ココルシア

Last-modified: 2023-11-23 (木) 20:49:32

Cocolucia_1.jpg

 

理夢(りむ)(まつ)(すい)()]ココルシア

 

プロフィール

 機械の国で急速に注目を集めつつある設計議会の新人議員。国民みんなが笑顔になれる国を目指して、日夜公務に励んでいる。
 政策や法律の知識は豊富な一方、駆け引きは苦手な様子。だが優秀な秘書官との練習の成果か、はたまた老獪な先輩議員の影響か、その分野も確実に成長しつつあるようだ。

 

「大丈夫です。責任は私が取りますから!」

 
  • 綴り(一例):Cocolucia
  • 出身:機械の国
  • 性別:女
  • 年齢:20歳
  • 職業:設計議会議員
  • 武器:執政蒸椅
  • 趣味:おしゃべり、食べ比べ
  • 性格:じゅんすい
  • 一人称:私
  • 実装日:2023年1月31日

ユニット情報

  • レア:☆5
  • 属性:風
  • 武器種:後衛
  • リーチ:弓矢
  • スキル
    • 皆さんの信任に応えます!

ステータス(外部リンク)

容姿

詳細

  • 名前の由来
    Coco(可愛い)+Lucia(光)
  • 2つ名
  • ユニットストーリー(ネタバレ防止につき折りたたみ。機械4th読了後を推奨します)


    ココルシア「これは……!」
    ココルシア「甘味、酸味、辛味が次々と押し寄せて……、食感も、コシがあるような、それでいて溶けるような……。」
    ココルシア「今まで経験したことのない、深みのある味です! ウィルも食べてみてください。とっても美味しいですよ!」
    ウィルバード「そのコメントからだと想像しがたい味だな……。だが君が勧めてくれるなら……、」
    ウィルバード「うっ! ごほっ、ごほっ!」
    ウィルバード「……なんだこの形容しがたい味は。よく平気で食べられるな、ココ。」
    ココルシア「そうですか? 普段家で食べているものと全然違って、とっても新鮮な感覚ですけど……。」
    ウィルバード(そうか、彼女の家柄なら、庶民の食べ物や珍味に触れる機会も少ないだろうから……)
    ウィルバード「……ですが、なぜこれを視察の土産に選んだんです。」
    「ペールバッハ議員。」
    ペールバッハ「ふふ、ウィルバード君、表層的な部分だけを見ていてはいけないよ。」
    ペールバッハ「食べ物には、その土地の風土やそこに住む人々の知恵が詰まっている。つまりは場所の背景であり、歴史の結晶だ。」
    ペールバッハ「視察というのは、自分の知らぬものを知り、異なる文化・視点があると気づくためのもの。ならば土産も、その土地に根差したものであるべきだろう。」
    ペールバッハ「その体験を自分が思い出すためにも、他者に感じてもらうためにも。」
    ココルシア「なるほど……、だからペールバッハ議員はよく視察に行かれるのですね!」
    ペールバッハ「まあ、旅自体も好きではあるが。」
    ペールバッハ「それとして、これはこれでなかなか美味いものだよ、ウィルバード君。しばらく食べれば癖になるぞ。」
    ウィルバード「そ、そういうものなのか。なら……チャレンジすべき、だな。」
    「うぐっ、ごほっ!」
    ココルシア「……視察。」
    ココルシア「私も、行ってみたい……かも。」

     

    メルク、ユウ「……。」
    ココルシア「と、いうわけでよろしくお願いしますね!」
    メルク「そ、それは大丈夫なのですが……。」
    ユウ「旅のお供が俺たちでよかったんですか?」
    ココルシア「はい! 護衛に警吏をぞろぞろと連れていては、視察先の方々も委縮してしまいます。」
    ココルシア「その点、信頼のおけるユウさんたちと一緒なら安心ですし……、」
    ココルシア「癒術士は人とモンスターが共に暮らす王国の要となる方々……、共に行動することで得られる知見も多いと思うので!」
    ユウ「ですけど、もしかしたらモンスターを癒すために戦う場面もあるかもしれませんよ?」
    ココルシア「その時は、この執政蒸椅で私もユウさんをお守りしますからね!」
    ユウ「蒸気機関で動く武装した椅子かあ……、か、かっこいいなぁ!」
    メルク「ユウさんの男の子マインドがキラキラしているのですよ。」
    「あのっ!」
    村の女性「突然ごめんなさい! 私、この村でケーキ屋をやっているんだけど……、」
    村の女性「もしよかったら、私の作った試作品のケーキを食べてもらえないかしら?」
    ココルシア「うわあ、華やかで美味しそうなケーキですね。喜んで!」
    村の女性「あ、ありがとうございます! じゃあ、これを!」
    ココルシア「では、いただきます。はむ……。」
    村の女性「……。」
    ココルシア「これは……、」
    ココルシア「今まで体験したことのない味です! まるで口の中で舞踏会が開かれたような……素敵ですね!」
    村の女性「や、やった……っ! よかったら、あなたたちも!」
    ユウ「こんなすごそうなケーキ、ただでもらってしまっていいのかな……。ありがたくいただきます……あむ。」
    ユウ「……っ!」
    メルク「ユウさん!?」
    ユウ「ひ、ひぇ~舌が痺れる! 口の中で雷が鳴ってるみたいだ!」
    メルク「ユウさん、しっかりするのですよ!」

