ディヴァインリンク【Divine LINK】 
神聖な力で互いの魂を繋げるスキルだ。
つながった魂たちはお互いの記憶と経験を共有し、内面に潜む力を最大まで発揮できるようになる。
普通、魂を繋げるためには特別な媒体が必要だが、自分のペットに対して使う場合は制限なくスキルを使う事ができる。
魂が繋がっているペットと使用者は能力値が上昇し、ペットは使用者が敵を倒して得た経験値と同じ経験値を得る。また、ペットは防御と保護が大幅に上昇した状態で使用者を認識した敵の注意を引き、敵から主人を守る。
ただし、こういった効果はペットの能力値とレベル、ディヴァインリンクのランクの影響を受ける。
概要 
- G20メインストリームを進行することで修得する。
ペット枠の同行キャラクターに使用でき、発動中は「ディヴァインリンク状態」となって主従が光の帯で繋がれる。
この状態では両者のライフ、マナ、スタミナ、Str、Int、Dex、Will、Lukが上昇し、ペット側は物理防御・物理保護が大幅に上昇するとともにターゲット注視状態(仮称)になる。これらの効果はランクアップによって徐々に強化される。
また、他の神聖スキル同様、サブスキルによる補助効果も得られる。
特徴 
- スキル使用中、つまり主人とペットの魂がつながった状態では、ディヴァインリンク効果時間中は敵から受ける主人のターゲットをペットが肩代わりする効果を持つ。
この状態で敵の認識範囲内にペットと主人がいた場合、敵は基本的にペット側を優先して狙い、またペット自身が本来受け持つターゲットもそのまま保持されるため、大抵の場合ペットが複数の敵から集中攻撃を受ける形になる。- 基本的に、というのは、プレイヤーとペットの距離が開いており、敵の範囲内に主人しか入っていない場合は(ペットを認識できていないため)主人をターゲットする。
といっても、主人を殴りに近寄ってきたところでペットの認識範囲に入り、そちらに向かっていくことはある。 - また主人が敵に対して攻撃を加えた場合、その敵は反撃としてアタックを行ってくるが、何らかの理由で*1反撃AIが切り替われば大抵再びペットへと向かう。これは熊などの高速AI、ないしスノウトロールやグレムリン系などの非積極的なAIでよく見られる。
- 基本的に、というのは、プレイヤーとペットの距離が開いており、敵の範囲内に主人しか入っていない場合は(ペットを認識できていないため)主人をターゲットする。
- ディヴァインリンク中は時間経過か制限距離を超えて離れてしまうと解除される。これはランクアップによって持続時間が延び、制限距離も広がっていく。
制限距離は遮蔽物の有無は関係なく、直線距離でのみ判定しているため、ランクが低い間は位置ずれなどによって思わぬところで解除されてしまうことも。 - ディヴァインリンク中は敵の認識過程に変化が起き、一部挙動が普段と異なったものとなるため、戦術パターンも少しひねる必要がある。
- 一例として、1:1属性を持った敵がプレイヤーとペットを能動的に感知した場合、どちらもペットに対して敵対行動を起こそうとするが、1:1属性が適応されてどちらかが非認識状態に戻ってしまうことがある。これ自体は大したものではないのだが、フリーになった1体が思わぬ挙動を起こしたりすることもあるので記憶の片隅にでも覚えておこう。
- なお効果中にディヴァインリンクを再度準備することで、ペットを帰還させずとも接続状態を解除できる。上述した挙動が不利に働きそうな場面では覚えておくと役に立つ。
- ただし戦闘中にかけ直すのは難しいため、うっかりミスはもちろんのこと、時間切れにも注意。音楽バフスキルなどのように、こまめにかけ直す癖を付けよう。
- 生産ペット用のマナを確保する手段としても使える。もっとも、温泉が使える現在ではそれほど恩恵は大きくはないかもしれない。
- 認識に関する挙動に干渉しているためか、まれにレインキャスティングによる煙幕効果が無効になってしまう問題が(再現性はかなり低いようだが)発生していることも報告されている。
また、物理攻撃に対しては非常に強くなる反面、魔法攻撃に対しては弱いままだったりするのも悩み所。 - このように欠点も存在するものの、ターゲット誘引能力と互いの強化能力がそれを補って余りある強さであるため一部上位コンテンツでは積極的にこのスキルを封じにかかってくる(後述)。
- 後に実装されたダンジョンガイドにおける初心者へのアドバイスメモにおいても、他のアドバイスが「装備強化をしよう」や「エンチャントをしよう」等大ざっぱなものである中名指しで「ディヴァインリンクを使おう」と書かれている。G20を進行できるならそれもう初心者じゃないんじゃないかな…。
サブスキル 
- 悟りの光
- ディヴァンリンク中戦闘経験値アップ効果。クエストなどの経験値には効果がない。
- ランクF時は微々たる量だが、最終的に+45%という大きいボーナスが得られる。
- レベル200になったペットはレベル上限となってしまい経験値が得られなくなり、スキルトレーニングが進まなくなるという仕様がある。高レベルペットを持っている人は注意。
