品詞
- 動詞
事物の性質や状態が運動したり発展したりするところを捉えて表す用言
- 形容詞
事物の性質や状態が静止し、変化しないあり方を表す用言
- 副詞
動詞や形容詞による表現にさらになにものかを加える言葉
i.e.文章を別の言葉で引き起こし、奥行き、時間を与える- より具体的に富ましめる
- より抽象的に高める
西欧文明の流入による形容詞の相対的な減少への次善策
- 外国語の形容詞を日本語に訳さず、そのままカタカナとして使う。
例)エキゾチック ペダンチック スノビッシュ
- 二次繋ぎの漢語に<ナ>をつける
例)優雅な 清楚な
- 二次繋ぎの漢語に<…的>をつける
例)積極的 圧倒的 驚倒的
作文技術
修飾する側とされる側
「かかる言葉と受ける言葉はできるだけ直結せよ」
例) 私は田中が加藤が鈴木が携帯を壊したと広めて伝えて理解した。 →鈴木が携帯を壊したと加藤が広めて田中が伝えて私は理解した。
修飾の順序
- 節を先に、句をあとに。
- 長い修飾語ほど先に、短いほどあとに。
- 大状況・重要内容ほど先に。
- 親和度(なじみ)の強弱による配置転換。
参考文献
- 私家版 日本語文法(井上ひさし,1981,新潮社)
- 新装版 日本語の作文技術(本多勝一,2005,講談社)