蓮ノ空女学院

Last-modified: 2024-04-25 (木) 21:19:09

メインストーリーの舞台となっている高校。ここでは、作中における高校とスクールアイドルクラブの概要を説明する。

概要

石川県金沢市から奥まった場所で、蓮の花の咲く湖の傍らにある私立蓮ノ空女学院。

創立100年を越えるこの高校では、古くから引き継がれた伝統がいまも息づいている。

(公式HPより)

金沢の山奥に位置する女子校。中等部などの存在は今のところ示唆されていないため、高校のみと思われる。
2023年に103期生を迎えた(創立103年目?)、規律と伝統を重んじる高校。その一方、内部はかなり近代的なデザインをしており、手入れも行き届いている様子。少なくとも廃校にはならなさそうである。
特に、芸術分野においては有名な高校。フィギュアスケートで行き詰っていたさやかが、「最後の希望みたいに縋りついて」入学する程度には実績がある模様。
スポーツや文化活動などの特技で入試を受けられる一芸入試の制度も充実しているようで、さやかによると「蓮ノ空女学院の生徒の多くが一芸入試」らしい。
スクールアイドルクラブのメンバーのうち、慈、さやか、姫芽は一芸入試で入学していることが明言されている。

全寮制であり、生徒は全員敷地内の寮で生活している。夜に学校から配信をしているのも、全寮制の強みを生かした活動とも言える。
校外への外出には事前の外出申請と許可証が必要であり、自由行動は禁止、交通手段はバスが唯一で学園から金沢駅まで週に1本しかない…と閉鎖的な印象を花帆は受けていた。しかし、所定の手続きさえ踏めば割とすんなり許可が下りる上、代理申請も可能。加えて、やむを得ない場合であれば、寮へ報告の電話をすれば外泊も出来るし、直通(?)バスの他に路線バスも何本か通っている。案外ガバガバ。

4コマ37話の梢曰く、「頑張れば自転車でも行ける」「歩くのはちょっと大変」とのこと。一方、活動記録の8話では、交通手段が絶たれた場合の状況に「無理やり帰る」「こんな遠くまで(歩いて帰ってくる)?ないない」と言った旨の発言もあるため、徒歩や自転車だと「ちょっと大変」どころではない可能性もある。発言者が梢なので気合でなんとかしてしまいそうなのが怖いところ。

 

制服

制服は冬服と夏服の2種類がある。
冬服はえんじ色のセーラーワンピース。襟と袖口は白地であり、縁に金色の線が2本入っている。
夏服は白っぽい色のセーラーワンピースであり、腰回りに白のベルトが一周している。よく「白セーラー」と言われるが、リボンの色味との比較や生放送でキャストが着ていた制服を見るに、地の色は淡い青灰色というのが正解か。

リボンタイの色は入学年度によって異なっており、2024年度時点では102期生(3年生)が緑、103期生(2年生)が赤、卒業した102期と新たに入学した104期生(1年生)が黄色。
「学年でタイの色が決まる」のではなく、「入学年度でタイの色が決まる(=進級しても色が変わらない)」「3年生が卒業すると翌年度の1年生にループする」システムとなっている。*1

 

学校行事

芸術の分野で有名なこともあってか、文化祭が年に3回ある。6月に「撫子祭」を、10月に「竜胆祭」を、3月に「蓮華祭」を開催。
文化祭がある月は、月末のFes×LIVEが文化祭仕様となる。
撫子祭では、「新聞部が掲載する部活の紹介記事を1年生が書く」という伝統があり、花帆とさやかもスクールアイドルクラブの紹介記事を書くために奔走していた。

また、ストーリーでは描かれていないものの、6月の上旬に体育祭をやっている(2023/6/22 配信にて話題にあがった)。
3学期制らしく、5月に中間テストがある。

オープンキャンパス

学校説明会から103期に名称変更。103期は、11月に開催。いろいろな思いがあって綴理が実行委員に立候補し活動した。

 

スクールアイドルクラブ

本作の中心となる部活。スクールアイドルコネクト(スクコネ)での配信やライブを通じて、スクールアイドル活動をしている。
「代々受け継がれたユニットを組んで活動する」という伝統があり、3組が結成される。