- ディヴァンリンク中戦闘経験値アップ効果。クエストなどの経験値には効果がない。
- 神聖発現
- ペットの最大・最小ダメージアップ効果。
- 強化数値自体は悪くないのだが、そもそも基本的にディヴァンリンクはペットを盾・デコイとして使うためのものなので優先度は低い。しかしフィンシンクによって属性を持っている場合は敵のダウンゲージを貯めずに殴り続けられるため、価値が見直され始めている。
- ペットの最大・最小ダメージアップ効果。
- 守りし者の誓い
- ペットが攻撃を受けた時に硬直に抵抗する(=自動防御)確率。
- ランクFでも硬直抵抗発動率30%あるため、1ポイントでも振っておくと結構発動してくれる。
- パッシブディフェンスと異なりダメージ軽減効果はなく、単に相手を硬直させるのみ。そのため「吹き飛ばなくなって余計に殴られる」という現象が往々にして起きる。ペットの耐久力が十分でない場合は下手に使わない方がいいだろう。
- ペットが攻撃を受けた時に硬直に抵抗する(=自動防御)確率。
- 蘇生する魂
- ペットのライフ・負傷の回復力アップ効果。
- ランクFから+800%、ランク1では+5000%(秒間約6回復)という効果が得られる。ダンジョン補正が働く場所では弱体化してしまうが、あれば便利には違いない。
- ペットのライフ・負傷の回復力アップ効果。
- 復活の権能
- 倒されたペットが自動で復活し、ライフも回復する。
- 要はペットの残機を増やすスキル。危機的状況からのリカバリーの一助となりうる。
- ランク7→8、ランク2→1の時にそれぞれ1回ずつ復活回数が増加し、最大で3回になる。逆に言うとランクアップの恩恵はそれ以外に存在しない。
- 割と大変な部類に入るトレーニングをこなしてまで上げるべきかどうかは意見の分かれるところ。
- 倒されたペットが自動で復活し、ライフも回復する。
相性 
- ディヴァインリンクはその仕様上、騎乗可能かつ素のステータスが高いペットと相性がよい。
なおステータスのうち防御・保護に関してはレベルの補正が強めに働き、比較的頭打ちになりやすいのでいくらか重要度は下がる。 - リンクに向くペットの傾向
- 騎乗可能
多くの場合、何よりも優先すべき要項。ダンジョンや影ミッションなど移動を伴うコンテンツを快適に攻略するには必須と言っても過言ではない。スイッチが叩けると降りる手間が省けるので騎乗戦闘が可能であればなおよい。 - ステータスが高い
ディヴァインリンクのステータスボーナスは対象となるペットの能力に割合でかかるため、元の数字が多ければ増加幅もそれだけ増える。妖精ディナシー、冥帝のワイバーンなどが有力候補。
また、2020年に実装されたフィンシンク?によってフィニーペット化したペットはアタックで相手をダウンさせなくなるため、ステータスによっては殴りによる火力支援もできるようになった。ただのデコイではなく、同時攻撃も視野にいれると「殴りが強い」ことも選択肢としてはあり。 - 召喚時間が長い
意外に重要なポイント。ディヴァインリンクの使用中は当然ペットは出しっぱなしになるわけで、そのため召喚時間の消費速度は思った以上に大きくなる。昨今のペットは召喚時間が長めではあるが、ペット一体ではそれでも足りないと感じるだろう。スクーター、シェフの空飛ぶ屋台などは圧巻の180分。なお、現在はペットハンドラークエストを完了すればペット成長カードで補強が可能となっているため、(多少の費用を必要とするが)初期の召喚時間はあまり気にする必要は無い。 - その他
上述したようにディヴァインリンクでは魔法に対する防御効果は強化されないため、これを補うためにINTが高くなりやすい妖精フローラや探検家インプ、瞬間移動魔法使いインプなど魔法使い系のペットを使う手もある。それでも焼け石に水という感は否めないが。
また、大きすぎるペットは視界を遮り、思わぬ奇襲を許すこともしばしばあるため、サイズも選考に入れたい。ほかにも、サモエドなどのアイテム拾いをする特性持ちは遠くの敵をいたずらに反応させてしまったりするし(逆にこれを利用して動かずに敵を呼び寄せる戦術もある)、羊、牛などの良く鳴く「うるさい」ペットも考えもの。その他、単純な好みや様々な要素を加味して熟考が必要になるだろう。
- 上記はあくまでも一般的に相性が良いと思われるものの例であり、現在ではペットハンドリングによってペット自体にも様々なプロパティを付与*2できるようになっており、選択の幅は大きく広がっている。好みのペットを徹底的に強化しても全く問題はない*3。
- 一方、ディヴァインリンクによる防御能力の強化はペットのレベルに大きく影響を受ける。そのためペットの育成が非常に重要になっており、従来のような「召喚攻撃連発」「ペットミサイル」ではその真価を活かすことは難しい。
- ペット育成といえば成長率の高い0~5歳までに上げられるだけ上げるのが定説だったが、ディヴァインリンクによる基礎ステータスの強化により(もちろん元々のステータスが高いほうがよりよいことは言うまでもないが)ペットレベルが高いことのほうがより重要になっている。
