複座練習機仕様による訓練風景。搭乗員は滝川と本田。

 

メモ。
坂上は戦車兵を機甲兵と言う。
複座に教官が同乗するのは小脳情報をダイレクトにコピーする為、との事。

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大隊本部として機能している公民館にて。

(時の終りって奴は、いつ来るんですかね。友よ)

という自問が善行を現実へ引き戻す。
善行、人型戦車を“戦車ではなく大きな歩兵”とする用兵を提起する。

 

メモ。
八九式とは、1930年代初頭に日本陸軍がはじめて自力開発し、実戦投入した戦車である。

とある。
尚、現実では紆余曲折がある為明言し難いが、甲初期型とされる最初の量産が1931年に始まったと記録されている。
杉原も機甲兵、という用語を使う。

 

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整備テントにて。

「身体にいいんだぜ、プラスチックが一杯入っている」
「うん……でもどうやらそのプラスチックが、あわないみたいでね。入っているのは何を食べても駄目なんだ。戻しちゃう」

滝川、速水のやり取り。

「明日、絶対だぞ。精霊機導弾遊ぼうぜ」

この世界では精霊機導弾(ゲーム)が稼動している模様。

 

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ブータの見る夢。
老王とアーのやり取り。

以下、原文抜粋。

その頃ブータは、数日も城の前で、目をつぶっていた。
(中略)
ブータは目を見開いた。その隣に気配がした。

 

「来たか。友よ」
「来ないとでも思っていたのか」

 

からかうような声に、ブータは真面目くさってにゃーとないた。

 

「あの王が死ぬまで、地べたはいのふりすると思っていた」
「その通りだ。そして王は、俺に己の思う最善をつくせと言った」

 

いつのまにか、一人の楽師がブータの横に立っていた。
 一緒に歩き始めると楽師アーは鮮やかにマントを翻した。その下から青の青が現われる。
 この星の色をした豪華絢爛な歌い手だった。

 

(中略)

 

「そういう顔をするなヌマ・ブータニアス。いっておくが、次の時代、次の次の時代、次の次の次の時代で シオネアラダを守るのは、俺達ではないぞ、俺達の子だ」

 

「次を考えるのもよいがな、青よ。この戦況では次がないという可能性もあるぞ」

 

そう言うブータを見て、青の青は歌うように言った

以上抜粋。
これは人と猫のやり取りか、それとも人と人とのやり取りを見る猫の追想か。

 

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速水の胸に下げられた青い宝石が燦然と輝き出す。

 

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5121とは第106師団隷下の第5連隊第1大隊第2中隊第1小隊の意である。
先年の八代会戦で損害を受け、今は大隊ごと再編成のため後退休養という形になっていた。

とある。

 

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速水の一人称が“僕”になる。

 

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「白狼神族、日向国守護つきのげんはかりのみこと」
「玄乃丈坊やか。となれば蜘蛛神族はひわこ姫だな。(略)」

猫の報告。

 

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善行は聖公会(イギリス国教会系)らしい。

 

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ののみ、ブータに“おとーさんから、もらった”青いガラス玉が入ったおもちゃのペンダントを渡す。

 

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第9回:

第9回:)

・登場人物:

壬生屋未央
善行

年を取った憲兵
オレンジ色の髪の毛の不良娘
速水
瀬戸口
ブータ
本田
滝川
ののみ
中村
坂上

 

・何が起きたか

壬生屋未央、胴衣に着替え留置される。
速水の追跡。発見されて皆で一緒に帰りました。

 

メモ。

幻獣共生派を警戒してとの事らしいが、通告(私服での外出禁止令)の警戒水準が高過ぎる気がしなくもない。

「(略)かつて軍のクーデターがおきた時、 首相救出をおこなったのはそなたら憲兵だ」
「古い古い話ですよ。旧軍の頃です……(略)」
舞と憲兵のやり取り。

善行は、遠い昔、半島の山中を部下達と共に駆けたことを思った。

とある。
“一応の設定上”1999年当時であれば25歳の人物にしては老け込み過ぎた反応である。

 

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速水、善行へ付け届けをする。お茶と園田屋の朝鮮飴。

 

メモ。

園田屋の朝鮮飴は実在する。本来は“長生飴”で半島由来とかではなく、加藤清正が朝鮮出兵時に覚え目出度く付けた名前だそうな。

 

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瀬戸口の追想。琴弓を持った女の横顔を幻視し、瞳の色が青に変わる。
追想を振り切ると、元の紫に戻る。

 

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ブータは戦いの中で、瀬戸口は夢の中で一時の安らぎを得る。
瀬戸口は夢でシオネを抱きしめた。
瀬戸口と壬生屋にフラグ成立。

 

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-この義体は明日が悪い。だからお茶を飲んで鳥を肩にのせよう。-

OVERSの言葉。

 

早朝整備。
傷ついたブータを発見、治療。

 

メモ。

舞がここで言った“記号着地”とは、一般的にAI知性研究の場において用いられる語であり、
記号の羅列をパターン化させる事を“着地”という表現を借りて示す語。
AI研究の場において、この実現化は未だ未解決とされる問題。
舞の発言を、語弊を恐れず大雑把に言い換えれば“人間の認知構造に近づいた”ということになる。