元々は104期から約60年ほど前に設立された「芸学部」という名前の部活であり、時代が下るうちに「スクールアイドルクラブ」に改名。
部活動の記録をノートに残しておく習慣があるようで、ずっと昔からの活動記録が蓮ノ空女学院の倉庫に眠っている。

 

メンバー

2024年春現在、活動している部員は9名。

  • 過去に所属していたメンバー

    ネタバレを含むため折り畳み

    • 不明(104期の約50年前)
      • 百生吟子の祖母
        スクールアイドルクラブの前身である「芸学部」に所属していた。
        吟子がスクールアイドル活動に興味を持ったきっかけとなった人物。
    • 101期生
      • 大賀美沙知 (引退済み)
        スクールアイドルクラブに所属していたが、2年(102期)の秋頃に引退。現在は、生徒会長として生徒会に所属している。
        活動記録 - 第13話『追いついたよ』PART 3 では、沙知先輩は、理事長の 孫 であることが、語られている。
        (このほかに、スクールアイドルクラブをやめた 理由のひとつも。)
        引退後も密かにスクールアイドルクラブのサポートをしていたが、103期をもって蓮ノ空女学院を卒業した。
     

ユニット

蓮ノ空女学院スクールアイドルクラブの主な活動単位。配信や楽曲のリリースなど、基本はこのユニット単位で行われることが多い。
現在3組が活動中。

  •  スリーズブーケ 
    略称は「スリブ」など。現在のメンバーは、日野下花帆・乙宗梢・百生吟子の3名。
    スクールアイドルクラブに代々受け継がれてきたユニットであり、伝統の衣装がある。
    「伝統あるユニット」とある通り、王道のアイドルソングを主軸にしたユニット。
    ちなみに スリーズ (cerise) は、フランス語で さくらんぼ (う) : 桜桃 の意。
  •  DOLLCHESTRA 
    読みは「ドルケストラ」。略称は「ドルケ」。現在のメンバーは、村野さやか・夕霧綴理・徒町小鈴の3名。
    クオリティの高いダンスパフォーマンスで魅せるクール系ユニット。
    持ち曲も、流行りのテイストを入れたお洒落でかっこいい楽曲が多い。
    ユニット名は、"doll (人形) と orchestra (劇場)" を組み合わせた造語
  •  みらくらぱーく! 
    略称は「みらぱ」「みらくら」。「みらくぱーく!」ではなく「みらくぱーく!」。
    2023年8月末に結成。メンバーは、大沢瑠璃乃・藤島慈・安養寺姫芽の3名。
    キャスト曰く、「ミラクルとクラクラとパークを掛け合わせたユニット」。瑠璃乃の解放ボイスにて「楽しいことだけを詰め込んだ遊園地」との言及もあり、ファンを楽しませることに重きを置いているとみられる。
    持ち曲にはコールや合いの手が多く含まれており、観客側も一緒に盛り上がれるポップでキャッチーな楽曲が中心。
 

※余談:ユニットの伝統について
蓮ノ空の骨子になっているユニットの伝統だが、明言されているのは「代々ユニットを組んで活動する伝統がある」という部分のみであり、細部は明確になっていない。
作中で明確になっているのは、「スリーズブーケは代々受け継がれてきた歴史のあるユニット」「伝統曲が存在する」「少なくとも50年前にはユニットを組む慣習がなかった」という点である。
蓮ノ空のユニットについては、以下の情報が判明している。
(あるいは判明していない)

(詳しい情報を持っている方がいれば、追記・修正をお願いします……)

