[天を戴く傲鬼]たいてんき
プロフィール
百鬼夜行を率いる頭領となるべく、しずめきと共に旅をしている自称・大妖怪。戴天鬼(たいてんき)という名は自らつけたもの。
大胆不敵で傲岸不遜。負けず嫌いで諦めが悪い。己の角をとても気に入っており、人前に出る時は必ずぴかぴかに磨いている。
「面白きこともなき世を面白く、じゃ」
- 綴り(一例):Taitenki/戴天鬼
- 出身:和の国
- 性別:女
- 年齢:10歳
- 職業:百鬼夜行頭領
- 武器:大太刀
- 趣味:角磨き、決め台詞考案
- 性格:だいたん
- 一人称:わし
- 実装日:2017年1月31日
ユニット情報
- レア:☆5
- 属性:闇
- 武器種:前衛
- リーチ:打撃
ステータス(外部リンク)
容姿
- 背景なし
- 立ち絵
- SD
- 表情差分
- 外見特徴
- 容姿:
- 服装:
- 武器:
- 鈴:
- イラスト・Xへのリンク
キャラデザ:公式twitter
詳細
- 名前の由来
読んで字のごとく「天を戴く鬼」。 - 2つ名
- ユニットストーリー(ネタバレ防止につき折りたたみ)
たいてんき「ふむ、ここが紹介所とやらか。ここでおぬしらは旅の供を見つけるのじゃな。」
ユウ「供じゃなくて仲間な。 」
たいてんき「なんじゃ、癒術士もたいしたことないのう! おぬしの癒術とやらは他の者には使えぬのであろう? ならば、その力を以て者共を平伏させればよいものを。」
ユウ「いや、癒術士はそういうのじゃないから!」
たいてんき「まあよい。それで、次はどこへゆくのじゃ?」
メルク「みゅ、これでこのあたりはだいたい案内し終わったのですよ!」
たいてんき「おお、そうか! 大儀であった、褒めて遣わす。」
ユウ「たとえ癒術士が世界にひとりだけでも、俺にはその尊大さは真似できないな……。」
たいてんき「しかし、これが王国か……。なかなか面妖なところじゃな。わしを見ても、誰も騒がぬし平伏せぬとは。」
ユウ「そりゃまあ……、そこまで珍しくないからなあ。紹介所には動物の耳や角や翼が生えてる人たちも来るし。」
メルク「そうした人が他の国にはたくさんいると知っているので、王国の人たちは、そんなに驚いたりしないのですよ。」
たいてんき「鬼と呼ばれる者がおらぬとは聞いておったが、なるほどのう。ならばわしは平伏する者がおらぬのもうなずける……、」
たいてんき「などと言うとでも思ったか! この戴天鬼じゃぞ!? ただの鬼ではない、百鬼の頭領となる鬼じゃぞ!?」
たいてんき「くっ、見る目のない阿保どもめ! このわしが直々にその目を覚まさせてやるわ!」
メルク「みゅわーっ! それは受付カウンターなのです! 乗ると紹介所のお姉さんに怒られるのですよー!」
たいてんき「ええい、ひかえおろう! 紹介所のおばさんだかなんだか知らぬが老若男女、わしに平伏すのじゃ!」
「誰がおばさんですって?」
メルク、ユウ「あ。」
紹介所のお姉さん「たいてんきちゃんだったかしら? まずはそこから降りましょうね。」
たいてんき「い、いやじゃ! なぜこのわしがおぬしごときの言うことを聞かねばなら……、」
紹介所のお姉さん「降りましょうね?」
たいてんき「……。」
たいてんき「……はい。」
紹介所のお姉さん「素直でよろしい。」
たいてんき「くっ、なぜかこやつには逆らえぬ……。」
紹介所のお姉さん「それにしても、どうしてこんなところに立ってたの? ここは受付をする場所なのよ?」
たいてんき「決まっておろう! このわしの偉大さで皆を畏れ、平伏させ、鬼の中の鬼、戴天鬼の名を知らしめるためじゃ!」
紹介所のお姉さん「それで受付の台に仁王立ちしていたと。」
たいてんき「そ、そうじゃ……!」
ユウ「あ、あの、紹介所のお姉さん……、いや、お姉さま!」
メルク「たいてんきさんには私たちから注意しておくのです! なので、なにとぞ寛大な処置を……!」