 

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第10回(前編):

第10回(前編)

・登場人物:

速水

ののみ
瀬戸口
善行
滝川(赤いスカーフにジーパン。どこのマンガから出てきたのかという風情。超辛合体バンバンジー)
壬生屋
中村
坂上
本田
ブータ
準竜師
水かきのついた少女(琴乃)
ウイチタ更紗(副官)
憔悴しきった顔の男
若宮康光
石津萌

 

(以下、ブータの夢・最後の時)

黒い衣と紅い瞳の旧友
ブータ(あの場で歌を歌えるのは人だろうと考えられる)
ブータ(猫?念の為区別)

 

・何が起きたか

動物園編開始。

 

走りながらウォードレスの人工筋肉をクールからホットに変更する。そうしないと人工筋肉の重みで、 速水達の体力ではまともに走れなくなるのだった。
舞が瞬間苦しそうな顔をしたが、速水はそれに気付かない。速水も苦しかったからだった。
滝川や壬生屋は平気そうに ウォードレスを着るのだが、速水はどうもこれが好きになれない。骨が悲鳴をあげるような気がする。

…とある。ウォードレスの苦痛は両者の共通点であるらしい。

 

士魂号複座型練習機仕様が目覚める。
監視モニターに黄金の踊る文字が浮かぶ。

 

-なぜ わたしにはなまえがないのだろう?-

OVERSの言葉。

 

「あれ、なにかのなぞなぞ?」
「知らぬ。だが、実害はない」
「ちょっと恐くない?」
「私は調べられるだけ調べた。それで分からない上に実害がなければ、どうしようもない。それはそういうものだろう」

…という速水と舞のやり取りは起動画面に関するものか。
“舞にも分からない”という意味は大きいかもしれぬ。

 

速水が意図的に別のことを考えても、士魂号は最初に企図したことを正確にトレースした。 つまりは動物園に向かって歩き始めた。

…とある。
“記号着地”と関係があるかも。

 

幻獣共生派によるテロ発生?を中村が靴下によってキャッチ。

 

「ねえねえへーちゃん」

とはののみが滝川に話し掛けた際の言葉。よーちゃんではないらしい。

 

メモ。

速水曰く超辛合体バンバンジーの主人公は舞のようであるらしい。
この頃は携帯電話がまだ禁止されていなかった。
不殺生戒(仏教でアヒンサー)は、仏陀の定めた戒律の一つである。
“ディグロウ(オレンジ)”は、1930年代アメリカで開発された蛍光塗料であり、WW2では誤爆防止を目的に米陸軍において正式採用された実績があるとの事。

 

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ブータの見る夢。
最後の時。

 

紅い目を輝かせ、漆黒の衣を翻す旧友。

“その手には生き物のようにうごめく銃があった。”

メモ。
ブータは歌を歌った。

とあるが、先の章において“歌は武楽器を与えられなかった人と共にあるもの”とされた。
この意味は。

 

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準竜師一家も動物園へ。
業務報告を確認しながら弁当を作り夫のような上官と娘のような娘の世話をしながら支度を済ませるという超人嫁。

 

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動物園着。着替えた善行の首には青いペンダント。
若宮康光、石津萌、合流。
この時若宮は善行の家令として紹介される。

メモ。
「あのライオン、どこにいくんですか」
「薬殺は免れたみたいですよ。どこが引き取るのかまでは知りませんけど」

…グリンガムの元だったりして。

 

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えらくサラリーマンのごたるペンギン、が居たらしい。
ブータとのやり取りを聞く限りでは、ハードボイルドなアレとは別ペンギンらしいが。

 

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「(略)貴方の腕が再生して繋ぎなおすまでに戦力化できるかどうか」

若宮に対する善行の言葉。家令、という事もあり、後に“宮石忠光”と改名する人物との関連が伺われる。

 

滝川、動物園テロの第一認識者となったっぽい。

 

「(略)大家令は許すまい」
(中略)
「(略)だから息子にも裏切られるのだよ。まあ、それはいい」

とは、舞と準竜師のやり取り。準竜師はこの時点で“大家令の息子は裏切った”と指摘している。

 

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第10回(後編):

第10回(後編)

・登場人物:

速水

ののみ
瀬戸口
善行
滝川
壬生屋
中村
坂上
本田
ブータ
憔悴しきった顔の男
若宮康光
石津萌
総髪の御曹司と言った風情の少年(遠坂)
広瀬といわれた年長の男

・何が起きたか

滝川、奇跡的に幻獣共生派らしき人物達とコンタクト。気付かず別れる。

 

電波妨害発生?通信途絶。大家令の差し金?
士魂号もその影響か、機能停止。

 

-this Omnipotent Vicarious Enlist a Recruit Silent System-
起動、システム掌握により士魂号再起動。

 

「(略)旧式幻獣をテロに使用しているというのは、北米戦線だけではないようですね」

とは善行の評。

伝説では泣いたために赤い目になったという兎は、瞳を青くして天を仰いだ。

とある。

 

ブータが歌で絶技を行使する?

そして大猫は涙を見せて笑った。
ブータは真っ白なひげを震わせた。

という二つの文章。

 

ケンタウロス撃破。

 

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