各シミュレーターやサーバーによってルールが定められていますので、詳細はそちらをご参照ください。
ここでは一般的なマナーや、特に”良い”とされるマナーをご紹介していきます。
1.走行前の準備
レースが行われるサーバーの注意事項、ルールなどをしっかりと読みましょう。
その日に行われる組み合わせを事前に走っておきましょう。
コースの走り方、車の動かし方をできるだけ理解して、連続で周回してみましょう。
安定して周回ができるようになればベストです。
ある程度レースに慣れてきたら、タイヤの消耗や燃料消費を考慮して、戦略を立てて見るのもいいかもしれません。
また、インターネット回線のチェック、有線での接続をしておきましょう。
2.サーバーに入ってから
大抵のシムにはチャット欄があります。
入室した際に「konbanwa-」等の挨拶をしておくと良いです。
3.予選
予選には大きく2種類の方式があります。
1)個人予選
参加者それぞれが単独でタイムアタックを行い、ベストタイム順でスターティンググリッドが決定されます。
2)オープン予選
レースに参加する全員が一斉に走ってタイムアタックを行い、ベストタイム順でスターティンググリッドが決定されます。
※オープン予選での注意事項
オープン予選では、タイムアタックをしている車両の妨害をしない事がマナー上とても重要になります。
ケース1:自分がタイムアタック中では無い場合
・タイムアタック中の車両が近付いてきたら、速やかに避けてアタック車両の邪魔をしない様にしましょう。
・ブルーフラッグを振ってくれるシミュレーターであれば、フラッグを見落とさない様に注意しましょう。
ケース2:自分がタイムアタック中の場合
・後ろから速い車が来ても、無理に譲ってアタックを止める必要はありません。(後ろの人も、距離を上手く空けられなかったので仕方がない)
・自分よりも格上の相手であれば、最小限のロスで相手を先行させて、スリップストリームを使って追走する事で、実力以上の予選結果を得られる事もあります。
4.決勝レース、バトルの仕方
1)コーナーでのオーバーテイクについて
基本的には、コーナーに進入する際、ステアリングを切り始める”ターンイン”の動作の時に、相手と自分がどのような位置関係になっているかでどちらの車両に事故の責任があるか、判断します。
(以下、iRacing KMR-Cupのルールより抜粋) https://www.racingsim-kmr.com/iracing-kmr-cup-2019s3/
ケース1:ターンインまでの間に、一部でも車両が並んでいた場合
〇お互いのラインを尊重してください。(インを閉めないでください)
×インを閉めて接触が発生した場合は、先行車が事故の発生原因となります。
×追い抜き車両が大きくレコードラインを外れてアウト側の先行車に接触した場合は、追い抜き車両が事故の発生原因となります。
ケース2:ターンインまでの間に、車両が並んでいない場合
〇先行車のラインを尊重してください(追い抜き車両はイン側に並ばないでください)
×インに飛び込んで接触が発生した場合は、状況によって追い抜き車両が事故の
発生原因となります。
ケース3:クリッピングポイントを超えた時点からコーナー終了までの間に車両が並んだ場合
〇お互いのラインを尊重してください
(先行車は追い抜き車両をコース外に追い出さないでください)
×先行車が追い越し車両をコース外に追い出したり、接触が発生した場合は、先行車が事故の発生原因となります。
2)レース中の旗表示で特に注意する事
①イエローフラッグ
旗の表示中は追い越し禁止です。誤って前走者を追い越した場合は直ちにポジションを戻してください。
②ブルーフラッグ
・周回遅れとなり、後ろから車両が近付いてきた場合は、なるべくタイムロスにならない様に、後ろから来た車両を先行させてください。
(抜かれない様に頑張るより、コーナー手前のストレートで相手を先行させて、後ろから付いて行く方が自分も速く走れたりします )
・周回遅れの車両に追いついた場合は、周回遅れ車両の動きを読み、無理のない場所でオーバーテイクしてください。
(優先権は追い抜く車両側にありますが、当然、周回遅れ車両もレースで順位を争っています。)
3)ストレートでの進路変更について
1つのストレート中に進路変更が出来るのは1回までです。
コーナーギリギリで進路変更するのではなく、早目にインかアウトかを選択する方が追突されるリスクを低減できます。
5.レース後(+心がけ)
オンラインのレースでは、相手がどんな人物なのか見えないという事もあり、お互いが攻撃的になりやすいという面があります。
どんなにひどいクラッシュに巻き込まれたとしても、相手は人間ですのでミスをしてしまう事もあります。
非難して相手を攻撃するよりも、”もっとこうすれば良かった”とアドバイスをして、お互いのレベルアップに繋げましょう。
アドバイスを受ける側は、”自分は悪くない”と思い込まずに、”事故にならない様にするにはどうしたら良かったか”という観点でリプレイ映像をよく見てみましょう。
きっと反省点や改善点が見つかるはずです。
(どちらが悪かったかという議論は当人同士で行わず、運営に任せましょう)