紹介所のお姉さん「そうねえ……。それじゃあ、私が修行をしてあげる!」
メルク、たいてんき、ユウ「え?」
紹介所のお姉さん「よく考えてみて? たいてんきちゃんが皆に構ってもらえないのは、ひとえにカリスマがないからよ!」
たいてんき「か、かりすま!?」
紹介所のお姉さん「そう、そのカリスマを身に着ければ受付の台に立たなくても皆がたいてんきちゃんを構ってくれるわ!」
たいてんき「な……、」
たいてんき「なるほどのう!」
ユウ「そこ納得するの!?」
たいてんき「つまり、ただでさえ偉大なるわしがさらに進化を遂げるということじゃな? よかろう、おぬしの修行に付き合ってやろうぞ!」
メルク「ど、どうしたのですよ、たいてんきさん! もしなにか拾い食いでもしたので……、」
たいてんき「おぬしらはわしをなんだと思っておるのじゃ!」
たいてんき「ふん、わしはいずれ百鬼を率いる鬼じゃぞ? 忠臣の進言を聞き入れる器あってこそではないか。」
ユウ「す、すごい。たいてんきが至極まっとうなことを!」
たいてんき「わしがまっさきに天誅を下さねばならぬのはおぬしらのようじゃな。」
たいてんき「まあよい、今に見ておれ。修行を乗り越えたわしの姿に平伏さずにはいられぬのであろうからのう!!」
たいてんき「ではさっそくはじめようではないか! 我が僕(しもべ)よ!」
紹介所のお姉さん「誰が僕ですって?」
たいてんき「……はじめようではないか、お姉さんよ!」たいてんき「って、なんでじゃー!」
紹介所のお姉さん「あら、なにが?」
たいてんき「掃除洗濯料理に荷物運びと民家の修理! これのどこが、かりすまの修行なのじゃー!」
ユウ「修行開始から数日たって気づくのか……。」
メルク「でも、たいてんきさんって意外となんでもできるのですね~。縫い物も料理も、紹介所の人たちに好評なのですよ!」
たいてんき「たわけっ! わしは者共を畏れさせ、平伏させるために……、」
紹介所のお姉さん「あっ、そうそう! 村のみんなからお礼の手紙とお菓子を預かってるわよ。大人気ね、たいてんきちゃん!」
たいてんき「なぬっ、貢ぎ物とな!」
ユウ「いや、完全に子どもへのお駄賃……、」
たいてんき「かーっかっかっか! ようやくわしの偉大さが分かったようじゃな! よき心構えぞ!」
紹介所のお姉さん「ふふふ、よかった!」
紹介所のお姉さん「あっと、いけない! 次のお仕事があるんだった! それじゃあまたあとでね、たいてんきちゃん!」
たいてんき「……。」
たいてんき「ということにしておいてやろう、此度はな。」
メルク、ユウ「えっ。」
たいてんき「……よき国じゃ。おぬしらが供をつけずともよい理由がわかった。」
メルク、ユウ「……。」
たいてんき「さて、貢ぎ物の菓子でも食うかのう! かように物を貢がれるのは、しずめき以外では初めてなのじゃ。」たいてんき「これ、ユウ! この国の菓子は口に合わん! おぬしにすべてくれてやる!」
ユウ「さっきのしんみりムードの後でよく言えたな!?」 - 人間関係
- 登場ストーリー
- 和の国2nd
他細かいプロフィール(好き嫌い等あれば)
関連事項等
- 和の国2nd
紹介
アナザーVer.
[妖率いし赳鬼]たいてんき
プロフィール
陽が落ち、始まるは妖の刻。赤く照らされた提灯をぶらさげ山車に腰を下ろし、城下を練り歩くは鬼の頭領。不敵な笑みを浮かべライウー達を率いながら進んでいく。
化生屋たっての頼みにより、特別にこしらえた衣装を纏い、その圧倒的な存在感を知らしめている。
「百鬼の頭領のお通りじゃ!」
- 出身:和の国
- 性別:女
- 年齢:10歳
- 職業:百鬼夜行頭領
- 武器:龍炎車
- 趣味:角磨き、決め台詞考案
- 性格:だいたん
- 実装日:2022年10月14日
ユニット情報
- レア:☆5
- 属性:炎
- 武器種:後衛
- リーチ:銃弾
- スキル
- わしを誰じゃと思うておる!