特にレベル100を越えたあたりから顕著になり、目に見えて受けるダメージが低くなっていることがわかる。
- ペット育成といえば成長率の高い0~5歳までに上げられるだけ上げるのが定説だったが、ディヴァインリンクによる基礎ステータスの強化により(もちろん元々のステータスが高いほうがよりよいことは言うまでもないが)ペットレベルが高いことのほうがより重要になっている。
- 検証段階だが、スクーターなどの一部ペットは毒攻撃に高い耐性(または無効)のプロパティを持っている。アルビ?ダンジョン上級やフィアード?ダンジョン上級のような毒モンスターの多いエリアではかすり傷でもHPを半分以上を削られることも珍しくなく、ディヴァインリンクでも軽減できないため盾ペットの消耗は激甚なものとなる。こうしたモンスターと対峙することが予想される場合、耐性持ちを優先するといいだろう。
- ディヴァインリンクはマナ増強効果もあるため、採集?ペットに使うことでマナポーションなどの消耗を軽減する用途も考えられる。
大体は火山温泉を利用すれば事足りるが、採集速度を上げていたり、複数人で行う場合は意外と馬鹿にならなかったりする。
備考 
- 召喚攻撃の連発で敵をハメ殺す戦術が昨今のエリンを席巻していたことは、広く知られた問題のひとつだった。そこで開発チームはペットを出しっぱなしで戦うメリットを大きく強化することを意図し、このスキルを実装したという経緯がある。
実際、ペットを盾にして主人が攻撃に専念するという戦術はほぼ廃れつつあったが、それを見事に復権させたうえ、更なる戦術の広がりをもたらす形にもなり、開発チームの目論見は一定の成功を収めたと言って良いだろう。 - 実は主人へのバフ効果もかなり強力。ランク1にして高レベル・高ステータスのペットに使えばちょっとした変身スキル並の補正が得られる。
- 明確な弱点としては、一部ボスクラスのモンスターが所有するペット強制送還スキル(仮称)に対する対抗手段がないこと。レッドドラゴンあたりはあってもなくてもという感じがするが、フィアード上級ダンジョンのボスであるアーマードベアが密かに所持していたりする。
- 夢幻のラビダンジョンではなんと道中の雑魚敵にあたるファントムが使用してくる。しかもファントムが全滅するまでペット召喚を禁止するという
嫌がらせじみた追加効果つき。- まあ、強すぎるコンテンツ実装→ピンポイントなメタで封じるは古来から続くオンラインゲームの常ゆえに仕方ない。
しかし、こうしたバランス調整においても、単にディヴァインリンクを弱くするのではなく「ディヴァインリンクを軸にした既存の戦術は壊さない」としながらも、それだけではクリアできないように、新規コンテンツには「一部通用しない」という形で、そのものの価値を下げないまま攻略の間口を広げるという、かなり難しい形で成功させているオンラインゲーム界でも非常に珍しい例でもある。
- まあ、強すぎるコンテンツ実装→ピンポイントなメタで封じるは古来から続くオンラインゲームの常ゆえに仕方ない。
- 夢幻のラビダンジョンではなんと道中の雑魚敵にあたるファントムが使用してくる。しかもファントムが全滅するまでペット召喚を禁止するという
- なお、G20のストーリー中でも言及されているが、他人との記憶を共有するには負担が大きすぎるため何らかの媒体が必要になるらしい。そのため、ディヴァインリンクはパートナーキャラクターには使用できないということになっている。
- メタな理由(開発チームの意図)としては、ペットはプレイヤーと「共生」する存在、パートナーキャラクターは「共感」すべき存在と、それぞれのコンセプトが根本から異なるとのこと。そのため、ディヴァインリンクはあくまでペット専用という意向を示している。
一方、それによってペットのテコ入れ・底上げができた反面、パートナーは様々な形で現状にそぐわない形になってしまっている点は否めない。
- メタな理由(開発チームの意図)としては、ペットはプレイヤーと「共生」する存在、パートナーキャラクターは「共感」すべき存在と、それぞれのコンセプトが根本から異なるとのこと。そのため、ディヴァインリンクはあくまでペット専用という意向を示している。
- 細かいことだが、ペットの経験値は普段「ペットの強さ」を基準に判定をされている。そのため冥帝のワイバーンのように戦闘力が高くなりやすいペットは既存の育成方法でのレベル上げが非常に困難だった。しかし、ディヴァインリンクは主人側の強さを基準に「主人が得られた経験値」をペット側にもシェアするというシステムになっているため、プレイヤー側が経験値を得られればペットも経験値を得られる。料理ダンジョンやベルテンミッションはプレイヤーのレベルに関係なく「同じ強さ」に調整されるため、ペットのレベル上げに非常に向く。
- そのため主人の強さ調整も重要になってくる。主人に経験値が入っていないのに気が付かず、ペットのレベルが上がらないなぁと思いながら狩りを続ける、なんてことも……。