     

    ココルシア「なるほど、近頃は華やかで斬新なケーキが流行って、昔ながらケーキが売りのあなたのお店は、人気が低迷してしまった、と。」
    村の女性「ええ……。父の代までは、王国各地からわざわざお客さんが来てくれるようなお店だったのが……、」
    村の女性「今では、村の昔からの常連さん相手に、細々と商売するだけになってしまって。」
    メルク「それでお客さんの注目を集めるために、見た目も味も斬新なケーキを開発していたのですよ?」
    村の女性「ええ。父と祖父は、無理しなくていいと言ってくれてはいるんだけど、私は、昔みたいな賑わいのあるお店を取り戻したいの。」
    村の女性「ただ……結局色々と迷走してしまって。それで、外の人から意見を聞こうと思ったんだけど……、ごめんなさい、あんなものを食べさせてしまって。」
    ユウ「き、気にしないでください。新鮮な体験ができましたから。」
    村の女性「……はぁ、今度こそ成功だと思ったんだけどな。」
    村の女性「まさか私の代で、おじいちゃんやお父さんが積み上げてきたものを、こんなふうにしちゃうなんて……。」
    ココルシア「……。」
    ココルシア「……その気持ち、とってもよくわかります。」
    村の女性「え……?」
    ココルシア「ご迷惑でなければ、あなたのお手伝いをさせてもらえませんか!?」

     

    村の女性「これ、うちで売っている普通のケーキなんだけど、試しに食べてみて。」
    ココルシア「ええ、いただきます!」
    ココルシア「はむ……うん、とってもいいお味です! やはりこのケーキを活かす方向でアイデアを出した方がよさそうですね……。」
    村の女性「このケーキを活かす、か。」

     

    村の女性「たとえば、フルーツをここに……。」
    ココルシア「とっても素敵なアイデアですね!」

     

    ココルシア「でしたら、クリームをこう……。」
    村の女性「な、なるほど!」

     

    村の女性「こうやって器に盛れば……。」
    ココルシア「できました! これなら味も見た目もバッチリです!」
    ユウ「けど、これは……、なんというか……。」
    メルク「もはやケーキが入ったパフェなのですよ。」
    ココルシア「……はっ! す、すみません! 盛り上がるあまり方向性が!」
    村の女性「た、たしかにこれをケーキと呼ぶのは勇気がいるわね。」
    村の女性「うーん……やっぱり、地道に宣伝するしかないか。でもうちの店のケーキ、形もオーソドックスで地味だから、あまり注目してもらえないしなぁ……。」
    ココルシア「……。」
    ココルシア(い、いえ、弱気になってはいけません! 何か打開策があるはず!)
    ココルシア(まずは現状を整理して……、ウィルのように考えるんです!ウィルなら、どうしますか……?)
    ♪理想家の微笑み
    ココルシア「……あっ!」
    メルク「みゅっ!? 何か思いついたのです?」
    ココルシア「え、ええ。おそらく、これしか打開策はないかと。」
    ココルシア「……見た目で注目させられないなら、やはり、味で引き付けるしかありません!」
    ユウ「でも、味の宣伝なんて、一体どんなふうに?」
    ココルシア「はい、町に出向いて試食会を行いましょう! 町なら人も多いし、試食であれば、一口食べてみようと思う方も多いはずです。」
    村の女性「けど、うちの店、大勢にただで配るような余裕は……。」
    ココルシア「だからこそです。昔からのケーキも美味しいのだと知ってもらえれば……、今あるものでもこのお店の魅力を発信できます!」
    ココルシア「それに、お金の面も安心してください。試食分は私が買い取りますから。」
    メルク「そ、それだとココルシア議員の旅費が……!」
    ココルシア「あっ、もちろん旅費には手を付けませんよ。あれは公費ですから。なので、私のパケットマネーを使います!」
    ココルシア「その上で、試食会と一緒に出張販売も実施するんです。それでケーキが売れたら、利益の一部を分けていただければ!」
    ユウ「な、なるほど。これなら、ケーキが売れさえすれば、誰も損をしなくて済みますね!」
    村の女性「だ、だけど、もし売れなかったら!?」
    ココルシア「ふふ……安心してください。」
    ココルシア「自慢みたいになっちゃいますけど、私、上等なケーキを食べる機会は多かった方で……。」
    ココルシア「だからこそ断言できます。このお店のケーキは、それに勝るとも劣らない逸品ですよ! 美味しさが伝われば、絶対に売れます!」
    村の女性「ココルシアさん……。」
    村の女性「あっ! まだ一つ問題が残ってた……。」
    ユウ「こ、越えるべき山が多い……!」
    村の女性「町にね、昔からやってるケーキ屋さんがあるの。そこのご主人に、もしお客さんを奪いにきたって思われたら、試食会を開けないかも。」
    メルク「お願いしたら、許してくれないのです?」
    村の女性「その人、職人かたぎで気難しいって評判だから……。」
    村の女性「それに、お父さんの知り合いでもあるし、トラブルは避けたくて。」
    ココルシア「なるほど。……ここは王国。もしも断られてしまった場合、法も予算措置も私にはどうにもできない……。」
    ココルシア「なら、正面突破するしかありません!」
    ユウ「な、何をするつもりですか、ココルシア議員!」
    ココルシア「真正面から、誠心誠意、何度もお願いをします!」

