2023年12月17日に三重県松阪市で「みえ松阪マラソン2023」が開催されました。
それに伴い近鉄では昨年と同様朝に大阪、名古屋からの臨時特急と一般車による無種別の津発松阪行き臨時列車が下り1本運転されたほか、今年は初めて櫛田発伊勢中川行きの臨時列車も上り3本運転されました。
マラソン終了後の上り3本を見に行きましたので簡単に紹介します。
臨時伊勢中川行き7450列車 VC55(右)(松阪にて)
上りの臨時列車は櫛田～伊勢中川間の途中停車駅は松阪のみとなっています。
また、3本とも明星から伊勢中川への送り込み回送を営業化したもので、1本目は伊勢中川発名張行き普通1590列車の送り込みの回送1450列車を営業化したようです。
松阪駅では最近A更新が行われた1230系VC31の賢島行き普通4481列車と並びました。
無種別の臨時列車といえば最近では2022年に「ミジュマルトレイン」を使用した志摩線内の臨時列車などが思い浮かびますね。
臨時伊勢中川行き7550列車 G46(松阪にて)
上り2本目の臨時列車です。
こちらは伊勢中川発四日市行き普通1542列車の送り込みの回送1550列車を営業化したもので、今回唯一の3両編成の臨時列車です。
車両の行先表示については一貫して「貸切」表示とされています。
臨時伊勢中川行き7552列車 VC67(松阪にて)
最後の臨時列車です。
回送1552列車の営業化で、伊勢中川到着後は折り返し賢島行き普通4681列車となります。
ラッピング列車「とばしまメモリー 波の章」のVC67の充当は運用情報からの推測では想定外だったので驚きました。
松阪では大阪上本町行き特急1502列車の待避を行うため、この臨時列車のみ7番線発着とされました。
1502列車はこの先伊勢中川と布施で後続特急に追い抜かれる
ことで有名で、臨時7552列車も伊勢中川には1502列車の停車中に到着するというダイヤになっていました。
動画の切り抜き画像ですが普段の回送1552列車と同様に後方車両には車掌が乗務しておらず、貸切表示でワンマン運転という何から何まで珍妙な列車でした(笑)
櫛田駅での混雑緩和のために設定された今回の上り臨時列車ですが、なかなか面白い運行形態なので来年以降の運転にも期待したいところです。
