ごこくてん

Last-modified: 2023-11-30 (木) 09:12:36

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(へき)(ぎょう)漆黒天(しっこくてん)]ごこくてん

 

プロフィール

 今は昔、人の世に知らぬ者なしと恐れられた大天狗。ここ百年は神隠しの禁山、その奥、御黒殿なる廃神社にて陰棲の身である。
 以前、ある人間と再会を約束したそうだが、果たされることはなく。以来、滅多に他者の名前を覚えなくなった。今の世で新たに覚えたのは、弟子である『ろくしょう』の名のみ。

 

「わはは、爺をそういじめるな」

 
  • 綴り(一例):Gokokuten/御黒天
  • 出身:和の国
    • 現在地:
  • 性別:男
  • 年齢:?歳
  • 職業:大天狗
  • 武器:古葉団扇
  • 趣味:折り紙
  • 性格:たんき
  • 一人称:俺
  • 実装日:2021年6月19日

ユニット情報

  • レア:☆5
  • 属性:光
  • 武器種:
  • リーチ:

ステータス(外部リンク) 

容姿

  • 背景なし

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  • 立ち絵

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  • SD

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    攻撃モーション
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    被ダメモーション
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    撤退時
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    GIF
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  • 表情差分

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  • 外見特徴
    • 容姿:
    • 服装:
    • 武器:
    • 鈴:
  • イラスト・Xへのリンク
    ユニットイラスト

    Gokokuten_illust.jpg

    ユニスト紹介

詳細

  • 名前の由来
    わかれば。案でも推測でもなんでも歓迎。
  • 2つ名
  • ユニットストーリー(ネタバレ防止につき折り畳み)

    <竹林>
    ♪結ぶ言の葉
    「……して、何用だ?」
    「う、烏羽二環、黒天の山怪。雷霆の大天狗、御黒天様。」
    「深山幽山を越え、霊験なる御黒殿へと、わたくしどもが参りましたのは……、」
    「天輪なき我が子、ろくしょうのためにございます。」

     

    「ししょー! ……寝てるのか?」
    「はじめて見た。今ならししょうに勝てるかも……って、あれ? なんか笑って……、」
    「空寝に騙されるやつには能わぬことよ。」
    「うわあっ!」
    「そら、ろくしょう! 頭に蛙が懐いておるぞ。」
    「えっ、なっ! ああっ! また折り紙!」
    「ししょうはもう、いたずら禁止だ!」
    「ははは! 愉快、愉快!」
    「つーか、あたわぬってなんだよ。ししょうの喋る言葉、爺くさくてわかんねー!」
    「あなや。」

     

    ろくしょう「師匠。なぜ、俺に優しくしてくれるんだ?」
    ろくしょう「俺は……、天輪がない半端ものの天狗なのに。」
    「なんだ、そんなことに悩んでたのかよ。」
    「阿呆め。」
    ろくしょう「あほう!?」
    「ははは! まあ聞けよ、ろくしょう。」
    「天狗というものはな。」

     

    ♪風音
    やた「御黒天。」
    ごこくてん「……あ~。なんか久々にいい夢みてたのに。」
    ごこくてん「かわいい弟子の顔がおっさんの顔で上塗りされちまった。」
    やた「その弟子について気になる話を耳にしたゆえ、参ったのだ。」
    やた「あれは今、人間と共におるそうだ。」
    ごこくてん「えっ……、マジ?」
    やた「仔細は知らぬ。拙僧も、弟子からそのような噂があると聞いただけなのだ。」
    やた「人の世に深く関わる天狗がおるとな。」
    ごこくてん「へえ、あのろくしょうがな。」
    「いい機会だ。顔を見てくるか。」
    やた「なっ、御黒天!?」
    「ちょいと出かけてくるぜ!」
    やた「……、あの御黒天が、本当に外に行かれたのか。」
    やた「……荒れねばよいがな。なんせあの方は、おそらく当代きっての……、」
    やた「人間嫌いだ。」

     