- 畏れ戦け、道を開けよ!
ステータス(外部リンク)
容姿
- 背景なし
- 立ち絵
- SD
- プロフィール等
- 外見特徴
- 容姿:
- 服装:
- 武器:
- 鈴:
- イラスト・Xへのリンク
ユニットイラスト - ユニットストーリー(ネタバレ防止につき折りたたみ。和2nd読了後を推奨します)
♪鬼行
「化生屋の宣伝か、こんなものは見たことない!」
村娘「わああっ! すごいかっこいい! 見て、お姉ちゃん!」
酒屋のおかみ「まあ、ほんと! それに煌びやかでとてもすてきね!」
「そうであろう、そうであろう! 百鬼を率いる頭領、戴天鬼が通ろうぞ!」
たいてんき「今宵の我が雄姿、しかと心に刻むがよい!」
「わああああっ!」
たいてんき「しずめき、聞こえておるな! わしを崇め奉る者どもの声が。」
しずめき「はっ、さすがはたいてんき様にございます。その堂々たる振る舞い、まさに鬼のそれ!」
たいてんき「うむ。さあ、みなの者、山車を引く力を強めよ! 早くせねば夜が明けるぞ!」
ライウー「うー!」
たいてんき「かーっかっか! さあ、歩みを止めるでないぞ!」
へみみ「ああ、ほんまに。たいてんきさん、妖怪の頭領としての振る舞いが堂に入ってるわ。」
はやて「へみみの御頭ぁ! もっと近くで見てきてもええ?」
へみみ「もちろん、ええですよ。人が仰山おるんで、ぶつからんよう気を付けてくださいね。」
みずみ「りょうかーい!」
「こんな機会はめったにないやんなー! 早く行くやんなー!」
「あ、ちょい待ちや!」
らいら「はやっ!? えっとその……、二人が無茶しないよう見張ってきます!」
ねねか「こっこっこ。みずちゃんたちは元気やなあ。」
へみみ「ふふっ、そうですね。」
ねねか「ほな、うちらも近くで見物しよか。」
へみみ「ええ。(ほんまに、たいてんきさんに依頼してよかったわ)」♪
たいてんき「……恐れ多くもこのわしを文で呼び出すとは。とはいえ、まずは久しいのう、化生屋の頭領よ。」
へみみ「ええ、ほんまに。たいてんきさんもお元気そうでなによりです。」
たいてんき「かーっかっか! 当然じゃ。何といってもわしは百鬼を率いる大妖怪じゃからな!」
しずめき「さすがはたいてんき様! 先程、昼飯を食べすぎて腹痛を起こしたことをすっかりお忘れになっているご様子。」
しずめき「大妖怪たるもの、過去など些事にすぎぬと! このしずめき、感服いたしました。」
ユウ「あの二人、またやってる。」
メルク「みゅふふ、相変わらずいいコンビなのですよ。」
たいてんき「なんじゃ、その微笑ましそうな顔は!」
たいてんき「それはそうと化生屋よ、わしに頼みがあるらしいのう。」
たいてんき「旅の最中、しずめきまで呼び戻し、こうして足を運んだのじゃ。わしを呼ぶに相応しい話じゃろうな?」
へみみ「はい、客引きにございます。」
たいてんき「そうか、客引き……、」
たいてんき「客引きじゃと!? なぜ、わしがそんな面倒なことをせねばならぬのじゃ!」
たいてんき「ええい、この話はなしじゃ! 帰るぞ!」
へみみ「お待ちくださいませ! 此度の客引きには、あなたの力が必要なのです。」
へみみ「特別な衣装を纏い、山車にて街を練り歩き、威風堂々としたお姿で見る人の心を掴む……。」
へみみ「それが可能なのは、あなたを除いてほかありません。」
たいてんき「ほ、ほう……?」
へみみ「それにお願いする宣伝役は、龍さえ従える大妖怪。」
へみみ「百鬼を率いる大妖怪であるあなたこそ相応しい役だと……。」
たいてんき「そ、そこまで言うなら引き受けてやらんこともないぞ!」
しずめき「いざとなれば己の判断さえも覆す、さすがはたいてんき様、大局を見ていらっしゃる。」
たいてんき「ま、まあそういうことじゃ。」
