ロマネバロム

Last-modified: 2023-11-27 (月) 19:04:40

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最果(さいはて)夢輝(むき)(げき)]ロマネバロム

 

プロフィール

 『ロマネバロム。彼はアンティカを毎日のように騒がせる……架空の、怪人である。
ならばこの人物は誰なのか? 小説内の描写にも劣らない機械の装甲をまとった何者か? 我々に知り得るのは……その誰かが物語のように、現実に住む人間に夢を見せるということだけ。』(アンティカ日報より抜粋)

 

「明日もこうご期待!」

 
  • 綴り(一例):RomaneBarom
  • 出身:機械の国
    • 現在地:
  • 性別:不明
  • 年齢:?歳
  • 職業:心から現れる偶像
  • 武器:ワイヤー
  • 趣味:生きること
  • 性格:れいせい
  • 一人称:僕
  • 実装日:2021年1月12日

ユニット情報

  • レア:☆5
  • 属性:光
  • 武器種:突撃
  • リーチ:前衛

ステータス(外部リンク)

容姿

  • 背景なし

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  • 立ち絵

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    ネタバレ

    フー
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  • SD

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    攻撃モーション
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    GIF
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  • 表情差分

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  • 外見特徴
    • 容姿:
    • 服装:
    • 武器:
    • 鈴:
  • イラスト・Xへのリンク
    ユニットイラスト

    RomaneBarom_illust.jpg

詳細

  • 名前の由来
    わかれば。案でも推測でもなんでも歓迎。
  • 2つ名
  • ユニットストーリー(ネタバレ防止につき折り畳み。機械3rd読了後を強く推奨します)

    <夜・王国・森にて>
    老人「……不思議な日じゃ。今日の月は、何だか赤く見えるのう。」
    老人「孫が最近読んどる本のようじゃ。表題はなんじゃったか……。」
    老人「あれはまるきり、嘘ではなかっ……、」
    ロマネバロム「……。」
    老人「お前さん……、」
    ロマネバロム「……、」
    ♪君の物語
    老人「ひょっ!? だだだ、誰じゃ!? わしに何のようじゃ!?」
    ロマネバロム「……、……、」
    老人「なんじゃ、急に紙とペンなど持ち出して……、む?」
    「……『御機嫌よう。こんなに月が真っ赤な夜に、あなたはどうして現れたんだい?』」
    ロマネバロム「……。」
    老人「わしはこの森の奥に用事があるんじゃが……。」
    老人「なに? 『声を出すと正体がバレるということを学んだので、筆談でも許してもらえるかな?』」
    ロマネバロム「……。」
    老人「お、おお。そんなに深々とお辞儀せんでも。」
    ロマネバロム「『本当ならば、付属機構を用意するところだが、この国じゃガラクタなんて落ちていやしないんだね。』」
    老人「ふぞくきこう?」
    老人「まあ、筆談でも何でも構わんよ。もちっとだけ、字を大きくしてくれるとありがたいんじゃがの。」
    ロマネバロム「……!」
    ロマネバロム「『これは失敬。』」
    老人(ものすごく読みやすくしてくれたのう……)
    老人「ところでお前さん、こんな夜更けの森に行ったいなんの用なんじゃ?」
    ロマネバロム「『散歩。』」
    老人「夜の森の散歩なんぞ、危険じゃぞ。この辺りはまだ癒術士も来ていないんじゃ。」
    ロマネバロム「『けれども、僕にとっては何だって新鮮だ。』」
    ロマネバロム「『危険だという点は僕も承知している。だからこんな、物語の登場人物みたいな恰好をしているわけだ。』」
    老人「……。」
    ロマネバロム「『あなたは、危ない夜更けの森に一体何の用があるんだい?』」
    老人「花を摘みに行くんじゃよ。今日のような月明かりの夜にしか咲かない花じゃ。」
    ロマネバロム「『初耳だ! 一体何て花?』」
    老人「名前は分からん。まだ図鑑に載っていないんじゃよ。」
    ロマネバロム「『素晴らしい!』」
    ロマネバロム「『図鑑に載ってない! 何ていい響きだろう。僕も俄然、その花が見たくなったな。それって一体どこに咲いているの?』」
    老人「お前さん、わしの孫みたいに喜ぶのう。」
    老人「ほら、こっちじゃよ。頭を引っかけんように気を付けるんじゃな。」
    ロマネバロム「『あなたは植物学者?』」
    老人「それを言うなら、わしの孫じゃよ。花に興味があるのは孫なんじゃ。」
    老人「その花ものう、最近この森で見かけられたと新聞に書いてあったらしくての。それからずっと見たいと言っておる。」
    ロマネバロム「『だからあなたが、その花を摘んできてくれと頼まれた?』」
    老人「……。」
    老人「わしは子供の頃、あまり家から出ん子供じゃった。あの頃、村の外は今以上に危険じゃったが……、」
    老人「それにしても、わしは村の外を危険だ、出て行ってろくなことはない、と信じ込んでいた。」
    老人「この歳になって、孫ができて、やっと気づいたんじゃよ。あの村の外を知らずにいようとしていたあの頃が、何と勿体ない時間だったかと。」
    ロマネバロム「……。」
    老人「わしは後悔をしとるのかもしれん。」
    老人「じゃからかのう。孫が見たいと思うものを、見せてやろうと思ったのは……、」
    「キュィィ……!」
    老人「ぬおっ! モンス……、」
    「トァーッ!」
    ロマネバロム「……。」
    老人「鎖で補強した……、ワイヤーかの? こいつで、わしらをこの木の上まで吊り上げてくれたのか?」
    ロマネバロム「『拾い物だけど、上手いだろう?』」
    「キュキュ……?」
    老人「おお、わしらを見失ってくれたようじゃの……。これならあの丘の向こうまで……、」
    ロマネバロム「……。」
    ロマネバロム「『ご老人、スリルってお好きかい?』」
    老人「すりる?」
    ロマネバロム「『この木の上から、ワイヤーで飛び出せば地上に降りずに目的地に行ける。合理的で刺激的なルートじゃないか?』」
    老人「待て待て待て!? それ以前に無理だとは思わんか!?」
    ロマネバロム「『思わないよ、だってできるもの。』」
    ロマネバロム「『怖かったら、僕に掴まっていてね。離しても助けられるけど。』」