    「さて。もうひと扇ぎ。」
    ごこくてん「ああ、馴染み深い眺めになったな。黒々とした曇天に轟く稲妻、そして人の子ひとり見えない景色。」
    ごこくてん「ははは、よきかなよきかな。このあたりはどうも人間が多すぎる。」
    ごこくてん「さっさと弟子の様子を確認して、わびしき御黒殿に帰るとするかな。」
    ごこくてん「まあ、その弟子の居場所がわからねえんだけど。」
    「……ぁああ。」
    ごこくてん「ん? なにか走ってんな。」
    ♪君の物語
    ユウ「ぬわぁああ!」
    メルク「追いつかれるのですよぉ~!」
    ノーズホーン「グルルアアアッ!」
    ごこくてん「よう、人間! 賑やかなことだな。ちょいと尋ねたいんだが……、」
    ユウ「えっ、この状況で普通に喋りかけてくる!? あのっ、それっ、今じゃなくて、いいですかっ!?」
    ごこくてん「なんだ、遊んでたわけじゃねえのか。」
    メルク「どう見たら遊んでるのですよ!?」
    ごこくてん「ははは、冗談だ。同族のよしみもある。」
    ごこくてん「助太刀してやろう。」
    ノーズホーン「グルルアアッ!?」
    メルク「みゅっ!? 団扇で仰いだだけで突風が……、」
    ユウ「くっ、メルク! 飛ばされないよう、瓶に入ってろ!」
    「グルルアアアアッ!」
    ごこくてん「わはは、よく飛ぶよく飛ぶ。」
    メルク「……風はやんだのです?」
    メルク「みゅっ!? モンスターがあんな遠くまで!」
    ユウ「と、とりあえず目を回してるうちに癒そう!」
    ノーズホーン「ぐるるぅ!」
    ユウ「どうにか成功したか……。」
    ごこくてん「なんだ、人間! 術士だったのか。」
    メルク「ユウさんは癒術士なのですよ!」
    ごこくてん「ゆじゅつし? また知らないうちに流派が増えたか。鬼鎮めに式使いに……、」
    ごこくてん「あーもう、やめだやめだ! 爺になると新しいものが入ってこないんだよ。」
    ユウ「爺……?」
    ユウ「あっ、いや、それより! 助けてくれてありがとうございました。ええと、尋ねたいことがあるって……、」
    ごこくてん「ああ、そうだった。」

    ごこくてん「お前たち。この悪天の下に足を踏み入れた勇気は称えてやるよ。しかし、俺は人間が嫌いなんだよなァ。」
    ごこくてん「この怖ーい天狗の元に、何をしに来た?」
    ユウ「えっ?」
    ごこくてん「俺はわざわざ人間とことを構えるつもりはない。だから廃村で羽を休めていたわけだが……、」
    ごこくてん「ははは、まさかこの俺を調伏でもしに来たのか? 妖怪を従えているみたいだし。」
    メルク「みゅわっ!? わ、私は妖怪ではないのですよ!?」
    ユウ「従えてもないですよ!?」
    ごこくてん「うん?」
    ユウ「そ、それにですね! 俺たちはモンスターから逃げてただけで、ここのことは何も知らなかったんです。」
    メルク「あなたのお家なのであれば、勝手に入ってしまって申し訳ないのですが……。」
    ごこくてん「……、」
    ごこくてん「わはは! この御黒天を知らないと? おもしろい。嘘なら見上げた度胸だ。そして、それが真なら……、」
    ごこくてん「この俺が寝ている間に、人の世はまた変わってしまったようだ。」
    メルク「ゆ、有名な方だったのです?」
    ごこくてん「曰く、『その悪しき天狗がいるところ、たちまち天が曇りて、雷が轟き落ちる。ゆえにその天狗を業に黒き天、ごこくてんと呼ぶ』。」
    ごこくてん「ははは、だがその様子だと、マジで聞いたことがないらしい。人の世では悪名高いはずなんだがな。」
    メルク「でも、そんな悪名が轟くような人には見えないのですよ。」
    ごこくてん「ふうん?……まったく、人の世はめまぐるしいぜ。たかだか百年ですぐ変わる。」
    ごこくてん「まあいいか。どうにも爺には厳しい世というのはわかった。お前たちについてもな。」
    ごこくてん「なら、ひとつ頼みごとがある。先の貸しはそれで返してくれればいい。」
    ユウ「頼み事?」
    ごこくてん「俺は弟子を探していてな。しばらくお前たちと共に旅をすることにした。」
    メルク、ユウ「えっ!?」

