ライドシェアに竹馬と一輪車を認可へ

Last-modified: 2024-04-01 (月) 17:04:57

 政府と国土交通省は今日の閣議で、子供たちの玩具として有名だった竹馬と一輪車のライドシェアを認可し、7月にもサービスを開始すると発表した。
 日本国内でのライドシェアサービスは、既に電動自転車と電動キックボードの2種類が、東京や大阪などといった全国の主要都市にてサービスが開始され、安価で気軽に乗れる交通手段として人気を集めている。
 3月から内閣府と国土交通省で行われてきた会合で、「コストを考えると、竹馬と一輪車をライドシェアに使ってもいいのではないか」という提案を採用し、今回の認可に至った。
 ライドシェア竹馬と一輪車については、軽車両として現行の道路交通法を適用するが、自動車やバイクなどと違って免許は必要ない。また電気を一切使わないために時間ごとに加算されるシステムを採用せず、24時間一律300円で使える価格設定にした。
 はじめは実証実験として、5月に東京の銀座や大阪の天王寺、名古屋の栄にてサービスを開始し、今後は福岡や京都にも拡大し、全国展開を目指すとしている。
 国土交通省の幹部は「この料金なら、子供を持つ親も安心して利用できると思う。竹馬と一輪車はバランス感覚を鍛えることができ、子供の情操教育に役立つ」と話していた。
 その一方で別の幹部は、「竹馬と一輪車は平成の時代に絶滅危惧種となった。子供が遊んでいる姿をあまり見かけなくなった。まずはルールを教えたほうがいい」と懸念を示した。