     

    <花畑>

    ロマネバロム「……。」
    老人「おおっ! これじゃ! この花じゃ!」
    老人「ほれ、お前さんも見てみるかの?」
    ロマネバロム「……。」
    老人「何を見とるんじゃ? この花以外に咲いとる植物は、そこまで珍しくはないじゃろう?」
    ロマネバロム「……、」
    ロマネバロム「『僕の故郷では、一面の花畑なんてものは、色褪せた白黒の写真で見るものだったんだ。』」
    ロマネバロム「『知らなかった! 現実の花畑って、こんなに不規則な色遣いで、匂いも品種も入り混じっているんだね?』」
    ロマネバロム「『図鑑にない花……それも素敵だ。でも僕はこの花畑の方が気に入った! こんなに広大じゃ、花束にもできやしない!』」
    老人「……。」
    老人「お前さんは、一体どこからやって来たんじゃ?」
    ロマネバロム「『世界の果て。』」
    老人「世界の果て!?」
    老人「そ、想像がつかん。一体どんなところなんじゃ?」
    ロマネバロム「『どこにでもある街さ、本質的にはね。』」
    ロマネバロム「『僕はそこから生まれてきた。一人でこの森まで旅してきたんだ。』」
    老人「……知り合いはおらんかったのか?」
    ロマネバロム「『挨拶はしてきたよ、国を発つ前には。僕の面倒を見てくれた人たちにも、路地裏の子供たちにも。』」
    ロマネバロム「『あの奇術師みたいな人は……どこに行ったんだろう。一声かけたかったけど、あの後、直接は会えずじまいだったな。』」
    ロマネバロム「『きっとどこかであの日みたいなことをやっているような気がするから、気がかりではないけど。』」
    老人「……。」
    老人「お前さん、寂しくないのか?」
    ロマネバロム「『時々。』」
    老人「故郷を一人で発って、後悔したことは……、」
    老人「後悔する日が来るとは、思わんのか?」
    ロマネバロム「『分からない。』」
    ロマネバロム「『でも、いいんだ。一瞬先の僕が心から後悔したところで。』」
    ロマネバロム「『今の僕はときめいているんだよ。あなたがありふれていると感じる、この花園にすら。今はそれでいいと思うんだ。』」
    ロマネバロム「『素晴らしいことなんだよ。今この瞬間、心が満ち足りていることって。』」
    ロマネバロム「『だって、こんなに満ち足りたまま、新しい輝きを求めにいけるんだから。』」
    老人「……。」
    ロマネバロム「『ご老人。』」
    ロマネバロム「『人生に無駄な時間なんて一秒だってないよ。どの一瞬も全て、素敵で劇的な一瞬に繋がるほんの一節に過ぎないんだよ。』」

     

    <紹介所にて>
    ♪君の物語
    紹介所のお姉さん「『シュクルの森で新種の植物発見、祖父と孫の絆が見つけた花』……ねぇ。」
    紹介所のお姉さん「何か、こういうニュースって見ると心がほっこりするわよね~。」
    「自分たちの知らないところで、素敵なことがあったって分かると、世界って悪くないって気がするよね。」
    紹介所のお姉さん「分かるわ~。」
    紹介所のお姉さん「あら? そう言えば、あなたが今日ユウくんたちとモンスターを癒しに行くのって……。」
    メルク「ユウさん、忘れ物はないのですよ?」
    ユウ「ああ、大丈夫だ。……多分。」
    メルク「一抹の不安がよぎるのですよ。」
    ユウ「あっ、フーは大丈夫なのかな! なっ、フー!」
    フー「勿論。」
    フー「もう出発みたいだ。雑談に付き合ってくれてありがとう、もう行くね。」
    紹介所のお姉さん「ええ。」
    メルク「みゅ? フーさんの新しいしおり、とってもかわいいのですよ!」
    ユウ「花弁が押し花にしてあるんだな。これ、何て花なんだ?」
    フー「……。」
    ユウ「そ、そんなにいい名前なのか?」
    フー「この花の名前はね……、」

     

    <ある村にて>
    少女「ねーねー、見て見て! 本当にあたしたち、新聞に載ってるよ!」
    老人「本当じゃのう。お前がかわいく映っとるわい。」
    少女「……。」
    少女「ねえ、おじいちゃん。夜の森って、本当に危なくなかったの?」
    老人「……。」
    少女「何、これ? 『人生に無駄な時間は一秒だってない』……?」
    老人「筆談の紙を一枚だけもらったんじゃ。花弁を分けてやる代わりに。」
    老人「わしはあの夜、不思議な人影に出会ったんじゃ。まるで物語から出てきた、謎めいて、でも昔から知っているような、誰かじゃった。」
    少女「で、つまり誰なの?」
    老人「う、うーむむむむ! そうじゃのう、強いて言うならお前が最近読んどる……、」

     


    フー「僕も知らないんだ。」
    「ロマネバロムという怪人のような奴じゃよ。」

  • 人間関係
  • 登場ストーリー
  • 他細かいプロフィール(好き嫌い等あれば)
    関連事項等

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