  • 「代々受け継がれたユニットが(最低)3組存在する」
    • スリーズブーケに関しては活動記録にて明確に「代々受け継がれてきたユニット」として言われており、DOLLCHESTRAは2023年夏ガチャVol.6のURさやかの特訓ボイスにて「Mirage Voyage」が、103期12月度Fes×Liveで「Sparkly Spot」がそれぞれ伝統曲である事が語られ、みらくらぱーく!は103期9月度Fes×Liveにて「アイデンティティ」が伝統曲として披露されたため、「スクールアイドルクラブとしての伝統曲でありユニット自体は受け継がれたものではない」といった解釈をしない限りはドルケ・みらぱも受け継がれてきたユニットであることがほぼ確定している。みらくらぱーく!が受け継がれてきたユニットならそれはそれでヤバい気もするが……
    • 3組のユニットを作るという慣習は比較的新しいもののようであり、104期から約50年前(吟子の祖母が在籍していた頃)には、まだ3組のユニットといったものは無かった模様。
  • 「何らかの理由で103期生はユニットを二人組のペアと認識している」
    瑠璃乃の加入時、花帆とさやかが瑠璃乃のユニット活動に際して相手が居ないので梢か綴理が兼任すると話しており、既存ユニットへの加入は言及されなかった。理由は明言されていないが、
    • ユニットは二人組が伝統
    • メンバーは各学年に一人が伝統
    • 特定の時期を除き途中加入は出来ないのが伝統
    • 他の人とユニット活動するなんて花帆とさやかの頭に無かった
      といった事が考えられる。
  • 「受け継がれてきた3ユニットを軸に活動しているのかは不明」
    明言されていないため不明。
    今のところ特に肯定も否定もされていないため、どちらとも解釈できる。
  • 「102期生が1年生当時のユニットについて」
    102期生の入部当時のスクールアイドルクラブには上級生が101期生の1名しか居なかったことが[冬のおくりもの]乙宗梢の特訓ボイスで語られており、101期生が102期生の誰かとユニットを組んでいたか、複数ユニットを兼任していたと考えられていた。

    活動記録ネタバレを含むため折り畳み

    活動記録第16話において、唯一の101期メンバーである沙知が3ユニット兼任していたという事実が判明した。当時はユニット別でラブライブ!に出場していたはずだが、運営事務局がOKしていたのかという疑問は残る

     

来歴

ネタバレを含むため折り畳み

「芸楽部」から発展した、歴史と伝統のある部活。
「芸楽」という単語も特定のものを指す名称ではないため、基の「芸楽部」もアイドルにまつわる活動をやっていた部活の可能性がある。
過去には、スクールアイドルクラブとして「ラブライブ!」優勝を勝ち取った経験もあり、強豪校として学内外問わず知名度があるクラブ。
実際、102期でもラブライブ!北陸予選を突破しているが、様々な事情から全国大会は辞退している。
102期生である梢と綴理の溝も深く、物語開始(103期4月)時点ではその勢いを失いつつあった。

しかし、103期生の花帆とさやかが加入したことにより、「先輩」となった梢と綴理の心境にも変化が訪れる。
そして、撫子祭でのライブ(6月度Fes×LIVE)を経て関係は完全に修復され、改めて全員で活動していくことに。
7月には転入生の瑠璃乃が加入、8月には怪我により休部していた慈が復帰し、6人3ユニットの体制となった。

10月に行われたラブライブ!地方予選では3ユニット別々に出場し、全ユニットが北陸予選へ進出。
12月の北陸予選では学校から突如出されたネット禁止令、外出禁止令に振り回されながらもそれを乗り越え、6人1チームとして出場し優勝。
その勢いのまま1月の全国大会へと挑んだが、優勝することは叶わず敗退した。

次回のラブライブ!こそは優勝を、そして夢の100万人ライブを目指し、6人で切磋琢磨しながら活動をしている。
ちなみに、「100万人ライブ」がどれくらいかと言うと、ドームで20公演近く行ったEXILEの年間動員数(2022年)が124.4万人である。

104期の春に、蓮ノ空女学院に入部してきたばかりの百生吟子、徒町小鈴、安養寺姫芽の3人が加入し、9人体制となった。

ネタバレを含むため折り畳み その2

蓮ノ空女学院103期(生) までの存在は明確。しかし、新年度である 2024年4月 以降については、今のところ全く不明。
だが、スクールアイドルクラブ活動の継続は、見晴らし台での会話 や With×MEETS (2024.01.11 配信) で語られている。
なお、ティザービジュアルなどでおなじみの 見晴らし台でのシーン は、ラブライブ!決勝大会敗退直後 である。(活動記録 第15話『夢を信じる物語』より)
「謎」見晴らし台でのシーン を撮影していたのは、果たして誰なのか。もしかしたら、104期生 (新入生) かも しれない。

[ 追記 ]
公式発表 では、蓮ノ空女学院スクールアイドルクラブ 2ndミニアルバム (2024.04.17 発売予定) タイトル が、『タイトル未定(104期)』となっている。
公式からの関連 ポスト (2024.01.28 13:04)

 

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*1 わざわざ毎年買い換えないで済むので現実の中高ではよくある仕組み