ユウ「楽しみだな! 俺たちもできることがあれば協力するよ。」
メルク「なんでも言ってほしいのです。」
たいてんき「うむ!」
たいてんき「わしが引き受けたからには大船に乗ったつもりでいるがよい!」
へみみ「ありがとうございます! では、これを。」
しずめき「これは、ずいぶんと上等な布を使った装いのようですね。」
へみみ「はい。此処らで最も有名な反物屋から取り寄せました。たいてんきさんが引き受けてくださった暁にはぜひこの衣装をと思いまして。」
へみみ「きっとすごくお似合いになります。」
たいてんき「言わずともわかっておる! わしに着こなせぬものなどないわ!」
たいてんき「そこで待っておれ、着飾ったわしのすがたを拝ませてやろう!」「終わったぞ!」
へみみ「ああ、思っていたとおりですわ。」
メルク「みゅわ~! 素晴らしいのですよ!」
たいてんき「そうであろう、そうであろう! もっと褒め称え、敬うがよい!」
へみみ「ほんにようお似合いですわぁ。」
へみみ「その衣装を纏い、こちらの絵に描かれた山車に乗り街を練り歩いていただく予定にございます。」
ユウ「山車に取り付けられたこの龍、すごい迫力だな……。」
メルク「なのですよ……。」
へみみ「当日は、私の仲間も山車を引く手伝いをいたしますので、よろしくお願いしますね。」
たいてんき「ふむ、なるほどのう……。」
ユウ「どうかしたのか?」
たいてんき「まだ足りぬと思ってのう! このわしがわざわざ動くのじゃ。もっと盛り上げ役が必要であろう。」
ユウ「盛り上げ役……。もしかして、心当たりがあるのか?」
たいてんき「む!? そ、それはじゃな……。」
ライウー「うー……。」
たいてんき「うおっ! なんじゃ、脅かしおって! こやつまたこのような場所に……、」
しずめき「なるほど、そういうわけでございましたか。そちらの鬼喰いたちを盛り上げ役に呼ぶ算段だったのですね。」
たいてんき「へ?」
メルク「そうだったのですよ!?」
たいてんき「……。」
たいてんき「かーっかっか! そ、その通りじゃ! よくぞ、見破ったな。」
ユウ(あ、これ今ひらめいたやつだ)
たいてんき「鬼喰いよ、よく聞くがよい! わしと共に練り歩きに参加するのじゃ!」
ライウー「うー!?」♪鬼行
へみみ(集まった方々の喜びの感情を食せるなどとライウーを勧誘しておりましたが……、こんなに素晴らしく仕上げてくださるとは……)
へみみ(さすがの手腕にございますね)
たいてんき「かーっかっか! さあ、道を開けい! 鬼が通るぞ!」
ライウー「うーっ!」
しずめき「このしずめきも微力ながら盛り上げ役に徹しましょう。」
メルク「私たちも盛り上げるのですよ!」
ユウ「ああ、力仕事は自信ないけど、紙吹雪を降らせる役なら俺にもできるしな!」
たいてんき「うむ! いくぞ!」きららまる「……ということで、今、街は大盛り上がりだそうですよ。」
きららまる「見に行くのも一興かと思いまして、お伝えした次第ですー。」
いざよい「そうか。ならば、急ぎ支度をしよう。久方ぶりにあの者たちと会うのも楽しみだ。」「あっと、すみません! ぶつかっちゃって……、」
「いえ、大丈夫です。」
こんこ「お構いなく。」
こんこ(……。引札でこの催しの事を知っていたけれど、凄まじい熱気……)
こんこ(あの方々とはせっかく縁あって知り合えたのです。もう少し近くで見ていきましょう)みわべ「姉上、何杯目ですか。蕎麦好きなのを否定はしませぬが……、」
たづ「そのように焦らずとも、山車はこの近くを通る筈です。」
たづ「みわべも、蕎麦を食べながら……、ああ、ほら、来ましたよ。」
たづ「山車を率いる鬼の頭領が。」
たいてんき「刮目し、その眼に焼き付けよ! 今宵の催しはまだ終わらぬぞ!」