     

    <穂凪の地>
    ♪結ぶ言の葉
    ゆうづる「ろくしょう?」
    ろくしょう「いや……、師匠のことを思い出していた。」
    ゆうづる「ああ。そなたに天狗としてのあり方を教えてくれたと言っていたな。」
    ゆうづる「どのような方だったのだ?」
    ろくしょう「……、」
    ろくしょう「優しかったな。そして……、」

     

    ごこくてん「難点の聞き込みは人間に任せたから、まあ、いずれ手がかりも見つかるだろ。人間相手とはいえ、貸しは作っとくもんだな。」
    ごこくてん「さて。もうひと扇ぎ、嵐でも呼んでやろうか。たまにはゆっくり寝たいし……、」
    ユウ「あっ、いた!」
    ごこくてん「あなや。」
    ごこくてん「わはは! こりない人間だな、今度はどうした? まさかもう出発か?」
    ユウ「いや、まだですよ。お弟子さんの聞き込みが終わってないですから。傘持ってきたんです!」
    メルク「さすがに雨の中に生身では風邪を引くのですよ! まあ、ごこくてんさんが呼んだ嵐なのですが……!」
    ごこくてん「うん? それがわかってて……、」

     

    「どうぞ、笠を。」

     

    「……今の、なんだったか。」
    ごこくてん「いや、なんでもいいか。」
    ユウ「ごこくてんさん?」
    ごこくてん「や、気にするな。なんか思い出しそうになったけど、もっかい忘れた。」
    ごこくてん「ははは、それよりお前。本当に怖いもの知らずな人間だなあ。」
    ごこくてん「ま。傘は受け取っとくぜ。ありがとな。」
    メルク「……、」
    メルク「その、ごこくてんさんはどうして人間が嫌いなのです? 嫌いと言いつつも、一緒にご飯を食べてくれたり、今みたいに傘を受け取ってくれたりするのですよ。」
    ごこくてん「さあ、なんでだったかなあ。嫌なことがありすぎていちいち覚えてねえな。」
    ごこくてん「まあ、人間は嫌いでも、人間と遊ぶのはおもしろいし、なにより……、」
    ごこくてん「人間ごときに俺をどうこうできまいよ。だから、人間が心変わりをするまでのひと時くらい、楽しんだってかまやしないのさ。」
    ユウ「……、」
    ユウ「……わかりました。じゃあ、この旅は嫌な思い出にならないよう頑張ります。」
    ごこくてん「へーえ? 期待しとくぜ、人間。」
    ユウ「うわっ、信じてなさそう!」

     

    「天狗というものはな。」
    「天輪や翼は本質じゃない。元来、孤独であるのが天狗なのさ。」
    「ゆえに。孤独をこそ友とし、なにがあっても、ひとりで生きていけるようになれ。」
    「それが天狗のあり方だ。」
    ろくしょう「……師匠も?」
    「……、ははは、最近は偉そうな顔はできねえな。お前が来てからは、どうにも賑やかで……、」
    「天狗としてのさだめを忘れそうになる。」
    ろくしょう「……、」
    「ろくしょう。人の世には関わりすぎるな。」
    「天狗が孤独であるのは、人の世と天狗の世が相容れぬものゆえだ。」
    「俺と同じ道を、歩まないでくれ。俺はもう……、」
    「なにも失いたくない。」

     

    ろくしょう「そして……、」
    ろくしょう「たぶん、さみしいひとだった。」

     

    <紹介所にて>
    ごこくてん「おっと、人間! 首元になにかいるぜ。」
    ユウ「えっ?」
    ユウ「うわーっ、ヘビ!?」
    メルク「って、また折り紙なのですよ! みゅおぉおお! ごこくてんさんはいたずら天狗なのですよぉおお!」
    ごこくてん「わはは! 愉快、愉快!」

  • 人間関係
  • 登場ストーリー
  • 他細かいプロフィール(好き嫌い等あれば)
    関連事項等

紹介

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