     

    <夜・紹介所>

    ココルシア「ふぅ……なんとか上手くいきましたね!」
    村の女性「なんとかどころか、大成功だったわ!」
    村の女性「これも全部、ココルシアさんのおかげね。あなたがいてくれなかったら、私、委縮してお店のご主人に用件を伝えられなかったかも。」
    ココルシア「大げさですよ。私はただ、あなたの話を聞いて欲しいと笑顔で頼んだだけです。」
    ココルシア「ご主人が一緒に試食会をやろうと提案してくれたのは、あなたの真摯な思いがあってこそですよ!」
    村の女性「……。」
    ユウ「けど、ご主人も同じ気持ちだったのは幸いでしたね!」
    メルク「おかげで、たくさんの人が来るような一大イベントにできたのですよ!」
    村の女性「……昔ながらのケーキの良さを、もっとたくさんの人に知ってほしい……か。私、お店の人気に囚われ過ぎていたのかも。」
    村の女性「お父さんたちが継いできた味を、もっと大切にしていかないと。基本的なことを忘れるところだった。」
    村の女性「ココルシアさん、ありがとう。あなたのおかげで、大事なことに気づけたわ。私、この伝統的なケーキをこれからも守っていくから!」
    ココルシア「……。」
    ココルシア「伝統の味を大切にするのは、もちろん重要です。けれど……、」
    ココルシア「あなたはもしかしたら、新しいケーキにも挑戦してみたいんじゃないですか?」
    村の女性「えっ……、なんで……。」
    ココルシア「分かりますよ。最初に試作のケーキを持ってきてくださった時の、嬉しそうな顔を見れば。」
    村の女性「ココルシアさん……。」
    ココルシア「今はまだ難しいかもしれません。けど、お店の経営が軌道に乗ったら、ぜひまた挑戦してください。」
    ココルシア「それで、もし新しいケーキが完成したらすぐ教えてくださいね。買いに来ますから! 私、あの試作ケーキとても好きだったので!」
    村の女性「はい……。」
    村の女性「……。」
    村の女性「あの、ココルシアさんも、何か困っていることができたら教えて!」
    村の女性「私にできることは少ないけど、その時は、機械の国だろうとどこだろうと、ケーキを持って駆けつけるから!」
    ココルシア「ええ、よろしくお願いします!」
    ユウ「……すごいなあ。」
    メルク「ユウさん、どうしたのです?」
    ユウ「いや、なんとなくだけど、ココルシア議員を見ていると、自然と力を貸したくなるんだよな、と思ってさ……。」
    「みゅふふ……きっとそれが、メアリローサ議員ともペールバッハ議員とも違う、ココルシア議員の政治家としての魅力なのですよ!」
    ココルシア「そういえば、試作したケーキの中に、日持ちがするものってありますか?」
    村の女性「ええ、ありますよ! スパイスをふんだんに混ぜ込んだ、舌にピリリと刺激的なブラウニーが!」
    ココルシア「なるほど……、でしたら、帰国前にまたお邪魔します。その時に、三つほどいただいてもいいいですか?」
    村の女性「え、ええ……、構わないけど……。」
    ココルシア(……決めました! 彼女の試作ケーキをお土産にしましょう!)
    ココルシア(そして王国でのこの素敵な出会いと体験を、少しでも彼と共有できれば……)
    ココルシア「楽しみに待っていてくださいね、ウィル!」

  • 人間関係
  • 登場ストーリー
  • 他細かいプロフィール(好き嫌い等あれば)
    関連事項等

紹介

コメントフォーム