カートライダー ドリフト
Last-modified: 2023-09-02 (土) 14:36:34
KARTRIDER:DRIFT【かーとらいだーどりふと】
- 『KARTRIDER:DRIFT』は開発・運営ネクソンのカートライダーシリーズの最新作。
PS4、XBOX ONE、PC、モバイルフォンのクロスプラットフォームに対応。日本では2023年3月9日にサービス開始。
- 意外と日本での知名度は高くはないが、アジア圏では結構有名なe-SPORTsタイトル。
スピード感と簡単ながら精確な操作を要求されるカジュアルでありながら本格的なレースゲームとして好評を博している。
マビノギ×カートライダー ドリフト
- マビノギでは2023年6月28日に期間限定で「カートライダーペットボックス」にてカートライダー ドリフトで登場する6種類のカートが登場。
昨今の限定ペットらしく特殊な能力を備えており、安定の「騎乗」「召喚攻撃」「ランニングブースト」に加え、独自の「シールド」「水風船爆弾」「ミサイル(!)」を所持している。さらに、新規システムとして「レーシングモード」が可能となっており、タイアップ元をしっかりと踏まえた遊び心のあるペット(?)となっている。
- 騎乗中のランスチャージも可能。ただ体当たりして交通事故を起こすのみだったスクーターとは違い、ちゃんと使用時に槍を前に突き出している。
- 地味にウィンドミルを持っている為、マグメル適正もある。
- なお、ランニングブースト発動時は全てのペットのなかで最高の速度。ランクもCと最高位。*1
シールド
- カートペットが攻撃を受けると一定確率でペットの頭上に青く光る盾のアイコンが点灯し、攻撃してきた相手を硬直させ、自身のダメージを軽減する防御スキル。
硬直といってもパッシブディフェンスのようにガキーンとなるのではなく、スクーターの召喚攻撃『エンジンショック』のように1秒弱のあいだ全ての攻撃・移動を封じ、ノックバックやダウンを防ぐ行動不能状態にする。
水風船投げ
- 遠距離の中範囲に攻撃を行い、強制のけぞりと防御・保護・移動速度を低下させる。
ブラックボックスがあるようで、コーギーやダルスクの持続スキルなどのデバフと重複するのか、計算式などの検証が難航しているらしい。
ミサイル
- 近距離中範囲に攻撃を行い、大ダメージを与える。攻撃を受けた敵は全てペットを認識する。
- カートに搭載していいものではない…。
ミサイルと聞いて胸がときめいたミレシアンもいると思われるが、普通に上から降ってくるだけの爆撃攻撃になっている。車体から発射されるものを期待していたのであれば、あしからず。
ランニングブースト
- 既存のスキルだが、ブーストが発動すると車体から派手なエフェクトが発生する演出が取り入れられている。
レーシングモード
- 専用アクションを行うことでレーシングモードが発動し、キーボード操作で「カートライダー ドリフト」さながらのレースが楽しめるようになる。看板に偽りなし、Shiftキーを押すことでドリフトでカーブを攻めることもできる。目指せ、エリン最速!
総評と余談
- このように、昨今の限定ペットらしくディヴァインリンクを用いた戦術に適正のある設計となっている。
しかし「置物」で機能するダルスクやコーギーに比べると、通常時はタンク役として攻撃を引き受けつつ水風船投げで攻撃とデバフを撒いたり、ミサイルでターゲットを引き付ける役目もあるため手動での操作もある程度必要になる。この点をどのように活かすかで戦術の新機軸ともなりうるポテンシャルを持っている。
- 一方、日本では実装が遅れた関係で最も相性が良いであろうペットを出して戦うマグメルの実装やフィンペットマスタリの実装の時期から外れたのでフィン化せずに趣味、遊び用途で所持する人が多いように感じる
- 本ペットは、日本の知名度を考慮した為か販売ページではコラボである事が一切明記されていない。
コラボは通常、コラボ先を明記して互いに利益をもたらすものなので普通はコラボである事が分からないやり方はあり得ないのだが
カートライダーは自社タイトルということで、このような投げやりな扱いにしてしまっても問題ないのだろう。
パロディならともかく、コラボという事を踏まえればこのような扱いはかなり異例である。
といっても、クローズドβテスター募集からずっとマビノギの公式ページ上部でもポップアップや広告での告知が頻繁にされていたし、Twitter上でも「マビノギで走ろう」キャンペーンを展開するなど「どうでもよかった」ということはないとは思われる。
タイミング的にはシーズン2開始直前というだけで、カートライダーのサービスイン記念であるとかインパクト面では首を傾げるところではあったので、もっと注目されるタイミングはあったろうに……という意見は大いに論じられるところではある。
- 韓国での実装は20/01/09とかなり遡る事になるのだが、当時からこの車のペットの噂が囁かれており
「実装まだかな」「あれはコラボだから来ないでしょ」などと話されていた。
それから3年半の月日を経て、皆が忘れ去った頃にようやくの実装と相成った。
- ただ高性能なペットとしてだけではなく純ファンタジー世界でありながら様々な世界観を受け入れてきたマビノギのなかでも異彩を放つその見た目、遊び心豊かなレーシングモードなど、戦闘以外の価値観も加味すると計り知れないほど「オモシロい」ペットといえるかもしれない。戦って良し、遊んでよし。ほのぼのファンタジーライフの真骨頂と言ったら褒めすぎだろうか?
- しかし実用上の欠点としてうるさいという無視できないものがある。
普段からアイドリングのエンジン音が結構大きく、攻撃を受ければ「ガン」「ゴン」と重たい金属音。ダウンすればキュルキュル…と情けない音を立ててスピンし続けるなど、音だけでなく視覚にもとにかくうるさい。
1回や2回なら笑って済ませるだろうが、ディヴァインリンクで壁役として使うには当然ダウンが多くなる。こと、カート達はディヴァインリンクの適正が非常に高い。
常時ペットを出す際の戦術を採る際には、やたらと耳に障る音を立てるこのペットは小さいながらもフラストレーションの溜まる仕様となっている。
- 購入時にオマケとして農場設置物や椅子アイテムも登場した。
こちらはペットとして実装されていないが、シックなレトロカーなどがある。
この未実装になったカート達の実装も結構要望があるのだとか。