白神 澪奈(しらがみ れいな)

Last-modified: 2024-05-02 (木) 21:38:03

情報

異名【京の古豪】【四代目会津虎鉄】【触らぬ白神】
性別女/女
性格濃厚
人称ウチ/あんさん
年齢95歳
生年月日1928年3月16日
体格170cm/47kg
容姿pixai-1742459509701599475-3.png
好き京都の街
得意サイコロ賭博
嫌い京の街を荒らす者
苦手濃い菓子
出身京都
所属三代目錦政会/会津虎鉄会・総裁
位階SSS

日本最大の極道組織「錦政会」の若頭補佐にして京都を根城とする老舗極道組織の四代目会長。会長職からは既に引いて総裁の役職に就いおり五代目体制で動いているが、組織の実権は総裁の彼女にある。背中の刺青は初代会津虎鉄も入れていた小町桜。
会津虎鉄会は幕末の侠客「会津虎鉄」こと白神仙吉が結成した組織で、彼女は二代目である白神卯之松の隠し子だった。三代目となる卯之松の正統後継者が戦後間もなく死亡し名跡が途絶えかけたものの、白神親子の血を受け継ぐ彼女が周囲の意向を受けて会津虎鉄会の名跡を受け継いだ。周辺組織からは「触らぬ白神、祟りなし」と言われる超武闘派で、虎鉄会の中にも特に優れた武闘派が8人おり「虎鉄会八人衆」と呼ばれている。
京都の女性らしいファッションスタイルに加え、はんなり言葉で喋る穏やかな性格で武闘派どころか極道にすら見えないが戦闘時は瞳孔が窄まり見るからに狂人の顔つきになり、口調もそれらしいものになる。狡猾な策略家として知略に長け、戦略的に事を進めて最後に金や武力で一気に敵を叩き潰すという油断のならない人物であり、錦政会四天王の柳川からは「平気で人を欺くヤクザ」と言われる。キレるとドスで舌などの切られたら想像を絶する痛みを伴う箇所を躊躇いなく切断する残忍さも持っている。また、金が無いと任侠も成り立たないという考えを持っており、任侠寄りである錦政会の中でも力と金への執着心が一際強い。強制売春・恐喝・人身売買・詐欺など外道と言える様々なシノギに手を出しているが、詐欺や恐喝の対象は金持ちだけを狙う、売春は借金返済の出来ないホストのみ、麻薬販売は「ヤクの手出しは人として終わり」という理由で行わない等、汚い面はあっても真の外道ではない。良くも悪くも外道ヤクザと任侠ヤクザの中間に位置する人物であり、他の幹部と比べて錦政会の負の側面を大きく請け負っている。
京都人として京都への愛は人一倍強く、京都に関連する事を馬鹿にされると直ぐ怒り出す。京の街や人間を傷つける者は例えカタギや外人でも容赦しない。それ故に京都の文化財に平然と悪戯を加えたりする若者を嫌い、京都の建物に蛮行を働いた大学サークルメンバーを粛清した事もある*1会長からは「裏稼業でありながら愛郷者でもあった」と評される。
古流武術に由来する剣術を得手としており、祖父が愛用した「長曽祢虎徹」を得物とする。雷や閃光と称される異様な踏み込みや斬撃・刺突の速さがずば抜けており、煙幕や苦無といった小道具も有効活用する。狭所での戦闘も想定してドスも常に持ち歩いており短刀術も抜かり無い。しかし彼女の神髄は古流武術由来の雷を操る力にあり、異能を使わずとも雷を纏って攻撃する事が出来る。シンプルながらずば抜けた攻撃手段を持ち、確実に躱したと思った攻撃が実は躱せておらず突如帰ってくる等、まさに錦政会トップクラスに相応しい実力者である。同じ長物使いである柳川とはパワーでは柳川の方が強く、スピードでは彼女の方が上である事が判明している*2

白神伝説・七条警察署襲撃事件

敗戦後の1945年12月に京都師団軍用砂糖の闇市場横流し事件があり、台湾人三人が京都府警に容疑者として逮捕された。それを契機として釈放を求める者が大挙して五条署へ乱入するなど治安が乱れていた。
1946年1月18日、京都府七条警察署はヤミ米買出しをしていた朝鮮人を物価統制令違反として現行犯逮捕した。連行途中、犯人は隙を見て逃走「朝鮮人連盟京都本部出張所」に逃げ込んだ。警察は引渡しを要求したが『我々は戦勝国民である。敗戦国の警察の言う事など聞かない』として朝連側は拒否した。1月24日、朝鮮人40人が七条警察署に押しかけ署長に抗議した。また、終戦直後より朝鮮人と対立していた被差別部落出身の的屋・博徒は「不良在日外国人、七条署に押しかける」の報に接し急遽500人が警察の応援に駆けつけた。このとき的屋の側には朝鮮人排除を助ける事で警察に恩を売り、その見返りとして闇市で自分達への取締を加減して貰おうという意図があった。そして署長が朝鮮人に手錠をかけられようとしたとき署員と共に的屋・博徒も署長室になだれ込み朝鮮人を実力で排除した。
朝鮮人は反撃の為に約700人を集結させ、七条警察署側は虎鉄会に応援を要請、朝鮮人による京都での横暴な立ち振る舞いや日本を馬鹿にする発言に腹を立てていた彼女が子分に待機命令を出し自ら「全員殺す」と単独で七条署に待機、朝鮮人連盟の集団が見えるやいなや長曽祢虎徹を抜いて突撃し七条警察署近くの京都駅前で朝鮮人連盟を迎え撃ち壮絶な死闘となった。この死闘で朝鮮連盟側に700人全滅と言われる死者を出し、それに乗じた京都の極道組織が一団となって朝鮮人連盟京都本部出張所に殴り込みを掛けて壊滅させ、京都ヤクザは戦後京都の英雄となった。当時占領軍統治下でもあり警察には治安能力がなく極道組織と合同しての治安維持であった為である。僅か18歳、極道としてのキャリアは2年に過ぎないにも関わらず単独で700名を斬り殺した彼女の強さは後々にまで伝説となり"触らぬ白神に祟りなし"と極道界隈で恐れられるようになった。

台詞

  • 「いちびりよって、ええ加減にせえよ。銭にもならへん事しよってからに」
  • 「あんまり虎鉄会をねぶりなりなや…ウチみたいな女は怒ったら怖いさかい…」
  • 「この稼業でメシ食べとる者も大勢おりますさかい。もしそれらがメシ食えへんようになったら、あんさんらもメシ食えへんカラダになって貰いますえ…」

変質異能【怪力乱神(カイリキランシン)

位階:SS等級:classX系統:ジョーカー

怪力乱神とは人間の理性で説明のつかないような不思議な現象、事物の例え。火炎・雷撃・飛行・毒・魔法・召喚術など様々な妖術を使い、鬼を彷彿とさせる凄まじい怪力を発揮したりと超常的な現象を次々と引き起こす。

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Tag: 帝愛 あべを


*1 ある県の大学の不良サークルが京都に来た際に重要文化財に落書きをしたり滞在先の旅館で騒ぎ回り設備を破壊する等の迷惑行為をしていた。その旅館が会津虎鉄会のケツモチであったため即座に連絡が入り、館長の手引きで虎鉄会の構成員1人が粛清に動きサークルメンバー15人をドスで斬殺した
*2 もちろん実戦ではなく錦政会の内部における戦闘訓練の場ではあるが